あと少し、もう少し の商品レビュー
中学駅伝部6名とスポーツを全く知らない女子顧問の物語。それぞれが主役の回があり、それぞれが悩みを抱えながら襷を繋いでいく、青春時代の様子が、うまく描写さらてる最高の物語。
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中学校対抗の駅伝に挑む6人の、葛藤や成長。 お互いの存在が、弱さや脆さがある一人一人を高めているステキな仲間。 部活の苦しくて楽しかった思い出が、読むうちに重なってくる作品でした。学生時代に、この本に出会いたかったなぁ。
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上原先生がいいですね〜 もちろん選手もそれぞれ味があっていい あさのあつこか?・・・と おもしろかった
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自分のためにだけで無く、人のために努力するとさらに力が湧いてくる。 登場人物の一人一人に悩みがあり、劣等感を持っているが、周囲にはそんな気持ちを見せないように振る舞っている。そして、自分に無いものを持っている人物を羨ましく思っている。 そんな気持ちになったことが、誰にだってある。...
自分のためにだけで無く、人のために努力するとさらに力が湧いてくる。 登場人物の一人一人に悩みがあり、劣等感を持っているが、周囲にはそんな気持ちを見せないように振る舞っている。そして、自分に無いものを持っている人物を羨ましく思っている。 そんな気持ちになったことが、誰にだってある。 けれど、自分が人を羨ましく思っているように、人は自分に対して羨ましく思っているものなのかもしれない。なぜなら、みんな気持ちを見せないように振る舞い、羨ましく思っていることなんて、伝えないのだから。気づかないけれど、羨ましく思われていることだってあるだろう。 そんな登場人物達を見ていて、自分の劣等感は、人にとっては案外大したものではなく、場合によっては良い風に捉えられているのかもしれないと思った。 きっと誰にだって、良さはある。 そんな良さのある人たちが、それぞれを想い、懸命に努力することは素晴らしい。 この本を読み、励ましてもらったように思う。
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先に続編を読んでしまい、前の話があると知って購入しました。陸上がテーマの小説はいくつか読みましたが、今まで色んな作品で感じたタスキやバトンを繫ぐ面白さは、この本でも十分に感じることができました。主人公が中学生ということで、一般的に男子は女子よりまだ幼いイメージかなと思うのですが、...
先に続編を読んでしまい、前の話があると知って購入しました。陸上がテーマの小説はいくつか読みましたが、今まで色んな作品で感じたタスキやバトンを繫ぐ面白さは、この本でも十分に感じることができました。主人公が中学生ということで、一般的に男子は女子よりまだ幼いイメージかなと思うのですが、皆自分自身の性格や生い立ちと向き合い、駅伝を通してメンバーと心を通わせる中で、少しずつ自分の中のもやもやと折り合いをつけて前に進んでいく流れがとても爽やかでよかったです。最後は本当にハラハラして、一気読みしてしまいました!
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自分も変わりたい気持ちと、そのままでも大丈夫だよという気持ちと、とにかく何かに一生懸命になりたいという気持ちになった
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中学駅伝の1区〜6区までの走者を1人ずつ主役にした連作短編集。6人が他のメンバーとそれぞれ、濃淡はありながらも15ペアの関わりが描かれる。 同じ出来事でも主役が違えば見え方が違ったり、それぞれの人物像が違って見えていたり、かなり面白かった。 この構成の本がもっとあってもよいのに!...
中学駅伝の1区〜6区までの走者を1人ずつ主役にした連作短編集。6人が他のメンバーとそれぞれ、濃淡はありながらも15ペアの関わりが描かれる。 同じ出来事でも主役が違えば見え方が違ったり、それぞれの人物像が違って見えていたり、かなり面白かった。 この構成の本がもっとあってもよいのに!と思いつつも、駅伝というテーマだからこそ際立っていたのかも。 1人だけ2年生の俊介の章が特に好きだった。
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最近、涙腺が緩い。自分の胸のうちを気にかけてくれる人の素直な言葉には、人を救う力があるのだなあとつくづく思う。 人を利用する人。 人をイライラのはけ口にする人。 人をわざと傷つける人。 誰もが自分に親切なわけではないし、愛する人に対しても理解不能なほど無慈悲な態度をとる人もいる。...
最近、涙腺が緩い。自分の胸のうちを気にかけてくれる人の素直な言葉には、人を救う力があるのだなあとつくづく思う。 人を利用する人。 人をイライラのはけ口にする人。 人をわざと傷つける人。 誰もが自分に親切なわけではないし、愛する人に対しても理解不能なほど無慈悲な態度をとる人もいる。 自分を好きにならなくていいから、嫌な気持ちにさせたり、傷つけたりする人がこの世からいなくなってくれたらどれだけ生きやすい人生を送れるだろうか……。 3区を読んでいて、自分勝手なことをする大田を叱責したジローをほとんどの人が非難するなか……渡部がジローにいった言葉がなんだかじんとしてしまい気づいたら涙が出ていました。 渡部、本当に良い奴… どの区でも、ちょこちょこと誰かを労り励ます思い遣りの言葉を投げかけています。 思いやって言ってくれているのが伝わる素直な言葉を口にできるのは、素晴らしいことです。 少しネタバレになってしまうけれど、桝井は「きょうだい児」だったんですね。それに加えて、部長という立場で振る舞わなくてはならない。家では「お兄ちゃん」、学校では「先輩」で「部長」。相談できる相手もなく、頼りにできる先輩も顧問もいない。つくづく、どんな人にも弱音を吐ける相手は必要なのだと思います。そして、吐き出せる自分でいることも。 彼らはまだ中学生で、ジローといい桝井といい、子どもの頃から「こうありなさい」と親に言われる環境はなかなか重たいです。子どもが気持ちを押し込められることのないようにあってほしい…… 駅伝で繋がった中学生たち。誰か一人でも欠けていてはここまで来れなかった。そして、上原も。飄々としているように描かれてはいたけれど、本当の胸のうちは、わからない。家に帰ってひっそりと、もしかしたら泣いていたり。悔しがっていたり、したのかも。 本を読んでいて久しぶりに泣けました。やっぱり瀬尾まいこさんは素敵です。
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子どもの読書感想文用。全員キャラがたっていて面白い。ただのスポーツ青春ものではない。人にはそれぞれ事情があるけど、目的に向かう人たちは素晴らしい。
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他人の痛みに気づき気遣う、他人の良いところを認め、自分の心と向き合う、抱えているものを解放しようともがく、走ることを通して襷をつなぐように気持ちをつないでいく、そんな6人の中学生。 ちょっと大人びていて、中学生のイメージが正直浮かんでこなかった。 でもピュアなところはやっぱり中学...
他人の痛みに気づき気遣う、他人の良いところを認め、自分の心と向き合う、抱えているものを解放しようともがく、走ることを通して襷をつなぐように気持ちをつないでいく、そんな6人の中学生。 ちょっと大人びていて、中学生のイメージが正直浮かんでこなかった。 でもピュアなところはやっぱり中学生なんだろうな。
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