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間抜けの構造 新潮新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/10/17 |
JAN | 9784106104909 |
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間抜けの構造
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商品レビュー
3.5
215件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本語の「間」と言うのは不思議だ。本著で紹介されているのは茶の間、床の間、行間を読む、などなど。空間や時間の漢字に間が当てられているように、間は時空を表す。実に日本人的であると思う。確かに、英語には日本語の間に相当する単語が無いなというのは高校生くらいの時に疑問に思ったのを思い出した。 この本は「間」についての解説本でもあり、ビートたけしさんの自伝的な本でもある。正直言って、世代が違ったのでツービートなんて聞いたこともなかったレベル。だけど、退屈じゃなかった。それはこの本の語り口だったり経験ベースで書いてくれていたからだと思う。 自分は映画が好きだからその章がすごく印象的だった。北野さんの作品は放送当時、アウトレイジがギリ記憶に残ってるくらい。まだちゃんと見れてないけど。間が客観性、主観性、緊張感、緩みなどなど情報を伝える。そのサブリミナル的な映像のトリックを常識にとらわれない形でやれる人ほどいい監督、映画だなあと思う。確かに主人公がよく喋る映画ほど、不思議と共感できないということが多々あるように思う。(これは国に限らず。)例えば映画「パラサイト」、「Joker」、「子宮に沈める」。喋らないわけでも、喋りすぎるわけでも、場面が変わるわけでも、場面が変わらないわけでもない、ちょうどいい塩梅をついている気がする。逆に、「君の膵臓をたべたい」とかは映画ももちろん良かったけど小説の方が良さが出ていたと思う。病態とか恋愛感情とか葛藤とかって想像するから面白さが増大するものだと思うし。 話が脱線したから戻すと、 •間は想像を掻き立てること。 •間は無くても間延びしてもダメなこと。 •間の技術はどんな分野にも応用されていること。 •特に映画は間が勝負の鍵になること。 確かに間は大事だと思っていた。だけどそれが例えばスポーツとか数学とかに応用できるなんて目から鱗だった。 まとまってないけどこれで終わりにします。
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第一章 間抜けなやつら 第二章 "間"を制すもの、笑いを制すー漫才の"間" 第三章 お辞儀がきれいな人に落語の下手な人はいないー落語の"間" 第四章 司会者の"間"を盗めーテレビの"間&qu...
第一章 間抜けなやつら 第二章 "間"を制すもの、笑いを制すー漫才の"間" 第三章 お辞儀がきれいな人に落語の下手な人はいないー落語の"間" 第四章 司会者の"間"を盗めーテレビの"間" 第五章 いかに相手の"間"を外すかースポーツ・芸能の"間" 第六章 映画は"間"の芸術であるー映画の"間" 第七章 "間"の功罪ー日本人の"間" 第八章 死んで永遠の"間"を生きるー人生の"間"
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売れてるだけあって細かいことをいろいろ考えてて凄いと思いました。自分では気が付かないような気づきがあって面白かったです。
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