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箱の中 の商品レビュー

4.3

158件のお客様レビュー

  1. 5つ

    70

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2024/06/08

中々の強めBLでした笑 何で知ったのか忘れちゃったけど、レビューが良くて図書館で借りました。初読みの作家さんで事前情報なく読み始め、あら、これはもしかして…と思い作家さん紹介の所を読んで初めて知る。 元々恋愛モノはあまり読まないのですが、めっちゃ続きが気になってかなり早いペースで...

中々の強めBLでした笑 何で知ったのか忘れちゃったけど、レビューが良くて図書館で借りました。初読みの作家さんで事前情報なく読み始め、あら、これはもしかして…と思い作家さん紹介の所を読んで初めて知る。 元々恋愛モノはあまり読まないのですが、めっちゃ続きが気になってかなり早いペースで読みました。 刑務所、殺人、痴漢冤罪、前科持ち…という仄暗い特殊な設定の中での純愛。面白かったです。かなり生々しい表現あり、です。 そして、解説はもちろんこの方『三浦しをん様!』やっぱり!って言っちゃいました。

Posted byブクログ

2024/05/13

痴漢の冤罪で判決を受けた堂野 同じ刑務所の部屋であった喜多川は母親に頼まれ殺人を犯していた 喜多川は堂野に恋愛感情を抱く 喜多川は先に出所した堂野の行方をずっと探していて探偵に依頼 BLそしてお互いの感情 誰かが責任を負わず目を背け逃げていたら誰か他の人を傷つけることに...

痴漢の冤罪で判決を受けた堂野 同じ刑務所の部屋であった喜多川は母親に頼まれ殺人を犯していた 喜多川は堂野に恋愛感情を抱く 喜多川は先に出所した堂野の行方をずっと探していて探偵に依頼 BLそしてお互いの感情 誰かが責任を負わず目を背け逃げていたら誰か他の人を傷つけることにもなる

Posted byブクログ

2024/05/11

すさまじかった。夢中で、ふた晩よんだ… 執着といってしまえばそうなんだけれど、執着ってこう、信頼、こころから相手(その"相手"は自分の目に映る彼、でいいのだ)を信じきり、一心に愛し、肯定する…そこには当たり前に暗く黒いどろっとした感情も生まれて、でももうそうす...

すさまじかった。夢中で、ふた晩よんだ… 執着といってしまえばそうなんだけれど、執着ってこう、信頼、こころから相手(その"相手"は自分の目に映る彼、でいいのだ)を信じきり、一心に愛し、肯定する…そこには当たり前に暗く黒いどろっとした感情も生まれて、でももうそうするしかなくて…究極に煮詰まった関係性、すばらしく凄まじかった。良かった…! ノベルス版の短編を読まねば!木原先生、BLとSF特集で知り、全部の著作が読みたくなりました。

Posted byブクログ

2024/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

4時間くらいかけて一気読みしてしまった。じりじり焼かれて最後に掬い上げられた…電子で読んだけど紙でも持っておきたい作品。

Posted byブクログ

2024/04/22

とても素晴らしい作品に出会えた。 本作は、私が思い描いていた『BL』のイメージを良い意味で大きく覆してくれた最高傑作でした。 痴漢の冤罪で刑務所にはいる事になった主人公の堂野が、そこで出会った殺人犯の喜多川に好かれて困惑する。そしてお互い刑期を終え再開するが、堂野にはすでに家庭...

とても素晴らしい作品に出会えた。 本作は、私が思い描いていた『BL』のイメージを良い意味で大きく覆してくれた最高傑作でした。 痴漢の冤罪で刑務所にはいる事になった主人公の堂野が、そこで出会った殺人犯の喜多川に好かれて困惑する。そしてお互い刑期を終え再開するが、堂野にはすでに家庭があった。 喜多川の生い立ちが悲惨過ぎる。教養も愛情も与えられず、当たり前の感情すら理解できないまま大人になってしまった。そんな喜多川に、堂野が教養や常識を教える。子供の様に堂野を慕い始め、その思いが愛へ変わっていく。 純粋無垢な喜多川が、真っ直ぐに愛を貫こうとする姿は狂気じみていたが、同時に優しさに満ちていて温かくもあった。複雑な感情が入り混じり、そして気付くと応援している自分がいた。 喜多川は堂野と出会い『他人を思いやること』を考える様になり、堂野は喜多川に出会い『人間にとって本当に必要なものは何か』を知る。そんな二人の感情の変化が愛おしく感じた。 常に心がヒリヒリし目を覆いたくなる描写も多い内容であったが、ラストは穏やかで温かい気持ちになった。BLに興味ない人も是非手に取って欲しい一冊。

Posted byブクログ

2024/04/03

BLというジャンルがあるとは知らなかったが、凪良ゆうさんがBL出身だと言う事で読んでみたが、見事に予想を裏切られた。 性的な表現を除けば(一般的な視点)素晴らしい恋愛小説だった。

Posted byブクログ

2024/03/27

作者の本を読むのはこれで2冊目。 BL界の芥川賞と謳われているらしい。 「美しいこと」が良かったのでこちらも手に取ってみたが あまりハマらず。

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2024/03/16

おびのりさんがブクログのベストユーザーズアワード受賞ユーザーさんのお薦め本で紹介されていた本。 おびのりさんありがとうございます! BLということでは。私は一穂ミホさんの短編作品をちょっと読んだことがあるだけでほぼ初めて読みました。 はっきりいって、とても面白く読めました。 ...

おびのりさんがブクログのベストユーザーズアワード受賞ユーザーさんのお薦め本で紹介されていた本。 おびのりさんありがとうございます! BLということでは。私は一穂ミホさんの短編作品をちょっと読んだことがあるだけでほぼ初めて読みました。 はっきりいって、とても面白く読めました。 痴漢の冤罪で刑務所に入った堂野と同じ部屋の殺人罪を受けているけれどまるで幼子のような喜多川との関係は喜多川の堂野に対する並みならぬ優しさから始まります。 二人の関係は刑務所内の公然の秘密です。 でも、堂野は刑期を終え先に喜多川に住所を教えることなく出所してしまいます。 以下ネタバレしていますので、これから読まれる方はお気をつけください。 後から出所した喜多川は全力を尽くして堂野を日本中捜します。 そしてついに二人の再会。 堂野と一緒に暮らしたいと刑務所に居る時から言っていた喜多川。 果たして堂野は年下の女性と結婚して娘の穂花がいました。 そして堂野も喜多川と友人として付き合いたいと思い、自宅へ食事に招くようになります。 喜多川も堂野の提案を受け入れ食事に招かれるうちに穂花に気に入られ二人は穂花が大人になったら結婚する約束までしてしまいます。 また、喜多川は一度死んで、堂野の家の子どもに生まれ変わりたいと言い出し、本当に喜多川の純真無垢さに読むと泣けてきます。 一体最後はどうなるのだろうと思いますが。 堂野には妻子を捨てるのはありえないし、喜多川が泣くのもみたくないと思いました。 多分にネタバレしているのでこれ以上はかきませんが…。 喜多川が堂野をどうやって捜し出したかは別の短編になっていてミステリー感もあります。 出所後の二人の関係も別の短編として収録されていて短編が3編です。 おびのりさんご紹介ありがとうございました。 おびのりさんが読まずにとばしていいとおそらくおっしゃっている場面は(はっきりどこと言われたわけではありませんが)男性が読むと嫌な感じがするのでしょうね。 BLというのは三浦しをんさんの解説によると、女性向けの小説なんだそうですね。初めて知りました。 木原音瀬さんの他の作品は機会があれば読んでみたいです。とてもよかったです。気持ちがあたたくなりました。

Posted byブクログ

2024/06/09

純愛…! 痴漢の冤罪で刑務所に入った男性。社会問題がテーマだと思いながら読み進めていくうちに、もしかしてこれはBL小説というものなのか、とようやく気がつく。漫画では読んだことがあったけど、小説では初めて。そもそも恋愛小説自体をあまり好んで読まないのだけど、BL小説は男女間の恋愛よ...

純愛…! 痴漢の冤罪で刑務所に入った男性。社会問題がテーマだと思いながら読み進めていくうちに、もしかしてこれはBL小説というものなのか、とようやく気がつく。漫画では読んだことがあったけど、小説では初めて。そもそも恋愛小説自体をあまり好んで読まないのだけど、BL小説は男女間の恋愛より純粋に愛情が描かれていて好ましく思った。

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2024/02/05

新聞の書評欄にあった本 痴漢の冤罪で捕まった堂野 無罪を主張したために反省なしとして刑務所に収監されてしまう。 そこで出会った喜多川は堂野に「ありがとう」と言われたことから懐き始める。 喜多川の生い立ち故なのか堂野に対して一途すぎる愛情 に胸が痛くなった。 箱の中 脆弱な詐欺...

新聞の書評欄にあった本 痴漢の冤罪で捕まった堂野 無罪を主張したために反省なしとして刑務所に収監されてしまう。 そこで出会った喜多川は堂野に「ありがとう」と言われたことから懐き始める。 喜多川の生い立ち故なのか堂野に対して一途すぎる愛情 に胸が痛くなった。 箱の中 脆弱な詐欺師 檻の外 の三部構成になっています 同室だった芝さんがいい人だった(収監されていたので、悪いことをした人ではあるのだけれど) 三浦しをんさんが解説で書いていたノベルズ版檻の外のなつやすみも読みたい! もう本がないようなので電子書籍?

Posted byブクログ