

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2012/11/02 |
JAN | 9784396614379 |
- 書籍
- 書籍
ヘンな日本美術史
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ヘンな日本美術史
¥1,980
在庫あり
商品レビュー
3.9
94件のお客様レビュー
日本美術史とタイトルにはあるが、 日本美術史の流れではなく、 作者の視点の根底は、 西洋の遠近法からの写実に対して、 いかに古来の日本美術は、 人間の印象(イメージ)を重視し、その中で 空間のバランスをとり、自由さと遊び心、 工夫があったかという事を 鳥獣戯画、雪舟、洛中洛外図...
日本美術史とタイトルにはあるが、 日本美術史の流れではなく、 作者の視点の根底は、 西洋の遠近法からの写実に対して、 いかに古来の日本美術は、 人間の印象(イメージ)を重視し、その中で 空間のバランスをとり、自由さと遊び心、 工夫があったかという事を 鳥獣戯画、雪舟、洛中洛外図、河鍋暁斎 の絵から解説している。 誰もが知っている遠近法を、もはや 無視して作品を作るのは、難しい。 たとえ古来の日本の美術の手法で描いても、 作者には、いやらしく感じてしまうとのこと。 3次元を2次元に表現する事は、所詮、嘘。 嘘だが、見る人の心に何かしらの真実の像を 結ぶようにすることが大切ではないかと。 作者も常にその点を暗中模索しながら、 自分のスタイルを確立していった画家 さんなんだろうと思った。
Posted by
美術のことなんてちっとも知らないので 知らないお名前が沢山出てきた。 もちろん初めて見る絵も沢山あった。 だが、やっぱり鑑賞するポイントがわかると ふむふむ、面白いもの。 洛中洛外図がいまでいう地図的なもの だったなんて、読むまで考えもしなかった。 そういわれれば、そうだなと...
美術のことなんてちっとも知らないので 知らないお名前が沢山出てきた。 もちろん初めて見る絵も沢山あった。 だが、やっぱり鑑賞するポイントがわかると ふむふむ、面白いもの。 洛中洛外図がいまでいう地図的なもの だったなんて、読むまで考えもしなかった。 そういわれれば、そうだなと思うんだけれど。 この本の面白いところは著者がなかなか 毒舌なところ。 「へた上手い」んじゃなくて「へたくそ」って 言いきっちゃったりする。 でも、そこに至る経緯なんかを含めて ちゃんと評価してある。 美術本、結構面白いな。 これから読んでみよう。
Posted by
面白かったです。概観したい人には向かないが、一定日本美術史を踏まえて読むと、新たな見方や作家ならではの鑑賞があることによさを感じるだろうと思います。文中で言及している作品の図版がもう少し拡充されていると嬉しかった。
Posted by