ダイナー の商品レビュー
ザ・エンタメ! 勢いよく読了。 うーん!面白かった!! 冒頭の書き方はなんとなーく、舞城王太郎を彷彿とさせると思ったのは、自分だけか。
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映画版から見て原作を読みました。 怪しいバイトに手を出したばかりに、殺し屋が集まる食堂に身売りされてしまう女性が主人公のお話です。 映画版では母に捨てられ生きる希望も意味も捨てた20歳そこそこの女の子が主人公なのですが、小説版は人生諦めざる得ない状況に立たされた三十路の女性が主...
映画版から見て原作を読みました。 怪しいバイトに手を出したばかりに、殺し屋が集まる食堂に身売りされてしまう女性が主人公のお話です。 映画版では母に捨てられ生きる希望も意味も捨てた20歳そこそこの女の子が主人公なのですが、小説版は人生諦めざる得ない状況に立たされた三十路の女性が主人公。 「オオバカナコ(大馬鹿な子)」という名前にふさわしいのは絶対に原作の方です。 冒頭のストーリー、何度想像しても吐き気のする表現の連続でこれがグロい、エグい、という表現なのだろうなと感じました。 このシーンがあったから食堂に身売りされてからは「ホーム感」が増すというか、全く問題は解決していないし置かれている状況は好転していないのに?何故か安心して読めるようになります。 なんと不思議な表現なんでしょう… ついでに食堂で人が殺されても凄惨に感じなくなるので、冒頭のお話は麻酔みたいなものかもしれません笑 多少びっくりする表現が大丈夫な方にはオススメです。 スルスル読めて何故か爽快感さえ感じます。
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ヤクザではなくマフィアな物語。 とある食堂の日常(と言っても、殺し屋の日常)を描いたと思われる。 やり取りがかなりイカれているのが面白い。 描写は、思いの外グロくないので、少しでも耐性があれば読めると思う。 作中に出てくる食べ物が美味しそう。
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面白かった!少年漫画を読んでるみたい。 出だしから本題のダイナーに出会うまでが本当にグロテスクで、どうしようかと思った…。 でもカナコがダイナーに買収されてからは比較的ハードボイルドなファンタジーと言うか、魅力的で格好いい殺し屋たちが次々やって来たりボンベロとの信頼関係が生まれて...
面白かった!少年漫画を読んでるみたい。 出だしから本題のダイナーに出会うまでが本当にグロテスクで、どうしようかと思った…。 でもカナコがダイナーに買収されてからは比較的ハードボイルドなファンタジーと言うか、魅力的で格好いい殺し屋たちが次々やって来たりボンベロとの信頼関係が生まれてきたりしたりで安心した。 私は導入のグロ部分で一旦読むのを中断したせいで、めちゃくちゃ悪夢を見たので読むならダイナーにお客さんが来るあたりまでは一気に読む事をおすすめします…
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大型書店で「カリ・モーラ」と一緒に買った。玉城ティナの物憂げというか空虚な表情のウェイトレス姿のカバーに思わず手が伸びてしまった。 「カリ・モーラ」とは図らずもグロさ対決となってしまったが、圧倒的に「ダイナー」に軍配。 分厚い文庫本だったけど、一気に読めた。 面白い。ストーリー...
大型書店で「カリ・モーラ」と一緒に買った。玉城ティナの物憂げというか空虚な表情のウェイトレス姿のカバーに思わず手が伸びてしまった。 「カリ・モーラ」とは図らずもグロさ対決となってしまったが、圧倒的に「ダイナー」に軍配。 分厚い文庫本だったけど、一気に読めた。 面白い。ストーリーは予測可能なほどありふれたもの。 しかし、残虐シーンとおいしそうな料理の描写がハンパでない。これが交互にくる。猛烈な吐き気のあとに強烈な食欲を感じる。ジェットコースターのように感性を刺激しまくられる。 平山さんは読者を「殺しにかかる」ような小説を書きたかった、とのことだが、僕は見事この小説に殺しにかかられた。 しかし、読後感はすっきりしている。主人公オオバカナコの生への執着がとても健全で、物語の消化をよくしたというところか。具材は贅を尽くしていてとても濃厚だけど胸やけしない不思議なハンバーガー。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
映画化された作品ということで手に取ってみたのですが、 かなり描写がエグイです。 ポンポン人が死んでしまいますし・・・。 視点をボンベロにすれば、すこし違った角度で見れる作品かと思います。
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海外旅行の資金欲しさに闇サイトのバイトに手を出したオオバカナコ。闇の組織に拷問を食らった挙句、殺し屋が集まる会員制の定食屋(ダイナー)にたったひとりのウエイトレスとして働くことになります。客たちの気に障った瞬間に即死亡という絶体絶命な状況の中、カナコはいつまで生き延びられるのか・...
海外旅行の資金欲しさに闇サイトのバイトに手を出したオオバカナコ。闇の組織に拷問を食らった挙句、殺し屋が集まる会員制の定食屋(ダイナー)にたったひとりのウエイトレスとして働くことになります。客たちの気に障った瞬間に即死亡という絶体絶命な状況の中、カナコはいつまで生き延びられるのか・・・ 前々から気にはなっていた作品ですが、映画化されたのをきっかけに読んでみました。結論から言うと小説のほうは最高に面白かったです。残虐なシーンもあって死人がいっぱい出る割には、おしゃれな雰囲気と乾いた筆致がとても気持ちよく、テンポの良さもあって一気に読めました。何よりも作品から(正か負かは置いといて)溢れんばかりのパワーを感じられるのが素晴らしい。店主のボンベロ、ボンベロの相棒のブルドック菊千代、爆破屋のスキン、見た目は少年のキッド、組織のボスであるコフィ、アル中の九などなど、どの登場人物(+犬)も歪な形ではあるのですがキャラクターが立っていて魅力的だったのも嬉しかったです。 好き嫌いは分かれるとは思いますが、自分の中では傑作の部類に入りました。『独白する~』は昔読んだはずですがあまり記憶に残っておらず、いい機会なので平山さんも後追いしてみたいと思います。
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ほんの出来心から携帯闇サイトのバイトに手を出したオオバカナコは、凄惨な拷問に遭遇したあげく、会員制のダイナーに使い捨てのウェイトレスとして売られてしまう。そこは、プロの殺し屋たちが束の間の憩いを求めて集う食堂だった―ある日突然落ちた、奈落でのお話。(e-honより)
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映画のCMを見たら、キャストが好きな人ばかりだったので、読んでみました。 過激な表現が多く、特にプロローグはキツいけどそこを乗り越えれば問題なし。 なんだか自分も殺し屋みたいに強くなった気がする読後感でした。 続編がweb連載中とのことなので、楽しみです。
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個性が強すぎる登場人物たちとヨダレが出そうなくらい美味しそうな料理たち。こんなダイナーに行ってみたい。ボンベロの料理が食べたい。
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