夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです の商品レビュー
ある意味、作品よりも面白い!と言えば言い過ぎかも。ただ、真摯なんやなぁというのはヒシヒシ来る。未読のものも多いので、もうしばし氏の世界を楽しめる悦びが、まだある。
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メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1793613822261170516?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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村上春樹を深く知れました。 あぁ、この人好きだなと思うところがたくさん。 書きたくなったら書けばいい。 精神力と身体力。 小説を書くとき以外は違うことをして、小説のことを考えないようにする。 インプットしたことをそのまま出すのではなく、自分の中に寝かして自然に湧き上がったものを...
村上春樹を深く知れました。 あぁ、この人好きだなと思うところがたくさん。 書きたくなったら書けばいい。 精神力と身体力。 小説を書くとき以外は違うことをして、小説のことを考えないようにする。 インプットしたことをそのまま出すのではなく、自分の中に寝かして自然に湧き上がったものを書く。 深い井戸に降りていく。
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68冊目『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2011』(村上春樹 著、2012年9月、文藝春秋) 著者が1997年から2011年までの間に受けたインタビュー19本が収録。米・台・中・仏・露など、日本のみならず世界中のメディアによるインタビューが...
68冊目『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2011』(村上春樹 著、2012年9月、文藝春秋) 著者が1997年から2011年までの間に受けたインタビュー19本が収録。米・台・中・仏・露など、日本のみならず世界中のメディアによるインタビューが収録されており、いかに著者が世界的な作家なのかがよくわかる。 この15年間で村上作品のスタイルがいかに大きく変化したのか、なぜそのような変化が起きたのかを読み解く鍵となる一冊。 「僕は理想主義者で楽観的で、愛を信じてはいますが」
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- ネタバレ
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夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです (和書)2010年12月14日 23:43 村上 春樹 文藝春秋 2010年9月29日 非常に読み易かった。 自由と時間を手に入れるのにはお金が必要らしい。 柄谷行人の言う第三象限C 資本(貨幣と商品交換) = 自由 柄谷行人の本で村上作品に出てくるカント「純粋理性批判」を村上春樹が正確に読んでいるという部分がとても印象に残っていて、そういう意味で本人は批評家がそれほど好きではないのかもしれないけど、普遍宗教的文学として世界で読まれノーベル賞などの候補になるぐらい高評価を受けるのだろうと思った。 村上春樹の作品が本当に普遍宗教なのだろうか?それはちょっと僕には分からない。柄谷行人の言うネーションの形成というものとは別物の対抗運動としてある普遍宗教という見方は必要だろうと思うし、村上春樹を確かに対抗運動として捉えるとしっくりする部分もある。 ただ、なんだかカマシと読んだ後にくる、読み易いためかもしれないけど、ナンセンスと感ずる部分も多くある。でも何かあると書いている作家ではなく、読者に対しそういう意味で誠実なのかもしれない。 読後感は頭がカラッポになる。
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村上春樹の小説に対する一環した考え方がわかる。小説を書くときは自分でも今後の物語がどのようになるのかわからないと言う。つまり結論ありきで書くのではなく、自分も一読者として物語の行く末を見ながら書いていると言う。1997年から2011年のインタビュー周南だけど主張がほぼ一貫して変わ...
村上春樹の小説に対する一環した考え方がわかる。小説を書くときは自分でも今後の物語がどのようになるのかわからないと言う。つまり結論ありきで書くのではなく、自分も一読者として物語の行く末を見ながら書いていると言う。1997年から2011年のインタビュー周南だけど主張がほぼ一貫して変わっていないところに著者の仕事に対する姿勢がとても素晴らしいと思った。見習うべき点です。
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(Mixiより, 2010年) 村上春樹のインタビュー集。 だからといってただの寄せ集めという感覚は皆無。 春樹さんは今までに数あるフィクションの中で、 あまりにも饒舌に、赤裸々に人間を語ってきた。 この作品は、そんな過去の長編小説に匹敵するような、 「村上春樹の人生」を描く新作...
(Mixiより, 2010年) 村上春樹のインタビュー集。 だからといってただの寄せ集めという感覚は皆無。 春樹さんは今までに数あるフィクションの中で、 あまりにも饒舌に、赤裸々に人間を語ってきた。 この作品は、そんな過去の長編小説に匹敵するような、 「村上春樹の人生」を描く新作という印象でした。 そこにはもちろん語り直しが含まれるし、 個々人のイメージによってずいぶん受け取り方は違うだろうけど。 それほどに一貫した、彼の姿勢が表れている良作です。 印象に残った箇所を引用。 「ユーモアのセンスというのは安定の中から、 あるいは安定を指向するところから生じるものです。 ユーモラスになるためには、 あなたはクールにならなくてはなりません。 ・・・もしシリアスになったら、 そこからは安定が失われていくかもしれない。」
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小説やエッセイは好きなのだが、このインタビューについては自分には全然おもしろくなかった。だからといって、万人につまらないかといえば、たぶんそうではないだろう。あくまで自分にとってまだこれをよむだけのレベルに達していないことだと思う。またいつか読むことにしたい。
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簡単な言葉で、難しいことをかく 難しい言葉で、簡単なことをかいてはいけない インタビューから伝わる村上春樹の人となり、書くことについて、学ばせていただきました。
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カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞した際に、本来なら村上春樹が先に選ばれているはずだったと漏らしたほど、海外でも人気の高い作家・村上春樹の19編のインタビュー集である。大学時代の学生運動を経験から「耳に心地よい言葉」はあまり信用せず、人の言葉を借りることをせず、新しい「自前の...
カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞した際に、本来なら村上春樹が先に選ばれているはずだったと漏らしたほど、海外でも人気の高い作家・村上春樹の19編のインタビュー集である。大学時代の学生運動を経験から「耳に心地よい言葉」はあまり信用せず、人の言葉を借りることをせず、新しい「自前の語彙」を絞り出すように小説を書いてきたと応えている。良きリズムと、良きハ-モニ-、良きメロディー・ラインの文章が連続した小説の感触など、村上春樹自身が語る豊富なバリエーションには、ため息の留まる暇がない世界へと誘われてしまう。
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