ナモナキラクエン の商品レビュー
東京バンドワゴン的な。 ただお父さんの活躍をもっと見たかったし、それぞれの事情も知りたかったかも。終わり方とは相反するけど。
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大・高・中・小学生の4人それぞれが異母兄弟姉妹という普通あまりない環境だと、こんなにも大人びるものなのかな。父親が56歳という若さで急死し兄弟姉妹だけとなったうえ、音信不通となっていたそれぞれの母親に会いに行くという状況で、動揺とか感情的になるとか殆ど無く冷静なのは、父親の影響と...
大・高・中・小学生の4人それぞれが異母兄弟姉妹という普通あまりない環境だと、こんなにも大人びるものなのかな。父親が56歳という若さで急死し兄弟姉妹だけとなったうえ、音信不通となっていたそれぞれの母親に会いに行くという状況で、動揺とか感情的になるとか殆ど無く冷静なのは、父親の影響と彼らの絆の強さと周りの大人たちの暖かいサポートの賜物なのかしら。重たくなりがちなテーマだけど晴れ晴れと前向きな読後感。オシャレな印象でした。
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- ネタバレ
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納得いかないな。疑似捨子じゃないか。 親がいなくても楽園にしたい、というのは父の理想であって子供達の意志じゃない。現にサンは傷ついているわけだし。子供を実験台にしたみたいじゃないか。
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小路さんの作品を読むたびに、この人はきっと性善説なんだろうなぁ、と思う。『東京バンドワゴン』シリーズにしても本作にしても、いわゆる“悪い人”というのはまず出てこないので、安心して読むことが出来る。 もっとも読んでいく途中では、誰か一人くらいは嫌なヤツが出てくるんじゃないかとドキド...
小路さんの作品を読むたびに、この人はきっと性善説なんだろうなぁ、と思う。『東京バンドワゴン』シリーズにしても本作にしても、いわゆる“悪い人”というのはまず出てこないので、安心して読むことが出来る。 もっとも読んでいく途中では、誰か一人くらいは嫌なヤツが出てくるんじゃないかとドキドキしていたんだけど。 主人公たちが母親を訪ねて旅をするというのはロードノベル的で、以前読んだ『Q.O.L』と似ているような印象も受けた。
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山紫水明。 まさに、名もなき楽園。 一種のファンタジー。こんな場所があれば、という。 ビーチボーイズを連想。一夏の思い出と、古い車とか、海のそばだとか。 なんとなく、お父さんはマイク真木をイメージ笑 歌のグリーングリーンも連想…丘の上でララーいや、この小説に丘はでてきま...
山紫水明。 まさに、名もなき楽園。 一種のファンタジー。こんな場所があれば、という。 ビーチボーイズを連想。一夏の思い出と、古い車とか、海のそばだとか。 なんとなく、お父さんはマイク真木をイメージ笑 歌のグリーングリーンも連想…丘の上でララーいや、この小説に丘はでてきませんが笑
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相も変わらずゆっき~らしいお話でした む~ここ最近で3冊くらいゆっき~の本読んだけど短期に連続して読むもんじゃないね~ 腑抜けてしまう…たまにならいいんだろうけどどれもこれも優しい話しだからなぁ 腰のないうどん食べてる感じ あと一冊あるんだよね…
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それぞれ母親が違う4人の兄弟が 父親が亡くなったのをきっかけに母親に会いに行きます。 青春物?家族物?ミステリ? いろいろ混ざり合った小路さんの話好きです。
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向井家の兄弟は、みんな母親が違う。しかし、とても仲が良かった。 長男サン、長女ユカリ、次男スイ、次女メイ。 彼らは、父親の死をきっかけに、自分の母親に会いに行くことにした。 自分の出生と、父の秘密を探す旅。 彼らが自分自身に課した、夏休みの宿題。 異母兄弟で、しかも仲が良い。...
向井家の兄弟は、みんな母親が違う。しかし、とても仲が良かった。 長男サン、長女ユカリ、次男スイ、次女メイ。 彼らは、父親の死をきっかけに、自分の母親に会いに行くことにした。 自分の出生と、父の秘密を探す旅。 彼らが自分自身に課した、夏休みの宿題。 異母兄弟で、しかも仲が良い。しかもみんな個性的。 すぐにみんなが好きになりました。 兄弟っていいもんだと思いました。 私はこんな兄弟にはなれてないけど。 お互いがお互いを信頼している関係に憧れました。 結末はちょっと衝撃的でしたが。 しかも確信を得られていませんが。 この本読んだ人と感想を共有したいですね。 これってこういうことで良いんだよね?って確認作業したい。 このお話は雰囲気が好きです。 ゆったり、時に荒々しく、全てを包み込む海のような作品です。 ちょっと疲れてしまったときに、おすすめします。
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複雑な家族の関係。前向きに生きていこうという気持ちが伝わり、すがすがしさが残る。読後感は、さわやか。
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多作の小路さん、久しぶりのヒットや! また家族モノか、ともちょっと思うが好きなモンは好き。 分かりやすいし、清々しいですな。
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