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逃走 の商品レビュー

3.1

59件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

    29

  4. 2つ

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2013/03/03

薬丸さんの作品、読み始めたらあっという間に読み終わりました。 ラーメン店主の殺人容疑者である小沢祐介が何故、逃走するのか?本人は決して、警察から逃げ切ろうというわけではなく、要所要所で足跡を残してます。結局のところ妹絡みだったけど、彼女だってもう25歳の立派な大人だよ!自分一人で...

薬丸さんの作品、読み始めたらあっという間に読み終わりました。 ラーメン店主の殺人容疑者である小沢祐介が何故、逃走するのか?本人は決して、警察から逃げ切ろうというわけではなく、要所要所で足跡を残してます。結局のところ妹絡みだったけど、彼女だってもう25歳の立派な大人だよ!自分一人で背負わず妹に打ち明ければ良かったのにねぇ。 この物語の人物たちは。舞台が児童養護施設というだけあって、親子関係が複雑な人ばかりだけど。最後に小沢兄妹の絆の強さが確認でき、その点は良かったです。

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2013/02/25

施設で育った兄妹の絆の話。 施設の子供達や職員、職場の人からも信頼を得ている兄(29歳)が、ラーメン店の店主を殺害容疑で指名手配されてしまう。 兄は119番通報した後に、逃走し続ける。 妹(25歳)は育った施設で職員として勤務しているが、なぜ兄が殺人事件を起こし逃走しているのか理...

施設で育った兄妹の絆の話。 施設の子供達や職員、職場の人からも信頼を得ている兄(29歳)が、ラーメン店の店主を殺害容疑で指名手配されてしまう。 兄は119番通報した後に、逃走し続ける。 妹(25歳)は育った施設で職員として勤務しているが、なぜ兄が殺人事件を起こし逃走しているのか理由が解らず、兄の友達で同じ施設で育った男友達と協力して兄の行方を探し、この殺人事件の真相を追い求める。 そして自分に起こった幼少時代の家族の悲話を知る事に。 淡々とした文章で、さらっと読み進める事ができた本でした。

Posted byブクログ

2013/02/22

内容とは関係ないけれど「兄貴」という呼び方がちょっと恥ずかしかった。普通にお兄ちゃんと呼んでほしかったなぁ〜

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2013/02/18

疾走感があり、設定も登場人物の心情も丁寧に描かれている。 薬丸岳さんの哀愁漂う世界観を久しぶりに読む事が出来た。

Posted byブクログ

2013/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初薬丸岳作品(乱歩賞受賞作家)。ラーメン店の主人を殺害し何故か手がかりを残し逃走した若者。その兄を案じる妹の物語。何故逃走するのか?

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2013/01/21
  • ネタバレ

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良くも悪くも今までの薬丸岳さんの作品にはない読みやすさ。 2時間で読み終えたのなんて初めてだ。 『逃走』というタイトルには若干語弊があるような気がする。 その違和感をひっくるめて敢えて『逃走』というタイトルなのかもしれないけど。 結末というか、最後に露わになる真実は荒唐無稽すぎて 現実には絶対ありえない、というかあったら大変だぞこりゃ というのが正直な感想。 真実をひた隠して美恵子を守ろうとする裕輔の気持ちは判らないでもないけど 隠されている方が辛いこともあるんだよ、と言ってあげたい気になった。 ポイントポイントで鍵を握る篤史だが、その割に印象が薄いのは何故だろう(爆)。 後日談は書かれてないけど、少なくとも裕輔が戻るまでの間は 篤史が美恵子を支える存在になってることを願う。

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2013/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

親戚の虐待とか施設とかがあまりのもさらっと書かれていて、また事件もあっというほどのことも無く、少し物足りなかった。施設の子の卓也の気持ち等は良く分かったが、妹の美恵子が自分の過去を知らなすぎるのが、いくら兄が守っていたとしても、ありえないし馬鹿じゃないかと腹立たしかった。だいたいこれって逃げる必要ある?

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2013/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【逃走】 薬丸岳さん ラーメン店「湖月亭」の亭主・秋山正一が殺された。 秋山は近所の評判もよく、人の恨みを買うような人物ではないと 誰もが口をそろえた。しかし、現場を見る限り、物取りの犯行と も思えない。 やがて、現場に残された指紋や目撃者の情報から一人の容疑者が 浮かび上がった。小沢裕輔。 彼も殺人とは縁遠い、誠実な男だった。 とても人を殺しておいて、逃げだすような男ではない。 正義感の強い裕輔と秋山との接点が見つけられない警察官の武藤は 調べを進めるうちに20年前の殺人事件にたどり着いた。 何故裕輔は逃げつつけるのか? 秋山とは一体何者だったのか・・・ ☆ いやぁ~~、さすがに薬丸さん。。 期待していた通りの面白さで、一気読みでした。 人の優しさが裏目裏目へと出てしまう、 哀しいストーリーでしたが、いい内容でした。。 Very good!!

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2012/12/31

人を死なせたあと逃走する兄と、その身を案じる妹の物語。兄の動機と目的はいったい何なのか、という部分でぐいぐいと引っ張られます。やがて明らかになったのは、予想もつかなかった真実。 どうにもやりきれない物語だったのだけれど。救いもあるような読後感で、穏やかに感じました。家族の絆の物語...

人を死なせたあと逃走する兄と、その身を案じる妹の物語。兄の動機と目的はいったい何なのか、という部分でぐいぐいと引っ張られます。やがて明らかになったのは、予想もつかなかった真実。 どうにもやりきれない物語だったのだけれど。救いもあるような読後感で、穏やかに感じました。家族の絆の物語でもありますね。

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2012/12/13

逃走劇の中に兄妹愛、友達愛、家族愛がつまっています。泣きどころは沢山あったけど、いつもの重厚感みたいなものは薄かったかな。なので、ドラマでも観るように、さくっと読めました。

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