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夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです の商品レビュー

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70件のお客様レビュー

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2014/10/19

インタビュー集。19本収録。小説を書くことは、目覚めながら夢を見ているようなもので、自分の中の深くて暗い場所に下りれば非現実的なことが自然と起こりうる。という話が繰り返しでてくるのが印象的だった。

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2012/09/30

村上春樹のインタビュー集である。村上春樹をより知るための本である。こういう本まで買って読むとは、まさしく村上春樹にどっぷり浸かっていると言える。村上春樹ファンにとって、新たな本への飢餓状態である。 インタビュー集であり、繰り返し同じような質問があり、何度も読んでいると、村上春樹だ...

村上春樹のインタビュー集である。村上春樹をより知るための本である。こういう本まで買って読むとは、まさしく村上春樹にどっぷり浸かっていると言える。村上春樹ファンにとって、新たな本への飢餓状態である。 インタビュー集であり、繰り返し同じような質問があり、何度も読んでいると、村上春樹だったら、こう答えるだろうと予想が立つのである。

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2012/09/24

1997年~2011年までの村上春樹のインタビュー集。 「作家(私)は起きていながら夢を見る事ができる。だからフィクションとはいえ、作家にとっては目の前で起きている事。だから書きながら先の展開がどうなるかは作家自身にもわからない」といった意味の言葉が印象に残った。人は誰しも心の中...

1997年~2011年までの村上春樹のインタビュー集。 「作家(私)は起きていながら夢を見る事ができる。だからフィクションとはいえ、作家にとっては目の前で起きている事。だから書きながら先の展開がどうなるかは作家自身にもわからない」といった意味の言葉が印象に残った。人は誰しも心の中に暗い部屋、というか井戸のようなもの、現実ではない精神世界のものを持っているという考えにもある程度共感できる。オウム事件や、9・11についての考察、1960年代のアメリカ文化について、自身の文壇での評価について、ジャズバーを経営していた20代についてなど、村上春樹という人間が垣間見える一冊。 カフカやドストエフスキーを読んでみようかと思わせてくれる。

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2012/10/20

ああ、面白かった!! 村上さんは、読書体験を積み重ね(インプット)、29歳で初めて小説を書いた。 「僕はこれまでに自分が読んできたヨーロッパやアメリカの作家の作品から、あらゆるものを片端からかき集めるようにして借用したわけです。文体や、ストラクチャーや、とにかく何もかもをごた...

ああ、面白かった!! 村上さんは、読書体験を積み重ね(インプット)、29歳で初めて小説を書いた。 「僕はこれまでに自分が読んできたヨーロッパやアメリカの作家の作品から、あらゆるものを片端からかき集めるようにして借用したわけです。文体や、ストラクチャーや、とにかく何もかもをごたまぜに。その結果、僕は自分自身の日本語の、オリジナルなスタイルを獲得することができた。(p.214)」 というのを読んで、文学版フリッパーズギターみたい!と思ってしまった。 村上春樹はロックスターなのだ、だから自分は惹かれるのだなと思った。 20年来、わたしは村上春樹の熱心な読者です。 内容はもちろん、登場する料理やら音楽やら、 そういうものから受けた影響も大。 ドアーズ、ビーチボーイズ、ビートルズ、ビル・エヴァンス、スタン・ゲッツ、ブラームスやベートーベン…思い返せば、随分と追いかけて聴いてきた。 今のわたしの音楽的趣味の基盤を作ったといえるほど。 だからこのインタビューはすごく興味深かった。 どんな小説を読んできたか、どんなふうにして小説を書いているのか、小説で何を表現したいのか、長編小説と短編小説を書くときの違い、これまでの小説はどこで書いたのか、日本について、日本の小説についてどう考えているか…そういうことがよくわかって、とても面白い。 話される言葉も小説の文体のようにリズムがよく、ぐいぐい読んでしまった。 ご自身のエッセイや安西水丸さんの村上さん評、あるいは「エルサレム賞」受賞時のスピーチなどから、その人となりについての基本的な知識やイメージは持っていて、この本を読んで意外に思うようなところはまったくなかったけど、何しろもこんなにまとまったインタビュー集は初めて。 もれ聞えてくる情報とはボリュームが違う! お腹いっぱい。楽しめました。 村上春樹さんは人として実にまっとうな方であり、ストイックで健康的な生活を送り、混沌とした世の中にあっても良い物語で世界が変わると信じ、常に前に進もうとしておられることがよくわかった。 また小説を読み返したい。

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2012/09/22

村上春樹は物語を書くことによって、あまり好調とは言えない今の世界が、いいようになると信じている。本当に前向きな作家。健康的だし。 触れることができるリアルな「愛」を素材として価値体系を築きあげる必要があるし、本当にそうなっていくんじゃないかな。

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2012/12/20

1997~2011年のインタビュー集。文庫。 表紙を飾るのは、長谷川潔! 各国インタビュアーの違いが興味深い。 消耗品ではない小説(物語)を紡いでいる村上さんの言葉は、 読み応えがあります。 アスリートな村上さん。 本は好きなように読めばいいけど、 村上さんの小説について...

1997~2011年のインタビュー集。文庫。 表紙を飾るのは、長谷川潔! 各国インタビュアーの違いが興味深い。 消耗品ではない小説(物語)を紡いでいる村上さんの言葉は、 読み応えがあります。 アスリートな村上さん。 本は好きなように読めばいいけど、 村上さんの小説について、もし読み方を薦めるなら、 時系列で読むと流れがわかって面白いとおもった。 (「風の歌を聴け」は10代で読んでおきたい) 村上版ドストエフスキー的超長編を読める日が待ち遠しいです。 物語性。ナラティブ。

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2012/09/19

「旅行の目的は(ほとんど)全ての場合ーパラドクシカルな言い方ではあるけれどー出発点に戻ってくることにあります」(195ページ)とのこと。

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2012/09/30

2012.9.19.読み始め。 2012.9.30.読了。 素晴らしい濃密さを含んだインタビュー集だった。エッセイとは違った、春樹さんの人柄や考え方が伝わってきて、また小説を読み返そうと思った。

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2012/09/15

ついこの間、楽しい仕事をご一緒した方から、この本を教えていただいて、分厚い本と聞いていたのでそのうち、と思っていたら、昨日、文庫新刊の中吊りが!その足で購入。とりあえず、いちばん最近読み直したスプートニクのところをめくってみたら、ちょうど話題にのぼった地下水脈の話だった!すごくお...

ついこの間、楽しい仕事をご一緒した方から、この本を教えていただいて、分厚い本と聞いていたのでそのうち、と思っていたら、昨日、文庫新刊の中吊りが!その足で購入。とりあえず、いちばん最近読み直したスプートニクのところをめくってみたら、ちょうど話題にのぼった地下水脈の話だった!すごくおもしろい。そして、このタイミングとつながる感じ。私に村上春樹ブームが来そうな予感。やっと!

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2012/09/14

最近村上春樹の本を手に取る機会が多くなった。今の僕にとって、ちょうどよい重さの本なんだろう。そしてこれはエッセイ集であり、疲れた夜に読むのにとてもいい。シリアスでもあるし。

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