間抜けの構造 の商品レビュー
久々にたけしさんの本を読みましたが、テレビやラジオでもおなじみの語り口がいいですね。読むというよりも話を聴いてる感じで、内容がスッと頭に入ってきます。 本書はビートたけしが考える、あらゆる分野における「間」の話で、日常生活から漫才、落語、テレビ、スポーツ、映画と幅広い分野に触れら...
久々にたけしさんの本を読みましたが、テレビやラジオでもおなじみの語り口がいいですね。読むというよりも話を聴いてる感じで、内容がスッと頭に入ってきます。 本書はビートたけしが考える、あらゆる分野における「間」の話で、日常生活から漫才、落語、テレビ、スポーツ、映画と幅広い分野に触れられていて、どれも興味深かったです。 そして、最後は人生の「間」についてですが、たけしさんらしい教養とユーモアに溢れた内容で最後は芸人らしく綺麗なオチをつけたところがかっこ良かったですね。
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家に転がってたのでなんとなく手にとって即読了。ほとんど意味の無い独り言、何でこの本書くことになったんだろう?くらいに思って読んでたけど最後の10ページくらいは少しだけ筆者の人生観トークにほぅと思った。でもまあ、読まなくてもよい本だったかな、やっぱり。
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[バカなこと言うんじゃないよ(笑)というテロップが出てきてひっくり返っちゃった。『(笑)』って、冷静に考えればおかしいだろ。相当間抜けだよ。笑うところかどうかもわからないやつのために、『ここは笑うところですよ』って教えてやっているつもりなのか。そうだとしたら余計なお世話だ。]本文...
[バカなこと言うんじゃないよ(笑)というテロップが出てきてひっくり返っちゃった。『(笑)』って、冷静に考えればおかしいだろ。相当間抜けだよ。笑うところかどうかもわからないやつのために、『ここは笑うところですよ』って教えてやっているつもりなのか。そうだとしたら余計なお世話だ。]本文引用 (笑)の意味を履き違えて、誤った解釈をし、批判している。これこそ間抜け。それをを自らが体現してくれている笑笑 と前半は共感できない部分もあったが、後半の畳み掛けがすごい。特に映画の間の章は感心しながら読めた。
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・間は時と場合はで、使い分ける 漫才はその時の客の反応を見て決める 落語は自分1人で決める→どうやって自分の間合いに客を引き込むか ・間をコントロールする。間をどう活かすか? ・間を制するものは、「お笑い」を制する。 またお笑いだけでなく、スポーツ、落語など、すべてのこと...
・間は時と場合はで、使い分ける 漫才はその時の客の反応を見て決める 落語は自分1人で決める→どうやって自分の間合いに客を引き込むか ・間をコントロールする。間をどう活かすか? ・間を制するものは、「お笑い」を制する。 またお笑いだけでなく、スポーツ、落語など、すべてのことで間が大事 ・討論の最中は相手が呼吸するタイミングで入る ・映画の間の必要不必要のコマは無意識の感覚で判別する ・客観的に状況判断しないと、間が悪くなる ・相対する相手に対し、間が悪くなったら、一旦。間を置く ・日本人はちょっとの間でも埋めようとする ・日本人が得意な間は、かえって新しいものをつくる妨げになる 間だけの話ではなく、たけしさんの芸人、映画人として感覚からの意見もある
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間抜けの構造 ビートたけし 新潮社 目は口ほどにものを言い 余白の美 無言の教え 沈黙の会話 日本の文化は「間」で表現する 世界の常識ではタイミングと言うが それとは真逆にあるこの間という 当たり前のことだったはずのことを 漫才・映画・人生を通して たけし流にまとめたのがこの...
間抜けの構造 ビートたけし 新潮社 目は口ほどにものを言い 余白の美 無言の教え 沈黙の会話 日本の文化は「間」で表現する 世界の常識ではタイミングと言うが それとは真逆にあるこの間という 当たり前のことだったはずのことを 漫才・映画・人生を通して たけし流にまとめたのがこの本である まるで知らなかった たけしの生い立ちを知る機会にもなった
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おもしろい。読んでいても耳元でたけしさんが話しているようで、通勤電車で笑いを堪えるのに苦労した。 時折、鋭い指摘の不意討ちにあう。 日本人に得意な“間”はイノベーションの妨げになる。そうかも知れない。いや、そうだろう。 でも、“間”は大事。私の人生も、もう少し“間”を入れて、...
おもしろい。読んでいても耳元でたけしさんが話しているようで、通勤電車で笑いを堪えるのに苦労した。 時折、鋭い指摘の不意討ちにあう。 日本人に得意な“間”はイノベーションの妨げになる。そうかも知れない。いや、そうだろう。 でも、“間”は大事。私の人生も、もう少し“間”を入れて、せかせかせず、ゆったりとしたいものですなぁ。
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関西人はけっこう「間」について考えるそうだが 自分はこの本を読んで始めて意識した。自分けっこう「間抜け」じゃん?と感じたw 漫才の間、芸人の間、テレビの間、スポーツの間、人生の間…波瀾万丈のたけしさんらしい間の論が、テンポよく語られる。 間ってたしかに空気読む的な意味も含めた...
関西人はけっこう「間」について考えるそうだが 自分はこの本を読んで始めて意識した。自分けっこう「間抜け」じゃん?と感じたw 漫才の間、芸人の間、テレビの間、スポーツの間、人生の間…波瀾万丈のたけしさんらしい間の論が、テンポよく語られる。 間ってたしかに空気読む的な意味も含めたら、日本人は多く使う。自分は人を見るとき温度感で考えることが多いけど、温度感で測りきれない部分は「間」でしっくりくるなあとも思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もっと、くだけた本かと思っていたら、内容は結構真面目だった。もちろん表現はビートたけし特有のふざけた言い方だけど、自分の漫才時代の間の取り方の経験談から始まって、間というテーマが、スポーツ、芸術、会話、映画、現代論などに関連づけて、広く浅く、でも、そうかと思わせる程度の説得力を持って書かれている。最後には人生感にまで言及しているのだが、サラッとしているようで、深い人生哲学をみたような気がした。 ●アートというのは職人芸からの解放 ●すべての勝負事に必要なのは、相手の間を外すこと ●成功の秘訣は、時代の間をいかに読むか ●間抜けとは、自分を客観視できない奴のこと ●映画は、間の芸術である ●説明ばかりで間のない映画やドラマはつまらない ●どうすれば運や間を味方につけることができるか ●我々の人生は、生きて死ぬまでの間である ・・なるほど
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たまには軽い読み物でも…という気持ちで借りた本。 だったのに、なんと。漫才をきいてるかのような、絶妙なテンポ感で、読みやすいだけでなくテンポがしっかり刻まれてる。。
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たけしさんはマジに色々なことを考えているんですねぇ…「間がもたない」など日本語には"間"という漢字を使った言葉が数多く存在する! ってなことでそれは何故だろう?? といったことから日本人の性質みたいなものにも迫っていきます…。 確かに芸人さんのネタでもアレで...
たけしさんはマジに色々なことを考えているんですねぇ…「間がもたない」など日本語には"間"という漢字を使った言葉が数多く存在する! ってなことでそれは何故だろう?? といったことから日本人の性質みたいなものにも迫っていきます…。 確かに芸人さんのネタでもアレですよね、コントでも漫才でもなんでもいいんですけれども、わざと間をおいてセリフを言う…みたいなことって結構ありますよね! ↑というわけでアレですね、この本を読んでからたけしさんの映画を観るとまた違った味わいがあるかも分からんです…さようなら。 ヽ(・ω・)/ズコー
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