リライブ の商品レビュー

小路幸也【著】

2022/01/16

いつもの様に古くさい表紙
夢を食べるバク　空想上の動物
命の灯火が消えそうな時それに似た思い出を食べるバクが現れる。
思い出を食べさせる代わりに　新しい命を得る事ができ自分の思う時に戻りやり直す事ができる。
色々な人の生まれ変わり　リライブを読んでいると
バクの正体らしきものがなんとなく感じられる。
続きは　読んでもらって感じて欲しい。
60歳を過ぎた今だから　感じる何かがある。
そして　最後に思いっきり泣かされた。

2019/03/31

死の間際、獏により思い出を渡すことで人生のやり直しが発生する物語。上手い話だとは思うのですが、どうも私は死を跨ぐ話を好まないようで…(最近、読んだ辻村さんの「ツナグ」でも感じた)。

2018/01/22

2018年、３冊目は主に隙間読書用としていたモノ。単独作初読みの小路幸也。

悪夢でなく､〈思い出〉ををいただきに、忌の際に枕元へ訪れる〈バク〉。代わりに、人生をやり直すコトが出来る。

連作短編、７編収録。今回は、それぞれの紹介は割愛させていただきます。括りとしては、ファンタジーで良いと思う。ただ、ソコはさすがに売れっ子作家。一筋縄ではいかない、巧妙なオチが付いていたりもする。

頭の２編はアンソロジーで既読だったが(ソレが手に取るきっかけ)、単独作とアンソロジーでは、印象変わるのね。

全体評価は少し甘めの★★★★☆。なお、『東京バンドワゴン』シリーズで感じた、ビートルズ愛も隠し味で入ってます。

2017/12/30

バクが思い出を食べて、後悔しているところをやり直しさせてくれる。人生が二度あればとは誰もが考えること。

2017/07/29

【あらすじ】
死の間際に現れるバク。
 人の思い出を食べるバク。
人生は選択が多いもの。その選ばなかった人生を、みる事が出来る。
選ぶ直前に、戻れる。
そして、バクと会った事、最初に選んでいた人生＆その後。のことは覚えていない。
選び直した人生が、良いモノだったか、悪いモノだったかは分からない。。。
 選ばなかった方の人生とは・・・

【感想】

2016/08/24

時に関わる好きな部類のファンタジーでした。短編連作ですが、変化にも飛んでいて最後まで飽きませんでした。

2016/04/25

小路さんの作品を読むのは初めてでしたが、非常に感慨深い作品でした。
死の直前で人生をやり直すという設定でしたが、人は誰も人生の色々な場面で色々な選択を迫られ、その後の行動に後悔しながら暮らしていると思いました。
最後は、私としてはとても好きな結末でした。

2015/08/18

小路幸也さんは大好きな作家のひとり。
この本も小路さんの本だからということで手にしました。
人生の最期に現れた「獏」
後悔したことを一つだけやり直せると言われたら…
読み始めてすぐには辻村深月さんの【ツナグ】のような感じ？と、ふと思ったりしたのですが…
ラストは「あぁ～、そうきたか～！！」

2022/09/16

今までの思い出を＜バク＞にあげる代わりに、人生のやり直したい箇所に戻って生き直せる話。結果として当人の望むやり直しが出来るが、そこには2段落ちがあって・・・という流れが良かったです！読みやすいけど、決してほのぼのとしたハッピーエンドで終わる訳でなく、奥が深い作品でした。

2015/05/04

生きてきた中で

あの時こうしておけばよかった…
あれをしておけばよかった…
あの日に戻りたい…
もう一度あの時間を味わいたい…

と考えた時間はありますか？
命の灯火が消えてしまう少し前、“バク”が貴方に別の人生を届けます。
代償はその新しい“思い出”
ただし、やり直した人生がうまくいくとは限りません。そのまま安らかな眠りにつくか、別の選択をした人生を歩むか…選ぶのは貴方。