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幕末史 の商品レビュー

4.1

101件のお客様レビュー

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2014/09/03

講演内容を元にしているので、文章が口語調になっていて読みやすい。薩長史観ではなく、尊王攘夷がいつしか開国になっていく流れを、もしかしてありえたかもしれない流れを潰したのは誰か、という反薩長史観で描く。

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2014/08/19

嘉永六年六月、ペリー率いる米艦隊が浦賀沖に出現。。新政府が樹立され、下野した西郷隆盛は西南戦争で城山の地に没すまでの波乱に満ち溢れた二十五年間と歴史を動かした様々な男たちについての解説書。 函館・五稜郭へ行くことがあり、その事前学習のために歴史を復讐したいなと思い購入。前々から評...

嘉永六年六月、ペリー率いる米艦隊が浦賀沖に出現。。新政府が樹立され、下野した西郷隆盛は西南戦争で城山の地に没すまでの波乱に満ち溢れた二十五年間と歴史を動かした様々な男たちについての解説書。 函館・五稜郭へ行くことがあり、その事前学習のために歴史を復讐したいなと思い購入。前々から評判も良く気になっていたのでいい機会になりました。語り口調でとても分かりやすいです。元々知りたかった新撰組や戊辰戦争についてはかなりあっさりとした記述しかなく残念ですが、それについては別の資料を買ったし大まかな流れを知る意味ではとても勉強になる本。大久保利通や西郷隆盛、木戸孝義らの人間性については全く知らなかったので新鮮でした。明治維新というより革命だったというあの時代の中、日本が歩んできた道に多くの偶然が重なっていたのだなと思いますし、歴史って本当に面白いものだと実感しました。

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2014/08/05

戦国時代とともにとても興味のある幕末、「龍馬がゆく」「最後の将軍」など史実に基づいての小説が数多くあるが、そこは小説、多少の誇張や面白おかしく描いたフィクションのエピソードがあるはず。しかしこの本は事実を事実として描きながら、作者の思い入れ、登場人物の好き嫌いを隠さずに書いている...

戦国時代とともにとても興味のある幕末、「龍馬がゆく」「最後の将軍」など史実に基づいての小説が数多くあるが、そこは小説、多少の誇張や面白おかしく描いたフィクションのエピソードがあるはず。しかしこの本は事実を事実として描きながら、作者の思い入れ、登場人物の好き嫌いを隠さずに書いている。その作風にとても好感が持てる。これだけ細かく幕末から明治への激動期を書くとつまらない事件の羅列になりそうだが、半藤氏の文章は落語や講談を聴いているような(聴いたことないけれど)面白さにあふれている。歴史好きな誰かに勧めたくなる作品だ。

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2014/07/28

筆者曰く「反薩長史観」の幕末史。 貧窮する公家をそそのかして革命(討幕)を企て、戊辰戦争で他藩に無用な喧嘩を吹っ掛け、革命後のビジョンもないまま(天皇中心国家は後付け)政府内のゴタゴタで国家統一を遅らせたと手厳しい。 ペリーの来航の嘉永8年(1853)から明治11年(1878)ま...

筆者曰く「反薩長史観」の幕末史。 貧窮する公家をそそのかして革命(討幕)を企て、戊辰戦争で他藩に無用な喧嘩を吹っ掛け、革命後のビジョンもないまま(天皇中心国家は後付け)政府内のゴタゴタで国家統一を遅らせたと手厳しい。 ペリーの来航の嘉永8年(1853)から明治11年(1878)までの流れを分かり易く解説した一冊。

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2014/07/15

ペリー来航から大久保利通暗殺までの20数年のこれだけの史実があったのかと改めて驚かさせる。またこの短い時間で国が大きく変わり、若い日本人が国を民を動かす力が凄い。

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2014/06/03

主人が夢中で読んでいて、おススメされて読み始めた。 そこそこ面白いけれど、続きが気になって一気に読む感じではなく、数か月の長期にわたって通勤鞄の中に陣取っていた。 通勤電車で読んでいたが、7~8分づつで乗り換えなので、そもそも本を広げない事も多く、進まなかった。 幕末~西南戦争...

主人が夢中で読んでいて、おススメされて読み始めた。 そこそこ面白いけれど、続きが気になって一気に読む感じではなく、数か月の長期にわたって通勤鞄の中に陣取っていた。 通勤電車で読んでいたが、7~8分づつで乗り換えなので、そもそも本を広げない事も多く、進まなかった。 幕末~西南戦争の頃のことが講談調でつづられており、 理解が深まった。 しかし、藩閥とか権力闘争とか、ほんと嫌になる。 この後の日清・日露戦争で活躍した人物たちも 少し登場しはじめており、へ~、と思いつつ読んだ。 …幕末に興味ない人様におススメできる類の本ではないけれど、一応読書記録として残しておく。

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2014/05/27

読みやすい文体で幕末の流れが語られ、読みやすかった。昭和史も面白かったので、日露戦争史も読んでみたい。

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2014/03/02

あまり知識がない状態で読んだわけだけど、通史として流れが何と無くわかった。あまりこれまで触れたことのなかった幕末史をもう少しよく勉強してみようかなと思う。

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2014/02/14

司馬遼太郎と接し、戦争を知る歴史雑学家、半藤サンが幕末日本史を講義した記録。時代はペリー来航に始まり、西南戦争で終わる。 氏の軽い語り口とたびたびの脱線話が楽しい。「薩長はくそったれで勝海舟は逸材だ」とのことのようだ。 同じシリーズの「昭和史」もそうだが、学生の日本史学習には...

司馬遼太郎と接し、戦争を知る歴史雑学家、半藤サンが幕末日本史を講義した記録。時代はペリー来航に始まり、西南戦争で終わる。 氏の軽い語り口とたびたびの脱線話が楽しい。「薩長はくそったれで勝海舟は逸材だ」とのことのようだ。 同じシリーズの「昭和史」もそうだが、学生の日本史学習にはもってこいのテキストだ。幕府が滅び、明治新政府ができる。教科書で述べられる数行のことが歴史的にどれほどの意義があり、大変だったかを知ることができる。

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2014/02/02

従来の幕末史を薩長史観による一方的な史実と論じ、新たな視点を提供してくれる一冊。現れては消える人材。その行動が絶妙なタイミングで紡ぐ歴史。いや、寧ろ、タイミングが合わなければ史実に取り上げられないのだから、歴史とはそのようなものか。

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