ダイナー の商品レビュー
"一気読み。 初めて暴力を受けた経験がある人はわかると思うが、アドレナリンが噴き出て体がとっさに動くが、喧騒が終わった後、手が震えたり足がすくんだりするもの。 本を読んで、その感覚がよみがえってくる。 平山さんの本を読むと、読書をしているだけなのに体があたかも主人公とと...
"一気読み。 初めて暴力を受けた経験がある人はわかると思うが、アドレナリンが噴き出て体がとっさに動くが、喧騒が終わった後、手が震えたり足がすくんだりするもの。 本を読んで、その感覚がよみがえってくる。 平山さんの本を読むと、読書をしているだけなのに体があたかも主人公とともに現場にいるような反応をする。もう無理、こんな話についていけない。と思いつつページをめくらずにはいられない中毒性がある。 大藪晴彦賞 日本冒険小説協会大賞 2つの賞を受賞している文句なしの傑作。"
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平山夢明作品をはじめて読んでみたが、エネルギーを放射する文章を書く人だなぁ。読み手を圧倒して引き付けていく吸引力がすさまじい。もうちょっと長くかかるかと思っていたが、3日間で怒涛の読了。就寝前に寝床に持ち込んで、繰る手を止めるタイミングがなくなり寝不足になってしまったり…。 何がすごいて、作品ジャンルが俺の得意じゃない、スプラッター暴力系なのに引き込まれるというところ。過剰にバイオレンスシーンが多いのは苦手だから、こんな美食と暴力と変態殺し屋ばかりで構成された小説は読みたくないはずなのに… ん?美食と暴力といえば、大藪春彦!なるほど、俺はこの作品に大藪作品的なものを嗅ぎつけたってわけな。
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吐き気と食欲が同時に湧く世にも珍しい一冊。 平凡な女・オオバカナコが放り込まれたのは、常軌を逸した殺し屋しかやってこないダイナー。その登場人物たちの危険なキャラクターに魅了されてしまうけれど、カナコが生き延びるために獣性を獲得していく物語でもある。 「人間の死体はいい弾除けになるらしいぞ!」みたいな物騒な知識も学べるおまけつき。
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ものすごくレビューが良かったのですが、私は良さがわかりませんでした。 設定自体がナンセンス。 何が起こっているのかリアルっぽくないので想像がつきにくい。 世界観が漫画っぽいのかな? 私は漫画もゲームもまったくやらない、ミステリーとしても現実世界での怖さみたいなものを求めている...
ものすごくレビューが良かったのですが、私は良さがわかりませんでした。 設定自体がナンセンス。 何が起こっているのかリアルっぽくないので想像がつきにくい。 世界観が漫画っぽいのかな? 私は漫画もゲームもまったくやらない、ミステリーとしても現実世界での怖さみたいなものを求めているので、読み進めるのが苦痛で、、ごめんなさい、途中で挫折してしまいました。 文章にも奥深さがなかったかな・・・
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ちょっとしたつまずきから、カナコの人生はどんどん転落していった。行き着いたのは殺し屋ばかりが集まる定食屋でのウエイトレスの仕事。客に、店主に殺されそうになりながらも、カナコは眼の前の仕事を必死にこなしていく。
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殺し屋専用のダイナーで働くウェイトレスの話。再読。少々グロい表現もあるが、大好きな一冊。「物語に登場する架空の料理」で一番食べてみたいのが本作に登場するUltimate sextuplex(究極の六倍)というハンバーガー。
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闇サイトの危険なバイトに手を出した事により恐怖のどん底を経験してしまう主人公のオオバカナコ! 何とか死の恐怖から逃れる事は出来たものの新たな試練が待ち構えていた。 物語のスタートから最後まで読み手の心臓を掴んでくるノワール小説!!! 作中、酷い話や凄惨な場面が多数存在する...
闇サイトの危険なバイトに手を出した事により恐怖のどん底を経験してしまう主人公のオオバカナコ! 何とか死の恐怖から逃れる事は出来たものの新たな試練が待ち構えていた。 物語のスタートから最後まで読み手の心臓を掴んでくるノワール小説!!! 作中、酷い話や凄惨な場面が多数存在するものの、極上のハンバーガーが食べたくなりました。
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映画化するとテレビで見て読んでみた本。 なんじゃこりゃと思いつつ一気に読んでしまった。 つい先日ダイナー2の連載が始まったので刊行されたら買うかな?
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どうしてこんなにも評価が高いのか疑問。 登場人物全員、なぜそんな行動をするのか理解ができなくて感情移入することも、魅力的に感じることも出来なかった。殺し屋と謳われるほどなのに、歌姫のありかを答えさせる手段を持たないのか、実行しないのか、どちらにしても納得いかない。 お客さんとして...
どうしてこんなにも評価が高いのか疑問。 登場人物全員、なぜそんな行動をするのか理解ができなくて感情移入することも、魅力的に感じることも出来なかった。殺し屋と謳われるほどなのに、歌姫のありかを答えさせる手段を持たないのか、実行しないのか、どちらにしても納得いかない。 お客さんとしてくる殺し屋も突拍子もない奴らの癖して言うほどは暴れない。それでなぜかあっという間に退場していくから、引き込まれる時間がない。 キャラの中では炎眉が断トツで謎。何しに来たのか意味不明。登場させる必要性も感じられない。あれだけ主人公に感情を向けていたのに、最終的にはあっさりしすぎではないか。 ダイナーの中の描写が主になるため、外側で起きる抗争に全然ついて行けない。いつのまにか進んでいるのに、お客さんの話でしか進行せず、その内容も希薄。それが最終場面で飛び込んできたりするから、呆れるしかない。引き込まれるような展開は皆無だった。 文章はかなり読みやすい。分厚いけれどあっという間に読み終わる。会話文だけで進んでいくほどに描写が少ないものの、最低限の描きはされているので場面に置いて行かれることはない。しかし、含蓄のある文や空気を感じることは無い。小説ではなく、アニメやドラマのような映像で映える作品だと思う。
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面白すぎ勢いよすぎで一気読み。血と暴力と美味しそうなバーガーの描写に殴られるような感じで、ほんと殺しにかかってくる話だった。ラストはベタな展開かもしれないけど、すごく好き!ボンベロがめっちゃカッコいい。エゲツないグロの後なのに出てくるボンベロの料理の美味しそうなこと美味しいそうな...
面白すぎ勢いよすぎで一気読み。血と暴力と美味しそうなバーガーの描写に殴られるような感じで、ほんと殺しにかかってくる話だった。ラストはベタな展開かもしれないけど、すごく好き!ボンベロがめっちゃカッコいい。エゲツないグロの後なのに出てくるボンベロの料理の美味しそうなこと美味しいそうなこと…読んでる最中、バーガーが食べたくて仕方なかったです
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