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一億総ツッコミ時代 の商品レビュー

3.7

104件のお客様レビュー

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    16

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2015/02/13

ツッコむというか揚げ足を取ったりケチをつけたりするのって、創造的なものの考えをしてない人でも「なんかやってやった」みたいな満足感や優越感を味わえるからねぇ。マキタスポーツは批評的な再生産的なネタで創造性を見せてるから説得力がある。

Posted byブクログ

2014/10/30

真面目な説明会などでもなんだかバラエティ番組みたいな話し方をする人がいて、気になっていました。「ハードル上げました?」「スベりました?」「サムい」「そこはツッコまないと」など、真面目に聞いてる人もそこそこウケる話し方をしていますが、バラエティ番組の受け売りでなんだかつまらない。全...

真面目な説明会などでもなんだかバラエティ番組みたいな話し方をする人がいて、気になっていました。「ハードル上げました?」「スベりました?」「サムい」「そこはツッコまないと」など、真面目に聞いてる人もそこそこウケる話し方をしていますが、バラエティ番組の受け売りでなんだかつまらない。全身全霊で自分の言葉で自分の得意分野やアピールポイントを語れる人の話の方が感動するし、心底面白いと思います。確かに私は関西人なのでその話、オチがないとかよく思ってしまいますが、オチがない話とバラエティ用語を使ってツッコミで笑わせるのとは違うと思います。この本は私が思っていたことを代弁してくれたようで面白かったです。テレビをほとんど見ないのでマキタスポーツさんは存じ上げなかったですが、入試問題に取り上げられていて興味を持って読みました。

Posted byブクログ

2014/09/30

言いたいことは何となく判るが、まとまりがない気がする。 「ツッコミ」「ぼけ」というキーワードで分けてしまっていいものだろうか。 今のツッコミが優しくないし、保身、外からの関わりというのは判る。 それに対抗するもの全てボケと言って良いのかなあ。 昔はもっと優しい、失敗を救って上げ...

言いたいことは何となく判るが、まとまりがない気がする。 「ツッコミ」「ぼけ」というキーワードで分けてしまっていいものだろうか。 今のツッコミが優しくないし、保身、外からの関わりというのは判る。 それに対抗するもの全てボケと言って良いのかなあ。 昔はもっと優しい、失敗を救って上げる温かいツッコミも多かったと思うねんけど。 もっとも、筆者が本当にお笑い芸人とは思わなんだ。

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2014/06/07

本書でツッコミといわれている、批判やちょっとしたイジリが普通のひとたちの会話のなかでも広まってしまっているっていうのは、すごく共感。 批判するのではなく、自分からおもしろいこと、ベタなことをしていこう、と。確かに、もっと気楽に自分のこと、他人からの眼を捉えたほうがいいのかもしれな...

本書でツッコミといわれている、批判やちょっとしたイジリが普通のひとたちの会話のなかでも広まってしまっているっていうのは、すごく共感。 批判するのではなく、自分からおもしろいこと、ベタなことをしていこう、と。確かに、もっと気楽に自分のこと、他人からの眼を捉えたほうがいいのかもしれない。 お笑い芸人さんが書いたものとは思えないくらい、学問的なことばが飛び交ってる。 言いたいことがありすぎてまとまってない感があったので、あと何度か読んだほうがよさそう。

Posted byブクログ

2014/05/01

Twitter見てると“ツッコミ”ばかりだ。 言論感覚で誰もが気軽に思想や意見を表明できるようになった。これ自体は否定されるべきことではない。が、2012年に書かれたこの作品が表明している危惧が現時点でよりクリアになっている。 ツッコミだけでは息苦しい。 ツッコミだけでは何...

Twitter見てると“ツッコミ”ばかりだ。 言論感覚で誰もが気軽に思想や意見を表明できるようになった。これ自体は否定されるべきことではない。が、2012年に書かれたこの作品が表明している危惧が現時点でよりクリアになっている。 ツッコミだけでは息苦しい。 ツッコミだけでは何も変わらないということを、ツッコミを繰り返してきた自分が1番感じている。 その息苦しさと虚しさへの処方箋をこの作品は示してくれている。 マキタスポーツが示してくれた「ベタ」への姿勢は少し前の自分なら拒否していたに違いない。一方で氏がいう「ボケしろ」視点は今、まさに自分が傾倒している世界そのもの。おぼろげながら、傾いていた変化を明確な言葉で形にしてもらった思いだ。 「ベタ」を自分が受け入れる日も近いのかもしれない。 とても共感する視座を提示してくれる挑発的作品だ。恐るべしマキタスポーツ!

Posted byブクログ

2014/03/21

東京POD許可局で知った槙田スポーツ氏の著書。 いつもPodcastを聞いているので、黙読しながらも彼の声が聞こえてくるようだった。こういう読書経験はあまりなかったので面白かった。そこでたまに語られる「メタ」と「ベタ」という言葉の意味がやっとわかった。 日本の社会がバラエティー...

東京POD許可局で知った槙田スポーツ氏の著書。 いつもPodcastを聞いているので、黙読しながらも彼の声が聞こえてくるようだった。こういう読書経験はあまりなかったので面白かった。そこでたまに語られる「メタ」と「ベタ」という言葉の意味がやっとわかった。 日本の社会がバラエティー番組化してしまっているという指摘には私も同感。 普段の何気ない会話の中にもボケやツッコミ、そいてオチが要求されている空気があるように感じる。言われてみれば何でだろう?芸人でもない私たちがこんなにも必死に笑わせなきゃ、盛り上げなきゃと考えているのって確かに変。飲み会なんてみんな必死だから。 槙田氏の説明する「ツッコミ高ボケ低」という表現にも納得。 そして、それでもツッコミとして「メタ」に生きたいだろうか、という問いに進んで行く。 結婚して、子供を作って、親の面倒を見る。そんなありふれた生き方を「ベタ」と呼び、そこに面白さを見いだそうと呼びかけける槙田氏。 ここま来て、自分の生活に落とし込んで考えみた。結婚して子供がいて、携帯の待ち受けは子供の写真。 そして、Facebookは少々やるけどtwitterやlineはやった事がなしい、ニコニコ動画もよくわからない。 今まで意識してこなかったけど、結構「ベタ」な生活送っているのかもしれないと思い、何だか笑えた。

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2014/03/20

 読み終えると「なんというまっとうなことを書いているんだ!」としみじみ感心するが、  読み始めは「え?」「そうなの?」とイマイチ頭に入らない。  簡単な理由で「ツッコミ」と「ボケ」を通常と異なる使い方をされているから。  うーん。  キャッチ―な「ツッコミ」という単語に吸引力があ...

 読み終えると「なんというまっとうなことを書いているんだ!」としみじみ感心するが、  読み始めは「え?」「そうなの?」とイマイチ頭に入らない。  簡単な理由で「ツッコミ」と「ボケ」を通常と異なる使い方をされているから。  うーん。  キャッチ―な「ツッコミ」という単語に吸引力があるのは分かるのだけれど、その分だけ自分の中に「ツッコミ」という既成概念があり、それとの齟齬になかなか慣れなかったなぁと。  事例を多く増やして、「ツッコミ」という言葉のつかみがもう少しあると楽だったような気もします。  最初読み辛くても、最後まで読み進めると、考えさせられる。だからこそ、読みやすくないほうが考える間が出来ていいいのかもしれない。

Posted byブクログ

2014/03/13

揚げ足とりのツッコミがはびこる世の中で、自らボケていくことの重要性。 何かを主体的に取り組むことがボケとなるのならば、ちょっとした気持ちの変化から取り組めそう。 そう考えるとツッコミは受動的でボケありきな存在なのだ。たしかにそれはちょっと寂しいし虚しい。

Posted byブクログ

2018/10/20

『新書』で『芸能人』が『社会』を語るとまぁこうなるよねというお手本のようなクソ本。『最近みんなツッコミばかりで〜』が発端な本書であるが、ツッコミの絶対量が増えたわけではなく、個人のツッコミがITで可視化されて観測可能になっただけ。確かにそれ故に変様する文化はあるだろうが、作者はそ...

『新書』で『芸能人』が『社会』を語るとまぁこうなるよねというお手本のようなクソ本。『最近みんなツッコミばかりで〜』が発端な本書であるが、ツッコミの絶対量が増えたわけではなく、個人のツッコミがITで可視化されて観測可能になっただけ。確かにそれ故に変様する文化はあるだろうが、作者はそんな社会を『観測』して本質を捉えたいワケではなく、俺論で社会を語りたいだけ。「◯◯な社会に、疲れないわけがありません。」「世間は不安でしょうがない。」「それが息苦しさの正体です。」「△△する人が本当に増えたと感じています。」「踊らされている人達です。」「??な人達が特に情報に惑わされていると感じています。」などなど持論の押し付け目白押し。こーゆー自分の狭い観測範囲で社会を語ろうとする"セカイ系”ならぬ”シャカイ系”、ブログtwitter他ネット上でも結構その辺に転がっていたりしますので、諸兄におかれましては一部に共感できるところがあったとしても、ゆめゆめ飲み込まれないように注意頂きたい所存であります。

Posted byブクログ

2014/03/03

この本を読むと最近の日本って生きにくく、殺伐とした世の中になってしまったと感じる。リラックスをし、人に対して無意識にツッコミを入れる事をやめるよう意識せねば。インターネットの発達の弊害って恐ろしい。

Posted byブクログ