空より高く の商品レビュー
真っ青に染められたページにすごく惹かれて読み始めた本。重松さん大好きなんだけど、今回のはちょーっと合わなかったかな? 廃校になる高校と、無くなるからこそなにかを始めるということを教える熱血教師の話なんだけど、わたしはこういう素直な学生ではなかったから羨ましかった。青春だなぁ~と。...
真っ青に染められたページにすごく惹かれて読み始めた本。重松さん大好きなんだけど、今回のはちょーっと合わなかったかな? 廃校になる高校と、無くなるからこそなにかを始めるということを教える熱血教師の話なんだけど、わたしはこういう素直な学生ではなかったから羨ましかった。青春だなぁ~と。 もしわたしがこの先生に出会っていても素直になることができず突っぱねていたでしょう。 だから、きちんとレッツビギン!できる生徒たちがいいなぁーと懐かしく思った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
【空より高く】 重松清さん 現在の、僕たち在校生を最後に廃校が決まった東玉川高校、通称「トンタマ」。 1年毎に減って行く生徒数。今、トンタマには厭世的な雰囲気が流れていた。 そのトンタマ最後の年にやってきた神村先生は若いイケメンの先生ではなく、 若い女の先生でもない、頭の薄くなりかけた冴えない中年のオヤジ教師だった。 神村先生は着任早々「終わるために始めよう」というワケのわからない言葉を僕たちに 投げかけた。神村先生は実はトンタマの第一期生だったのだ。 後悔しないためにも始めよう。神村先生の言葉は僕たちのくすぶっていた心に 一石を投げかけた。 ☆ わたしも一期生でした。生徒数の多い年代だったので新設された高校でした。 先輩の居ない自由感、新しい校舎に新しい設備、備品。 部活は、まだグラウンドも整備がされていなかったので部費を集めて 市営のコートを借りてやっていたけれども、それはそれで楽しかった。。 この頃のコトを想う時、ワーズワースの詩が頭に浮かびます。 「草原の輝き」 花の栄光 再びそれは還(かえ)らずとも,なげくなかれ その奥に秘められたる力を見い出すべし
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重松さんの書く、男の子の葛藤が好きで、青春物語が好きで。 止まらずに一気読みしてしまった。 常に「最後の」がついてまわる学生生活のなかで、何を始めることができるだろう。 自分は学校にも先生にも友達にも恵まれてたから、楽しい高校生活おくれたもんな 。 現実にはちょっと難しいかもだ...
重松さんの書く、男の子の葛藤が好きで、青春物語が好きで。 止まらずに一気読みしてしまった。 常に「最後の」がついてまわる学生生活のなかで、何を始めることができるだろう。 自分は学校にも先生にも友達にも恵まれてたから、楽しい高校生活おくれたもんな 。 現実にはちょっと難しいかもだけど、こんな先生いたら悔いなく青春できるだろうなぁ。 あ、違った。ジン先生曰く、高校生は後悔のかたまりでナンボなんだった。 大人はカッコ悪くてもいい。みんなカッコ悪いんだ。大人を勝手に目標にして、高校生の自分を甘やかすな。 いつか、こう子どもに言える大人になりたい。
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廃校が決まった高校で最後の1年間を過ごす主人公のネタロー。そこへ熱血先生が非常勤でやってきて…!?レッツ・ビギン!!ムクちゃんに告白され、ピエロに感化されジャグリングを始める。TVドラマ化しやすそうなお話。
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廃校が決まった高校。 終わりに向かう日々に何かを始めよう! レッツビギン! ひとり熱いジン先生に引き気味の生徒さち。 でも、いつの間にか、そのペースに巻き込まれ、様々なスタートをきることとなる。 さくっと読めます。 3
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昭和の学園物がそのまま展開されている。 ストレートで単純でこんな純粋な世界が何処かにあるだろうか。 と思ってしまうのは 私の心が汚れ過ぎてるせいか。
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重松さん作品は、誰か身近な人の「死」があって、しんみりちょっと泣けちゃうのが好きなので、今回のはちょっと違う路線でした。 廃校寸前の学校に熱血先生があらわれて、生徒たちも変わっちゃう!という青春はよいけれどちょっとまっすぐすぎかな。
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ニュータウンの人口が減れば自然とその地域の学校も閉鎖になるわなぁ。 自分の学年が最後の卒業生というのはなんか寂しい。 だって、後輩が存在せず、1年1年生徒が少なくなっていくんやもん。 そこへ第1期生の熱血先生がやってきたら…。こんな熱い先生って今どき存在しないのかもしれないけれど...
ニュータウンの人口が減れば自然とその地域の学校も閉鎖になるわなぁ。 自分の学年が最後の卒業生というのはなんか寂しい。 だって、後輩が存在せず、1年1年生徒が少なくなっていくんやもん。 そこへ第1期生の熱血先生がやってきたら…。こんな熱い先生って今どき存在しないのかもしれないけれど、出会えたら心に残る先生になること間違いなし。 いいな、青春。
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高校生のときに出会った重松清の本。 その後、大学生、新入社員、中堅社会人、、、親になって。。 いつもどの立場でも心に刺さる。 そっか、かっこ悪くていいんだ。一所懸命に生きてればいいんだ。 と思える。
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青空のイメージの為か、図書館で受け取った本は小口や天地までが青色でびっくりしました。大人の「絵本}?内容は過疎ため廃校で最後の卒業となるトンタマの卒業生達の青春譜。懐かしい中村雅俊・『レッツ・ビギン!』も登場でおじさんも楽しく読めました。
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