リライブ の商品レビュー
読解力がないからか、謎の部分がチラホラと。バクって結局何者なんだろう・・・。 そろぞれの思いが交差する、人間味溢れる一冊でした。
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読めば読むほど、味わい深い・・・連作短編、ってことになるのかな?「あの時、こうしていれば・・・」と、誰でも思うことがあるはず。それが、死の間際になって、選び直せるとしたら・・・。自分だったら、どうかな?と私も考えました。今だったら・・・そのままでいることを選ぶかも?いつでも、そうやって自分に問いかけながら、今を生きることが大切なのかも。でも、この小路さんの本は、そんなキレイごとじゃ終わらせてくれません。裏の裏、二転、三転・・・的な(笑) いいですね。好きです。何度でも読み返したい、不思議な味わいの物語。誰にでも、というわけじゃないけど、私的にはかなりおススメの1冊です!
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それぞれのやり直したい過去が、キラキラしてて。 少女の憧れ、恋、命。生きることを淡々と肯定しているのが、いいな
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人の命の灯が消える際、現実とも夢ともつかないあわいに現れるバク。 バクは今まさに命の終わる者に、問います。 「あなたの人生で後悔していることはないか?やりなおしたくはないか?」と。 もしもこれまで生きてきた人生の思い出をくれるならば、その後悔したことをやり直す機会を与えるとバクは...
人の命の灯が消える際、現実とも夢ともつかないあわいに現れるバク。 バクは今まさに命の終わる者に、問います。 「あなたの人生で後悔していることはないか?やりなおしたくはないか?」と。 もしもこれまで生きてきた人生の思い出をくれるならば、その後悔したことをやり直す機会を与えるとバクは言います。 「あの時に、こうしておけば」という誰の心にもある忘れられない後悔の気持ちに語りかけるバク。 そして、それぞれの思い出の物語。 バクとは何者か。何が目的なのか。 バクシステムのルールがわかりにくいので、ある意味謎解きのようになってしまっていますが、人の想いを感じる一冊です。
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もし死に際に、失ったものを、何か1つだけ取り戻せるなら… 〈バク〉が誘う、選択しなかった、もう1つの人生をどう生きるのか。 そんな終焉の、7つのストーリー。 読み終わってから、自分が死ぬとき、〈バク〉に頼めるなら、高校1年の頃を選ぶんだろうな〜、と。 どうしてあの時、好きな人に...
もし死に際に、失ったものを、何か1つだけ取り戻せるなら… 〈バク〉が誘う、選択しなかった、もう1つの人生をどう生きるのか。 そんな終焉の、7つのストーリー。 読み終わってから、自分が死ぬとき、〈バク〉に頼めるなら、高校1年の頃を選ぶんだろうな〜、と。 どうしてあの時、好きな人に告白できなかったんだろうと、人生の結構早い段階で後悔してますから(笑)
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終焉を迎えるときに、もう1つの人生を考えるのかなって思いました。今の段階では、思いつきませんでした。 最後のからくりが少しわかりにくくて、何度か読み返しました。
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ほんわかしたいと思って手に取った本。 レビューは低めみたいだけど、私的には読みやすくなかなか良い本。 なかなか星3つか4つで良く悩むが4つはあったなって感じがします。
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最後の一篇「すばらしきせかい」が良いですね。 そこまでの六篇もそれぞれ良いのですが、最後の一篇のための前置きのようにも思えてしまいます。 交通事故で死ぬ間際にある暴走族の主人公。彼が選んだリライブは、臓器移植を必要とする幼い少女の為の募金活動。彼はかつてその少女に公園で出会い、人...
最後の一篇「すばらしきせかい」が良いですね。 そこまでの六篇もそれぞれ良いのですが、最後の一篇のための前置きのようにも思えてしまいます。 交通事故で死ぬ間際にある暴走族の主人公。彼が選んだリライブは、臓器移植を必要とする幼い少女の為の募金活動。彼はかつてその少女に公園で出会い、人に生きる力を与える彼女の歌に癒されたことがあった。彼の起こした活動はやがて大きな波紋を起こすが。。。 皮肉ともいえる結末なのですが、そこには大きな救いや望みがあります。 最後にあるバクの独白。小路さんらしい世界です。
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"リライブ"小路幸也著 新潮文庫(2012/09/28発売) (注意:2009年12月発売新潮社単行本の文庫版) ・・・死にゆく者の”思い出”を食べるバクという存在。(夢を喰らうというバクとは似て非ざる存在のようです。)思い出を食べる変わりに死にゆく者の失った...
"リライブ"小路幸也著 新潮文庫(2012/09/28発売) (注意:2009年12月発売新潮社単行本の文庫版) ・・・死にゆく者の”思い出”を食べるバクという存在。(夢を喰らうというバクとは似て非ざる存在のようです。)思い出を食べる変わりに死にゆく者の失ったものを一つだけ取り戻し、再度人生を歩ませます。 ”あの時、こうしていれば””こうだったなら”。以下、連作7編。 二人の学生に告白された下宿屋の娘。 幼なじみが親子になった二人の女性。 親友の彼女に思いを抱いた青年。 ジョン・レノンの死んだ翌日の行動を変えたいと願ったのは? 恋人に手料理を振舞いたいその願いを叶えた裏には誰の想いがあったのか? バクとは? 事故死した不良少年、戻れるならどこに戻ってなにをしたか? ・・・どのエピソードも涙が出るような感動的なエピソードでした。それぞれ最後に選ばなかった場合が示されて”うまいひねり”を感じさせてくれました!(特に最終話。どちらに転んでも?ってな感じでした。) ここに辿りついた方、全てにおすすめします。
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