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ヘンな日本美術史 の商品レビュー

3.9

94件のお客様レビュー

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2013/04/10

美術史にも興味はあるけど、なんといっても大好きな山口晃氏著なので更に気になる。きっと書店で見つけたら購入します。

Posted byブクログ

2013/03/23

山口さんの描く絵が好きなので、読んで見ました。 美術展に一人で行くことが多く、解説に書いてあることだけじゃなくて、この絵が好きだとか、これはどうかと思うとか、他の人がどんなことを考えて見ているのか知りたいと思っていた私にとって、刺激的な本でした。絵を描く方が、その豊かな知識に基...

山口さんの描く絵が好きなので、読んで見ました。 美術展に一人で行くことが多く、解説に書いてあることだけじゃなくて、この絵が好きだとか、これはどうかと思うとか、他の人がどんなことを考えて見ているのか知りたいと思っていた私にとって、刺激的な本でした。絵を描く方が、その豊かな知識に基づいて、個人的な感想を言っている。おもしろかったです。

Posted byブクログ

2013/03/23

<画家の視点から日本美術史をナナメに見る> 伝統的手法を取り入れつつ、過去と現代の風俗が混じり合う細密な絵で知られる画家、山口晃。 緻密でありながら、遊び心もある絵である。 そんな山口晃による、日本美術史。網羅的・体系的な解説ではない。カルチャースクールでの講義にプラスαした...

<画家の視点から日本美術史をナナメに見る> 伝統的手法を取り入れつつ、過去と現代の風俗が混じり合う細密な絵で知られる画家、山口晃。 緻密でありながら、遊び心もある絵である。 そんな山口晃による、日本美術史。網羅的・体系的な解説ではない。カルチャースクールでの講義にプラスαしたものだそうだ。 白描図や雪舟や明治の絵などについて、描き手がどのような時代背景の中で何を考えて描いていたのかを、著者の想像を含めて再構成していくような感じである。 「山口晃眼鏡」を掛けて見た、日本美術の数シーンといってよいだろう。 雪舟論と洛中洛外図論がめちゃくちゃおもしろかった。 三次元のものを二次元にする際に、西洋絵画と日本絵画ではそもそも発想が違っていたというのが興味深い。*もしかしたら吉田初三郎の鳥瞰図みたいなところにもつながっていく話なのだろうか・・・? これを読んだからといって日本美術史に大変詳しくなるわけでも、もちろん絵が上手になるわけでもない。が、現役の画家さんというのは、例えばこのように絵を見ているのか、というのが何だか新鮮である。 自分で絵が描けなくても「いや、わし、絵、ヘタですけん・・・」といじいじすることもない。何だか脳味噌の普段使っていない部分が伸びたり縮んだり、よいストレッチになったなぁと思うことであった。 著者前書きに「やあ、色んな絵が在って面白いぞ、先達は凄いなぁ、ようし自分も頑張ろう」とある。それに倣って言えば「ほう、色んな知らない絵もたくさんあって何だか面白い、よしよし、自分も今後、あれこれ見てみよう~」というところだ。

Posted byブクログ

2013/03/14

日本画をよく知らない人でもわかりやすく、面白く書いてあって読んでいてきもちいい。絵を描くことが趣味の人は自分の描くもの、目指すものとの差などと比較できてより面白いのではないでしょうか。コマで割られていない漫画って描けるんだろうか...描いてみたいなー

Posted byブクログ

2013/02/12

以前からの疑問、氷塊の一冊。教科書でしか知らないが、なんか変な絵だなあと思っていた雪舟のすごさを納得。鳥獣戯画や頼朝像の謎も、画家の技法解説でわかりやすい。実にきちんとした評論で、こういう本は珍しい。

Posted byブクログ

2013/02/09

凄い!日本画を描く山口晃氏を講師とした 日本画の面白い見方。 なかなか飄々とした方です。 日本画展はあまり見に行かないけれど これから機会があれば行ってみたいなと思うようになりました。

Posted byブクログ

2013/02/06

日本絵画に全く興味ありませんでしたが、山口昇さんの作品が好きなので読んでみました。日本絵画に興味を持つきっかけになったと思います。さっそく国立博物館へ行き雪舟の秋冬山水図を見に行っちゃいました。名前の出る全ての絵の写真が載ってるわけではないのでスマホで調べながら読みました。あと、...

日本絵画に全く興味ありませんでしたが、山口昇さんの作品が好きなので読んでみました。日本絵画に興味を持つきっかけになったと思います。さっそく国立博物館へ行き雪舟の秋冬山水図を見に行っちゃいました。名前の出る全ての絵の写真が載ってるわけではないのでスマホで調べながら読みました。あと、私が無知過ぎて登場する芸術家がいまいちピンときませんでした。

Posted byブクログ

2013/01/28

日本美術の愛おしいところが抽出されてる。これの他に白隠の関連本を読んでから白隠展を見に行くつもり! 山口さんの絵師としての視点がユーモア溢れる文章で楽しく読破。ラブ日本美術。

Posted byブクログ

2012/12/30

画家の目で見た日本美術史。徹底的に絵描きの実感にこだわり、従来の見方にとらわれないないアプローチは感動的である。西洋画に接した以降の日本画が「ヘン」なのは、良く理解できた。

Posted byブクログ

2012/12/27

美術史家でなく、画家が描いた美術史の本。山口晃氏が平安~近代までの作品について、独自の切り口で語る。その絵が書かれた時代背景や成立過程はそれ程掘り下げておらず、絵そのものから直接情報をぐいぐい引っ張り出す感じの、画家ならではの図像解釈には引き込まれるものがあった。

Posted byブクログ