まほろ駅前番外地 の商品レビュー
1作目がよかったので、2作目も購入。 「番外編」という名前が気になったが やはりスピンアウト作品だったのか。。。 主人公の2人が主役で出てこないのでもひとつ。 皆さん1作目より評価が高いんですがなんでなんでしょう。 とはいえ二匹目のどじょうの作品でなく世界を広げており 3作目...
1作目がよかったので、2作目も購入。 「番外編」という名前が気になったが やはりスピンアウト作品だったのか。。。 主人公の2人が主役で出てこないのでもひとつ。 皆さん1作目より評価が高いんですがなんでなんでしょう。 とはいえ二匹目のどじょうの作品でなく世界を広げており 3作目に繋がりそうな話も多く次回に期待は持てました。
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まほろシリーズ2作目。今回は多田・行天は脇に回り、彼らに仕事を依頼する人たちがメインの短編集となっている。本シリーズを“人情話”と評した知人がいて、1作目だけではあまりピンとこなかったのだが、本作を読んで納得した。なるほど、人情話……かも。「思い出の銀幕」は認知症のおばあさんの話...
まほろシリーズ2作目。今回は多田・行天は脇に回り、彼らに仕事を依頼する人たちがメインの短編集となっている。本シリーズを“人情話”と評した知人がいて、1作目だけではあまりピンとこなかったのだが、本作を読んで納得した。なるほど、人情話……かも。「思い出の銀幕」は認知症のおばあさんの話だが、幸せだった記憶の中だけで生きていけるならいいなと思ってしまった。
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「まほろ駅前多田便利軒」の番外編、スピンアウト。主人公2人と前作の登場人物を主役にした短編集で、楽しく読めた。 「まほろ駅前狂騒曲」も読もうと思った。
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狂騒曲、便利軒、番外編と読み進めていったが、狂騒曲で登場した人物との出会い、また依頼者の生活や思いを彼ら自身が説明していく章もあり、多田の観察により読み手が登場人物をイメージするのではなく、こんな人物であるとはっきりと理解ができた。 「由良公は運が悪い」とは、両親に約束をすっぽか...
狂騒曲、便利軒、番外編と読み進めていったが、狂騒曲で登場した人物との出会い、また依頼者の生活や思いを彼ら自身が説明していく章もあり、多田の観察により読み手が登場人物をイメージするのではなく、こんな人物であるとはっきりと理解ができた。 「由良公は運が悪い」とは、両親に約束をすっぽかされたこと、財布を無くしたことが運が悪いのではなく、行天と一日中過ごすことになったのが、運が悪いのか?と、思えてならない。
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前作から時間があいて読んだため、以前の依頼人たちを思い出すのにちょっと手間取った。 みんな色んな事情があって、色んな依頼をしてくる。 便利屋って、普通の人よりも濃く他人の人生に触れるお仕事なんだと思った。 多田も行天もあまり明るくない過去があって、トラウマを抱えててでも仕事だから...
前作から時間があいて読んだため、以前の依頼人たちを思い出すのにちょっと手間取った。 みんな色んな事情があって、色んな依頼をしてくる。 便利屋って、普通の人よりも濃く他人の人生に触れるお仕事なんだと思った。 多田も行天もあまり明るくない過去があって、トラウマを抱えててでも仕事だから向き合わなきゃいけないこともあって。 それでも1人でいるよりも2人でいるほうが中和されて少しは息がしやすくなるんじゃないだろうか。 次作も楽しみ。
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まほろ駅前シリーズ第二弾っていうか、表題のとおり番外編。 前作で登場した人物たちのストーリが7編収録されています。 ・光る石 同僚の結婚指輪を隠してほしいとの依頼。二人のとった対応がおもしろい ・星良一の優雅な日常 やくざの星と清海の日常の一カット。星の狂気な面と面白い面、そ...
まほろ駅前シリーズ第二弾っていうか、表題のとおり番外編。 前作で登場した人物たちのストーリが7編収録されています。 ・光る石 同僚の結婚指輪を隠してほしいとの依頼。二人のとった対応がおもしろい ・星良一の優雅な日常 やくざの星と清海の日常の一カット。星の狂気な面と面白い面、そして几帳面なところが楽しめる ・思い出の銀幕 曾根田のばあちゃんの過去のロマンス ・岡夫人は観察する バスの運行の間引きの有無を調査させる岡老人の奥さんからみた多田と行天 ・由良公は運が悪い 小学生の由良が巻き込まれた行天とのドタバタ、大冒険。 ・逃げる男 夫の遺品整理を頼んできた女性。夫との間にあったものとは? ・なごりの月 インフルエンザにかかってしまった奥さんの代わりに主婦業を依頼される二人。しかし2歳の子供を前にとった行天の驚きの反応 多田と行天を取り巻く人々と多田・行天のかかわりがライトに楽しく描かれていて、あっという間に読み切ってしまいました。
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シリーズ1作目がよかったので、続けて。 皆キャラが濃いなぁ。多田くんが一番平凡(まとも)に思える。 最終話の続く感が気になる...
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年始一発目が☆1でスタート。「まほろ駅便利軒」シリーズの、番外編の短編集である。 1作目で多田と行天が仕事を頼まれた顧客、バスの間引きの監視を頼んだ岡老人の妻は便利屋の多田たちの機嫌を損ねないよう、また岡老人が無茶を言いすぎないように気を使うが…。 1作目の各エピソードの一部...
年始一発目が☆1でスタート。「まほろ駅便利軒」シリーズの、番外編の短編集である。 1作目で多田と行天が仕事を頼まれた顧客、バスの間引きの監視を頼んだ岡老人の妻は便利屋の多田たちの機嫌を損ねないよう、また岡老人が無茶を言いすぎないように気を使うが…。 1作目の各エピソードの一部の裏話や、視点を変えた話を7本含む短編集。星であったり岡夫人であったりと多岐に渡るが、一部は多田視点というのもある。その方が話を作りやすいわな。 ただどれも、1作目の出来に甘えた、作者のモーソーのボーソーといった類のもので、多田と行天以外のキャラ付けがうまくできていなかったり、行天の不思議ぶりが単なる無法者で、作者の理想のタイプに仕上げてしまっており、全然話にのめり込めないのである。 いきあたりばったりではあるが、三浦しをんらしい軽やかな筆致でなんとか乗り切るかと思いきや、各作品にいらない重い設定を配置しているため、そこで注意が切れてしまうのも難点。 もう1作有るらしいので、安かったら買ってみようかなとは思うが、こちらの作品はいただけないな。少々厳し目だが、有名作家の売れてる作品なので☆1でも仕方ないだろう。
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久しぶりの三浦しをん。 【光る石】 シリーズものなのにもかかわらず、前作の説明も、世界観の紹介も、潔いくらいにnothing(笑)。 陽気な娼婦2人組…は、「いたような、いなかったような」の記憶でしかなかったものの、メインのバディについては、人となりも、背景も、なんとなくすぐに...
久しぶりの三浦しをん。 【光る石】 シリーズものなのにもかかわらず、前作の説明も、世界観の紹介も、潔いくらいにnothing(笑)。 陽気な娼婦2人組…は、「いたような、いなかったような」の記憶でしかなかったものの、メインのバディについては、人となりも、背景も、なんとなくすぐに思い出せた。 ※たしか、、、両方離婚してるんだけど、片方は服役経験があったようなないような?(違ってるかもだけど、まあそんな感じの「重い事情」があった!ってところまで) 今回の事件については…まあ、どうでもいいでしょ。連作短編のプロローグ的な位置付けかな。 ビックリ仰天な解決方法だったけど(笑)。 【星良一の優雅な一日】 小ネタ的な"くすり"ギャグと、バイオレンスとの混在。多田は登場せず。そして、星… 既出のキャラらしいが、一向に記憶に無い(苦笑)。 前作を読んだのがブクログを始める前だったらしく自分の感想は確認できなかったが…「・・多田便利軒」に書かれた皆のレビューにて確かめたところ、前作でもある程度以上の存在感を放っていたキャラらしい。今後また登場するだろうから、今度こそ記憶に留めておこう。 【思い出の銀幕】 昭和ロマン(?)、戦後ロマン(?)。過去に観たり読んだりしたドラマ、映画、漫画たちのおかげで、時代の空気や情景はとてもよく思い描けた。 啓介が、とにかく格好良かったね。 【岡夫人は観察する】 このお宅…前作にも出てきてた?…バス停のくだりに見覚えがあるようなないような。 多田と行天の関係性が客観的に描写されてて、ニンマリできた。 【由良公は運が悪い】 これもまた、前作から引き続いたキャラっぽいけれど…やっぱり記憶に無い(苦笑)。 行天の指の怪我の由来…も、前作で語られたような、そうでないような・・・。 行天の人となりを描いた一篇、ってところか。 ※仮にも「センセ」と呼ばれる立場の大人が、職場最寄り駅でテレクラ・エンコーに及ぶかい?って点だけ引っ掛かった(笑)。 【逃げる男】 親子ほど歳の離れた夫を想う亜沙子の語りに少々じんときた。種明かし(実は夫も…と判明する何かが発見、とか。※宴会芸の写真は除く)がなされるかと思いきや、もやもやしたままで締め括られてしまったが、まあそこも、このシリーズの「味」でもあるのかも。 ※星くん再登場。【星良一の…】は、このための人物紹介的な役割も担っていたのかも(笑)。僕みたいに前作の記憶が薄い読者のために。 ※終盤にきて「恋に落ちる瞬間」という描写・・・「亜沙子」もこの先、何度も登場することになるのかしら? 【なごりの月】 新興宗教まがいの食品健康団体、この後も何かと悪さ(?)して物語に関わってきそう…。 「亜沙子さん」、準レギュラー化するかも…。 行天の抱えた闇は??? ・・・総括・・・ ★3つ、7ポイント半。 2019.11.20.古。 番外地 = 番外編 ってことかな。次に続く「・・狂騒曲」 への伏線なのだろうな?と思われるエピソードが満載な一冊だった。 読まねば。 ※しかし……ここまで前作の内容を忘れてしまっていたとは…(苦笑)。読んだときには、すごく面白かったし、わりと気に入った作品だったのにな。 再読あいようかしら。。。
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先日読んだ狂想曲の前日譚。読む順番が逆だった。 狂想曲に繋がるストーリーがちらほらあるから、セットで読まれるべき。 また狂想曲読みたくなった。
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