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ダイナー の商品レビュー

3.8

304件のお客様レビュー

  1. 5つ

    80

  2. 4つ

    105

  3. 3つ

    66

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    7

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2019/07/20

いま話題なので。 みんな狂った殺し屋たちとのギリギリのスリル。きつめのグロ暴力やエロの描写があるけれども、反面美味しいハンバーガーが食べたいなぁという気にもなる。 ボンベロがカッコいい。藤原竜也ではないんじゃ。

Posted byブクログ

2019/07/17

映画をみて面白かったので買って読んでみた。 映画とは内容というか趣旨が少し違っていて、美化されてる印象。 まあ何と言っても食べ物の描写がすごく上手くてびっくり。読んでるときに何度も肉汁ブッシャーってでるアッツアツのハンバーガー食べたくなった。 ただ、グロいの苦手な人はかなり注...

映画をみて面白かったので買って読んでみた。 映画とは内容というか趣旨が少し違っていて、美化されてる印象。 まあ何と言っても食べ物の描写がすごく上手くてびっくり。読んでるときに何度も肉汁ブッシャーってでるアッツアツのハンバーガー食べたくなった。 ただ、グロいの苦手な人はかなり注意。特に食事中に読まないように。。 あとは次々にでてくるキャラクターがユニークで飽きない。映画版ではちょっとしか出てこないので気に入った方は是非。原作ではもっとたくさんの殺し屋たちと出会えます。

Posted byブクログ

2019/07/15

目次もといお品書きを読む段階からすでにわくわく。 ほどなくアンダーグラウンド。 痛そうと旨そうが交互にぶつかってきて打ちのめされた。骨抜きに。 著者のとんでもなく豊かな想像力、その想像力をこっちにまで及ぼす描写力であっという間にあの店に引きずり込まれた。楽しかったなあ。 ブラッ...

目次もといお品書きを読む段階からすでにわくわく。 ほどなくアンダーグラウンド。 痛そうと旨そうが交互にぶつかってきて打ちのめされた。骨抜きに。 著者のとんでもなく豊かな想像力、その想像力をこっちにまで及ぼす描写力であっという間にあの店に引きずり込まれた。楽しかったなあ。 ブラック企業いやブラック稼業な職場で一日も生き残れる気がしないダイナーだけど、へろへろのボロ雑巾になった頃に「喰え...」って差し出されるハンバーガーが本当に美味しそうで。 両手の間に顔から飛び込みたい。 そしてオオバカナコのブラックユーモアな比喩表現と語り口もほんと好きになる。

Posted byブクログ

2019/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは星5つじゃ足りないくらい好きな作品です。 前々から人に勧められていた本だったけど、「殺し屋が訪れる定食屋」というあらすじから、男の子が好きそうだなぁと思っているだけでなかなか手がつけられないでいました。 でも読んでみたらびっくり! (私にとっては)恋愛要素もあると感じ、とても読みやすかったです。 ボンベロという店の主人ボンベロはもちろん元殺し屋で、主人公のオオバカナコは携帯闇サイトのバイトに手を出してしまったせいで拷問を受ける羽目になり、その後ボンベロへと売られます。 カナコが店にやって来た時ボンベロは言います 「俺はここの王だ。ここは俺の宇宙であり、砂糖のひと粒までが俺の命令に従う」 まさに独裁者。 少しでも命令に背いたら殺されるという緊張感が漂いました。 その後カナコは店にある世界一の酒を隠し人質に取ることでボンベロに殺されそうになるところをなんとか逃れます。ボンベロも最初はその大事なお酒を人質にとられているためカナコを殺さずにいましたが、カナコと関わるうちに人質のためではなく自分の意思でカナコを助けているようなシーンが何度もでてきます。 その中で一番好きなのは、ボンベロが大抗争の中カナコだけをどうにか逃がそうとするシーン 「やだよ一緒にいるよ」 「無駄死にするな。なんのために俺が……」 「わたしにそんな……人を犠牲にして生きる価値なんかないよ!」 「負け犬のおまえが、なぜ生き残れたのかを知りたい」 ここではやっとボンベロの本音が出てきて、カナコの存在がボンベロの中でかなり大きなものになっていることが分かります。このあと作中で彼が生き残っていたかどうかは描かれていませんが、ラストのラストまで「お願い!生きてて!」と願わずにはいられませんでした。 また、ボンベロの他にもカナコに興味を持つ登場人物「スキン」「キッド」が出てきます。この2人の存在がまた、ヒロインを取り合う男的な感じで私にとってはツボでした(笑) 今回の感想は恋愛要素の部分から書きましたが、この小説にはその他にもたくさん魅力がつまっています。 食べ物もハンバーガーを食べたくなるくらい美味しく描かれているし、戦闘シーンが映像として頭に浮かぶくらい詳細に書かれているからハラハラして読む手が止まりませんでした。 今度お腹を空かせてから、マックとかモスバーガーじゃない本格的なハンバーガーを食べに行こうと思います

Posted byブクログ

2019/07/09

久しぶりに時間の限り一気読みしたくなった一冊。 そして、なんといっても魅力はボンベロ。優しいんだか優しくないんだか・・・。最初はちょっとグロ系で読了できるかな、なんて思っていたけれど心配ご無用。登場人物と文章に思いっきり引っ張り込まれます。

Posted byブクログ

2019/09/11

【映画の原作!】 藤原竜也、玉城ティナ…で映像が再生されるので、サクサク読めます! 登場人物の殺し屋たちが個性的! 顔立ち、服装、殺し屋になった背景などストーリーがある。 原作の後に映画を見るもよし! 映画の後に原作を読むもよし!

Posted byブクログ

2019/06/23

平山夢明先生は,ホラー文庫でお世話になったので,グロ系だろうと.映画化もされていたことや渾身作と言うことで買ってみた.

Posted byブクログ

2019/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

殺し屋が食事にやってくるダイナー【キャンティーン】。 そこにちょっとした出来心で闇バイトに応募してしまったオオバカナコは、殺される寸前でダイナーのウエイトレスとして買われる。そこは元殺し屋ボンベロが君臨する店、そこには毎日曲者揃いの殺し屋たちが食事にやってくる。 今日気に入らなくて殺されるかもしれず、明日気に入られて殺されるかもしれない。そんなダイナーでカナコははじめて自分のために戦う強かさを身に着けていく。 面白くて、面白いことにびっくりしながら読み進めた。 グロイ描写と、恐ろしく美味しそうな料理の描写。交互に、本当に交互にやってくるそれにくらくらした。 肉を食べられない私が読んでもすごく美味しそうだと思うくらい。すごい。 そして何よりボンベロという人物の不思議さ、冷たさ、頼り甲斐の恐ろしくある傷だらけの背中、時折のぞかせる人間らしさや笑みがすごく心を揺さぶった。悪い男は苦手だけれど、ボンベロはいい。、、、なんて思ってるのは悪い男が好きな証拠なのかもしれないけれど。

Posted byブクログ

2019/06/14

最初の描写は健康な自分の指がズキズキ痛むほどとても辛いスタートでした。なのに、なによこれはっ!涎が出そうな美味しそうな料理、いろんな形でどこかが外れてしまっている殺し屋たち。それぞれの事情が切ないし悲しいし、いつの間にかしっかり惚れ込んでじんわりと心に沁みてくる。先がどうなるか気...

最初の描写は健康な自分の指がズキズキ痛むほどとても辛いスタートでした。なのに、なによこれはっ!涎が出そうな美味しそうな料理、いろんな形でどこかが外れてしまっている殺し屋たち。それぞれの事情が切ないし悲しいし、いつの間にかしっかり惚れ込んでじんわりと心に沁みてくる。先がどうなるか気になって、ページをめくる手が止まりません。全く感情が追いつかないほど忙しかったです。そしてもうこれ以上ないくらいに完璧な落としどころ。スキン、菊千代、ボンベロ…なんて感想を書けばいいかわからないけど、要するに大好きです。

Posted byブクログ

2019/06/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画化される話題性はあったが、本屋さんで平積みにされた表紙が美味しそうだったのが心惹かれたところ。 さっくりと読みやすい内容で、残酷な描写も慣れてくると淡々としてくる。なによりも食べ物の描写がお腹を刺激してくるので夜に読んでいるとお腹が空いてくる。 人殺しばかりが集うダイナーで、ウェイトレスとして働く主人公と一癖二癖どころでない異常な人々とのやりとりが文字通り命を削られるよう。 意外性はないが、納得の終わり方。

Posted byブクログ