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光圀伝 の商品レビュー

4.4

379件のお客様レビュー

  1. 5つ

    170

  2. 4つ

    127

  3. 3つ

    40

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2013/06/08

今までの水戸の黄門様のイメージが一変しました。 好々爺のイメージでしたが、そのようなことはまったくない。 文武両道で荒々しささえありながら、義を重んじる。 光圀が時の将軍になっていれば、民のことを考え、日本の将来に眼を向け、江戸幕府、その後の日本も大きく変化していたのかもしれませ...

今までの水戸の黄門様のイメージが一変しました。 好々爺のイメージでしたが、そのようなことはまったくない。 文武両道で荒々しささえありながら、義を重んじる。 光圀が時の将軍になっていれば、民のことを考え、日本の将来に眼を向け、江戸幕府、その後の日本も大きく変化していたのかもしれません。 光圀にとって、心を許した者、信頼した者が、若くして亡くなるという運命には非常に寂しさ、悲しさを覚えました。 しかし、頼りになる兄が長命であったことが唯一の救いかもしれません。

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2013/06/04

良く知ってるようで実は知らない水戸黄門の生き様が「美事」「大義」というキーワードで表現されている一代記。 実際には毀誉褒貶のある人物とは思いますが、天地明察同様、人物に対するリスペクトが感じられるので読後感も良いですね。 700ページを超える大作ですが、ぐいぐい引き込まれました。

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2013/06/03

大義 不義なる者が大義を為さんとする いくつかの場面で自然と涙が出てきた でも何より大義への道が開ける、自分の見出だした大義が成った場面 読みながら号泣

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2013/05/31

水戸光圀ってこういう人だったんだ!真摯に義に生き、謙虚に学び、自分の道を貫き通す。ものすごい人だったんだと驚きました。 天地明察の算哲についても触れるところもあり、光圀側から見た算哲が面白かったです。 光圀自身のモノローグが織り込まれていて、全体にピリっとした緊迫感を与えています...

水戸光圀ってこういう人だったんだ!真摯に義に生き、謙虚に学び、自分の道を貫き通す。ものすごい人だったんだと驚きました。 天地明察の算哲についても触れるところもあり、光圀側から見た算哲が面白かったです。 光圀自身のモノローグが織り込まれていて、全体にピリっとした緊迫感を与えています。 天地明察とはまた違う新しいスタイルの素晴らしい時代小説です。

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2013/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ひさしぶりの電話帳本でしたが、あっという間に引き込まれ完読。考え惑い尽くす光圀が好きだ。 未来を生きるように・・・いまを生きるんだ。 仁というのは、二人の人間が互いに果たすべき礼節。 信は約定を意味する。・・・とか・・・たまに文章が目に留まった。

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2013/05/26

地元の西山荘、瑞龍山という言葉が出てきて、親近感を覚えた。テンポ良く進んで行く物語に惹かれ、長さを感じさせない。

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2013/05/22

忠臣蔵を読んだ後なので、綱吉が哀れになった。 前半はとにかく光國の男っぷりに惚れる。 後半は、介さん覚さんは本当に居たんだな、と思ったのと、人々の光圀に寄せる期待のようなものが微かに分かった気がする。

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2013/05/22

骨太。 最初、ぶ厚さに圧倒され、 幼少期にちょっとうまく入りこめず、 きついかなーと思っていましたが、 途中からぐいぐいいきました。 素晴らしい友と伴侶を得た時の安らぎ。 それを失った後の埋めきれない空虚。 しかし、それでも人は生きて繋がっていく。 まさに史書を編んだ偉人の生...

骨太。 最初、ぶ厚さに圧倒され、 幼少期にちょっとうまく入りこめず、 きついかなーと思っていましたが、 途中からぐいぐいいきました。 素晴らしい友と伴侶を得た時の安らぎ。 それを失った後の埋めきれない空虚。 しかし、それでも人は生きて繋がっていく。 まさに史書を編んだ偉人の生き方でした。 ラスト。 本当に素敵な終わり方です。 ここまで読んできたことを微塵も後悔させません。 ありがとうございました。

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2013/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初、冲方 丁。父・頼房に想像を絶する「試練」を与えられた幼少期。血気盛んな“傾奇者”として暴れ回る中で、武蔵と邂逅する青年期。やがて学問、詩歌の魅力に取り憑かれ、水戸藩主となった若き“虎”は「大日本史」編纂という空前絶後の大事業に乗り出す…。家康の孫・光圀として史実を『光圀伝 』に求め期待して借りてきました。冒頭の凄まじい家老殺害シーン・父の命令で七つの光圀が生首を引きずり、煮沸…父と髑髏杯…。『義』の光圀。黄門様のイメージとかけ離れ読むのに時間がかかった。読みきった充実感はあるが長すぎるよ。

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2013/05/18

「天地明察」のスピンオフ作品といったところか。「天地明察」よりも分厚いけど。 てゆうか、完全に「一夢庵風流記」(花の慶次原作)だわね。男どもの友情・情熱(一部女がらみ)が重きを締めているのは慶次も天地明察も同じ。 文章も読みやすいしおもしろかったけど、冲方丁である必要があるのかな...

「天地明察」のスピンオフ作品といったところか。「天地明察」よりも分厚いけど。 てゆうか、完全に「一夢庵風流記」(花の慶次原作)だわね。男どもの友情・情熱(一部女がらみ)が重きを締めているのは慶次も天地明察も同じ。 文章も読みやすいしおもしろかったけど、冲方丁である必要があるのかな~と思った。

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