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ナモナキラクエン の商品レビュー

3.5

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

    23

  4. 2つ

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2012/11/13

いつも通り、登場人物は皆心優しくて良い人ばかり、ストーリーも「こんなヤツはいねぇよ」とつっこまれても仕方のない展開ではあるんですけど、それでもやはり小路の描く人物は魅力的なのです。今回はのっけから「はるかちゃん」にやられてしまいました。いいよなぁ、こういう娘。

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2012/11/11

小路さんの家族物語は最高ですね。 まあいろいろ異論がある方もいると思いますがとても良かったです。 スイ君、いい男になるのでしょうね。 サン君、幸せにずっとそのペースを崩さないで下さい。

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2012/11/08

+++ 「楽園の話を、聞いてくれないか」 そう言いかけて、父さんは逝ってしまった。 山(サン)・紫(ユカリ)・水(スイ)・明(メイ)と名づけられた僕ら兄妹と、一通の手紙を残して。 +++ それぞれ母親の違う四人の兄妹。その長男で21歳の大学生・山(サン)が語る、向井家の物語であ...

+++ 「楽園の話を、聞いてくれないか」 そう言いかけて、父さんは逝ってしまった。 山(サン)・紫(ユカリ)・水(スイ)・明(メイ)と名づけられた僕ら兄妹と、一通の手紙を残して。 +++ それぞれ母親の違う四人の兄妹。その長男で21歳の大学生・山(サン)が語る、向井家の物語である。兄妹それぞれは、普通さのなかに少しだけほかと違った性質を帯び、それが個性となって魅力的なキャラクタになっている。兄妹を取り囲む周りの人たちも、きちんと自分の立場と役割をわきまえていて、好感が持てる。登場人物すべてが著者らしく気持ちが好い。ものすごく重いことが描かれているにもかかわらず、全編に爽やかな風が吹いているように感じられるのもそのおかげだろう。父の残したこの家が、彼らにとっての楽園になることを祈らずにはいられない一冊である。

Posted byブクログ

2012/10/30

こういう家族の形もあっていいとは思うのだけど、不幸な子供の幸せを祈る場所より、自分の周りの幸せも一緒に叶うような在り方を目ざせなかったのかと思う。つまりは、朝美さんとお父さんが結婚して彼女の子供とともに楽園を目ざす形の方が自然で素敵だと思うのですが。

Posted byブクログ

2013/05/23

〈内容〉「楽園の話を、聞いてくれないか」そう言って、父さんは死んでしまった。残された僕たち、山(サン)、紫(ユカリ)、水(スイ)、明(メイ)は、それぞれ母親が違う兄妹弟。そして僕たちは、楽園探しの旅を始めた。

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2012/10/18

小路さんの王道の家族もののお話ですが、 設定が、すこしばかり重めだったかな~。 ちょこっちチャレンジしてみました的な。 そのわりには、 小路さんのテイストがよく出ていたので、 お話自体は重くならず、そこはよかった。 でも…、少し物足りなさも感じたかな~。 キャラが、あまり尖が...

小路さんの王道の家族もののお話ですが、 設定が、すこしばかり重めだったかな~。 ちょこっちチャレンジしてみました的な。 そのわりには、 小路さんのテイストがよく出ていたので、 お話自体は重くならず、そこはよかった。 でも…、少し物足りなさも感じたかな~。 キャラが、あまり尖がってなかったのと、 エピソードの広がり具合も、そんなに…。 小路さんの作品といぅだけで、 ちょっち、ハードルを上げ過ぎたかな~。 悪くはないです。ふつぅの作品でした…。

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2012/10/17

父親が遺した言葉をきっかけに、 兄弟四人が少しだけ成長するお話。 内容とは裏腹に軽快なタッチで話は進んで行き、 読みやすかったけれど、読んだ!と言う感触が薄い作品

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2012/10/12

キシャツーやシェアハウス同様悪人が出てこない小説。この作者はつくづく家族を書きたいんだな。面白くないわけではないし、途中で投げ出したくなることもないが、浅いところをふわふわ浮いていて手応えが感じられない。

Posted byブクログ

2012/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

父親とそれぞれ母親の違う4兄弟のお話 その父親が亡くなり、それぞれの母親に逢いに行く。 重い話になりがちなのに、たんたんと読めた。 淡い寂寥感。

Posted byブクログ

2012/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

湘南の海辺の町を起点に、若い兄妹が恋人たちと共に日本国中あちらこちらへと出かけていくロード・ムービーのような家族の物語。 まるで、ジグソー・パズルのピースを少しづつはめ込んでいくようなストーリー構成で、不思議な家族のありようが最後にぴたりと落ち着くべきところに落ち着く。 「親のいない子」という設定は、小路さんの作品によく登場する設定だけれど今回はまた念入りだ。バツ4の父親のおかげで、それぞれの母親を失った4人兄妹が登場。 そんな変な父親が急に亡くなり、その遺言から始まる母親訪ねの旅。善人ばかりの隣人たち。そして、次々と現れる兄妹の素敵なパートナー、、、、、 まあ若者たちにとってメルヘンのようで、これは想像上の楽園物語なのかな。

Posted byブクログ