あと少し、もう少し の商品レビュー

瀬尾まいこ【著】

2023/05/10

私より軽やかに走っている子供たち。
走っている時の風を感じられる作品だった。

面白い構成になっている。
反発しあい、認め合い、みんなが想い合って
何度も涙が出そうになった。

2023/03/24

どんな話にも２つの側面がある... ぢゃなくって６つの側面? おもしろ!! 個人的にはジローが好き。

2022/12/29

1区　設楽
2区　大田
3区　ジロー
4区　渡部
5区　俊介
6区　桝井
顧問　上原先生

それぞれの中学生のキャラクターが瑞々しく描かれていて、さすが男子を描くのが上手い瀬尾まいこさんだと思った。
しかも襷を渡す様に前後の人との関係が深く描かれている。
顧問の先生はとぼけているけれど芯を突く人物で、これまた瀬尾さんがよく登場させるキャラクターだなと思った（笑）
折角0のプロローグがあったので、最後6区の後余韻としてエピローグも欲しかった。
とは言え、内容としてはとても面白かったので、今回は図書館で借りたけれど手元に置いて再読したいと思える作品だった。

2022/11/14

瀬尾まいこさんの本はすらすら読みやすい。変に読みにくい漢字や表現が使われてないからかな。
県の図書館の「小中学生に読んでほしい本」に入っていましたが、納得です。中学生の多感な気持ちがよく分かる。青春を味わえる本なのでもちろん大人にもおすすめ。駅伝に興味のなかった私も胸熱だったので、駅伝好きな人にも。
登場人物のその後が描かれている本があるようなので、読んでみます。

2022/11/11

瀬尾まいこさんの「掬えば手には」「そして、バトンは渡された」を評価5にしているので、それに比べて評価4.8ぐらいとしているが、間違いなく面白い小説でした。
中学駅伝ということや、瀬尾さんのテイストもあって、同じ駅伝小説の「風が強く吹いている」と比べると熱血さでは大人しい印象はあるけれど、各ランナーそれぞれの想いで目頭が熱くなる箇所はきちんと用意されています。特に、太田、ジロー、渡部の襷を渡すシーン近辺がぐっときました。

瀬尾さん小説は3作品読みましたが、キャラの性格設定や言動が飄々とした雰囲気があって、自分はそれがとても好きです。本作は駅伝テーマなので各登場人物が葛藤や努力する場面も多いですが、それでも各人物がオフの時や、顧問の上原先生のような飄々とした言動が心地よいです。2010年代ぐらいまで瀬尾さんが教職に就かれていたそうなので、だから現代の子どもの空気感、しいては今どきの世代の空気感を上手に描かれているのかななどと思いました。

最後、もうひと感動取れそうな気はしましたが、スラムダンクのように余韻を持たせたままスッパリと終幕しました。

2022/10/02

同じ立場の少年たちに読んでもらいたいけど
表紙がいまひとつ素朴
上原先生の雰囲気ならこれで良いけど笑
文庫版は中学生が好きそうな感じですね(^^;;

他の駅伝小説と比べちゃうのが残念でしたが
構成もストーリーもウソっぽくないし面白く読みました
追記:瀬尾さんは教師の経験をお持ちなんですね
だからなんだ！納得です(^^)
ブクログも好意的なレビューが多くてホッコリしました

2022/09/26

中学最後の駅伝大会に出場する６人は、駅伝に向かいながら自分自身を見つめ直し、気持ちを消化し、襷を繋いでいく。

2022/09/09

良かったです！青春、スポーツ、打ち込めるものがあるだけでも素敵なこと。
一人一人のストーリーが追いかけるように進んでいくので、あのときこの子はこう思っていたのか、という連作ならではの構成が楽しめます。
最後がわからないところがまた良いです。
陸上三部作の中学生版。中学生の親戚に薦めて読んでもらいました。

2022/08/20

久々の瀬尾さん。やっぱり良いですね。
中学校駅伝話だけど、丁寧に繊細に物語が紡がれてますし、青春小説としても良作です。上原先生も良かったです。

2022/07/28

瀬尾さんは好きなんだけど、帯を読むと、熱い青春時代？柔道一直線みたいな？、って、遠目に見てた。
そんなことなかった！(笑)
駅伝を走る各々の物語。
確かに熱い青春時代の話だけど、想像と全然違った。

さすが、瀬尾さんだった！(笑)