逃走 の商品レビュー

薬丸岳(著者)

2012/12/11

#読了。小沢は誤ってラーメン店店主を殺してしまうが、自ら通報し、逃走先でも同様に意図的に居場所を警察が分かるように細工する。果たして何のために殺し、何を守るのか。逃走劇の裏に潜む、家族愛と兄妹愛。スピード感よく読み進められる一冊。

2012/12/04

高知大学OPAC⇒ http://opac.iic.kochi-u.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?isbn_issn=9784062178839

2012/11/28

傷害過失致死で人を殺してしまった祐輔の逃亡劇。
単なる逃亡劇ではなく、あらゆる人物がお互いを思い合い、人情ものに仕上がっているのは、さすが薬丸岳。
だけど、18で自分を産んだ母親に、4つも年上の兄がいたら、普通、血のつながりがないのは気づくものじゃないのか？そこだけが何故か抜けてる気がした。いい作品に仕上がってるだけに、残念。

2012/11/23

閉店後のラーメン店で、店主が何者かに暴行され死亡した。
通報により駆けつけた救急隊員に、「約束を守れなくてすまない」と声を振り絞り、被害者は息絶える。
通報した後に逃走した若者を容疑者として始まった捜査は、早期解決が確実視されていたはずだった・・・。

う～ん、どうも最近の薬丸作品はしっくりこないなぁ。
今回も全てが予定調和。
想像の範囲内で、意外性が全くなく残念でした。

小沢裕輔もその親も、大切なものがあるのならもっと違う行動ができたでしょうに。
元々の、離れて暮らす必然性が感じられず、最後まで納得いかなかったのでした。

2012/11/22

薬丸岳作品は、どれもいい。
読みやすくて、面白くて、しっかり”残る”。
新作も良かった。
今までの作品に比べると、やや軽めな印象だけど登場人物それぞれの想い・葛藤が迫ってくる。
やっぱり単なる「逃走」じゃなかった。

2012/11/21

主人公の逃走がメインテーマの小説なのに、その逃走自体の必然性が乏しいってところが最大の欠点でしょうか。ストーリーそのものはまぁまぁ楽しめました。それにしてもこの人、最近鳴かず飛ばずやなぁ。

2012/11/15

ラーメン店の主人を殺害した若者は、なぜ逃げ続けるのか・・・
なんでなんでと思いつつ、あっという間に読んでしまった。
でも、何回読んでも、逃走理由＆過去の事件の真相に納得ができなかった。

2012/10/30

ラーメン店主が暴行され亡くなった。
通報した男が容疑者として手配されたが
男は手がかりを残しながら逃走を続けた。

一つ目の謎は予想できたが
そこからの流れが少々慌ただしかった。
でも薬丸さんらしいスピード感で最後までグイグイ引っ張られた。
【図書館・初読・10/30読了】

2012/10/20

最後の手紙には感動させられるものがあります。
登場人物それぞれに抱えているものがあって、それが何とも切なかったです。