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一億総ツッコミ時代 の商品レビュー

3.7

104件のお客様レビュー

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2013/04/13

みんなと違う何かになりたいのに、 みんなと同じ何かばかりしてしまう。 脱却するのは簡単でいて、難しい。 自分、そして自分の身近な人、事、モノに対して、 これまで以上に愛情を込めて見つめなおすこと。 ツッコンで、突っ込んで、一周過ぎたところで、 初めて一つの違いが生まれるのだ...

みんなと違う何かになりたいのに、 みんなと同じ何かばかりしてしまう。 脱却するのは簡単でいて、難しい。 自分、そして自分の身近な人、事、モノに対して、 これまで以上に愛情を込めて見つめなおすこと。 ツッコンで、突っ込んで、一周過ぎたところで、 初めて一つの違いが生まれるのだろう。 (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋) ●一回り以上違うような若い女の子と話すことがあります。  私が話す「内容」にはほとんど反応しないのに、  私が「噛む」と嬉々として反応する。  受け止めきれないもの、理解できないものに対して反応しないし、  反応しようとも思っていない。  彼女が理解できる窓口は  こうしたわかりやすいボケ(=失敗)だけなのかもしれません。(P.36-37) ○お笑いは「工業製品的」です。  自我だけで勝負できない世界なのです。(P.72) ●新聞を主要4紙取り、テレビの報道番組をチェックし、  なおかつツイッターなどで情報を集めている人なんて、  一般の方でなかなかいないと思います。  (中略)  ただずまいが中途半端なわりに自分のことを  「情報強者」と呼ぶ感覚には違和感があります。(P.87) ○みんな、自己愛やナルシシズムは持っていると思いますが、  それをどう表現するか、どう結びつけていったらいいのかに関しては、  すごく漠然としたイメージしか持ってないような気がします。  だから、自分をアウトプットするための  新しい技術や用語に飛びついてしまうのでしょう。(P.93-94) ○加点法のものの見方とは、  物事に対して自分で面白みをみつけていくことです。    たとえば、一度見ただけではとっつきの悪かった、  理解しにくかった映画があったとしても、  「あの映画はつまらない」と切って捨てるのではなく、  資料などをもとにしてその物語の組成や映画の背景を読み解いていく。  味わいを方を見つけたとき、新たな面白さは発見されます。  これが加点法的なものの見方です。    加点法は文化的な修練などいくつもの訓練が必要ですが、  減点法は誰でも割と簡単に行うことができます。  だから多くの人が安易に減点法を採用してますわけです。(P.112-113) ○いかに身体を壊して、  すぐに再生させるかということをアスリートの一番の危機管理意識とするならば、  そこまでして徹底してやっている状況は  ツッコミ過ぎて完全に「ボケ」になってしまっていると思うのです。(P.117) ○「制御できないこと」に向かい合うことに、  今の文明人はなれていません。  みんな、自分の手でコントロールできるものだと思い込んでいる。(P.155)

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2013/04/07

現代を、息苦しいツッコミ時代と見る。ツッコミ過多でだれもが誰かを叩こうとする今、必要なのはボケでありベタだと。同感。

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2013/03/29

読み進むにつれて面白さに引き込まれてました。現代社会の問題点、その解決案が「ボケとツッコミ」という形で説明されています。ボケになり、面白さを見つける人生、楽しそうです。

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2013/03/11

世の中の事象をボケとツッコミで仕分け。ボケは実は攻めだった。確かにそうだ…。ボケは多彩だが、ツッコミは基本的にワンパターン。 なんだか、自分がこの本にツッコまれてるような気がしてきた。 自分の立ち位置を模索、見つめなおすのにいろいろ気づかされる良いことが書いてあります。 201...

世の中の事象をボケとツッコミで仕分け。ボケは実は攻めだった。確かにそうだ…。ボケは多彩だが、ツッコミは基本的にワンパターン。 なんだか、自分がこの本にツッコまれてるような気がしてきた。 自分の立ち位置を模索、見つめなおすのにいろいろ気づかされる良いことが書いてあります。 2012.12.17〜21 図書館

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2013/03/10

武器としての教養、が売りの星海社の本! ツイッターで紹介されていて気になったので読んでみることに! まずはざっと内容をまとめてみる。 とちったときに「今噛んだでしょw」と言われたり、人から何か面白いことを言うよう強制されることを「無茶ぶり」と言ったり、また、無茶ぶりされた人が「...

武器としての教養、が売りの星海社の本! ツイッターで紹介されていて気になったので読んでみることに! まずはざっと内容をまとめてみる。 とちったときに「今噛んだでしょw」と言われたり、人から何か面白いことを言うよう強制されることを「無茶ぶり」と言ったり、また、無茶ぶりされた人が「ハードル上げ過ぎw」と返したりする。 これらの言葉は、本来お笑い芸人たちの間だけのもので、そこに身を置かない一般人のものではなかった。番組全体を面白くするために、台本と、お互いを生かす高度な喋りのスキルがあって初めて、使えるようになる言葉だったのだ。 一般人が下手にツッコミを使うと、つっこまれる側の良さを生かせず、単なる「指摘」や「批判」になってしまう。筆者は、そういった相手を生かさない、むしろ殺してしまう「ツッコミ」にはもう食傷ぎみだと言う。そこで、「ボケ」に転じよう!という話。 ボケとは、隙があること、何かに夢中になること、だと筆者は言う。「ツッコマレしろ」があること。現代人はボケてツッコまれることに慣れていない。(自分に起きることは全部自分で把握していたいという自意識があるから、らしい)しかしツッコミを恐れているとどんどん委縮して、可もなく不可もない人生になってしまう。それはつまらない。そこで、何かに夢中になること、物事を批評するのではなくて、好きか嫌いかで判断しそれを表明すること。 (疲れたのでまたあとでまとめる)

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2013/03/06

あまりテレビを観ないので、著者を知りませんが…本の内容はおもしろかった!読みやすくて、わかりやすくて、ストンと落ちて納得できました。 ボケ、ベタ、意識したいと思います。

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2013/02/28

非常に良い!芸人さんが書いたっていうからどんなもんだろうと思ってたけど、この人のコンスタントなものの見方が非常に良い。よく勉強されてる感じ。ビートたけしや松本人志の引用の仕方。スマートなのに前向きなメッセージが伝わってくる。 世間のモテる人や魅力的な人は、この本に書かれてること...

非常に良い!芸人さんが書いたっていうからどんなもんだろうと思ってたけど、この人のコンスタントなものの見方が非常に良い。よく勉強されてる感じ。ビートたけしや松本人志の引用の仕方。スマートなのに前向きなメッセージが伝わってくる。 世間のモテる人や魅力的な人は、この本に書かれてることを肌で感じ取ってわかってる人なんだろうなあ。 面白かったです。

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2013/02/18

面白かった。読みやすく構成されていて理解しやすい。東京Podのリスナーで、はなしの大枠は知っていたが改めて読むといろいろ気付かされた。 世間が総つっこみ化する理不尽を正しいとして受け入れるなら、自分の好きな生き方は、やはりつっこまれる方だと思った。

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2013/02/13

突っ込むことで自分の立ち位置を獲得する人ばっかり。みんなが何かと斜に構えて突っ込みを入れて安心したがる中で、突っ込まれる存在が貴重とゆうご意見にも納得。

Posted byブクログ

2013/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「傍観者なのに文句だけ言う人=ツッコミ」的な解釈で良いのかな?そういう観点ではおおむね同感な内容でした。もっと「能動的に行動する人=ボケ」になりましょう、という点も共感。ただヤンキー礼賛的な部分は納得できませんでした。

Posted byブクログ