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赤猫異聞 の商品レビュー

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57件のお客様レビュー

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2012/10/10

「小説新潮」に連載したものの単行本化。 明治元年暮れの「赤猫」即ち大火時の囚人一時解放について、司法卿の命で聴き関係者から非公式に聴き取った内容という設定。 最初の証言者は当時首斬り役人で、そ の後も監獄に勤務する男。首を斬る寸前に火事がおきて解き放ちを決めたが3人の囚人が問...

「小説新潮」に連載したものの単行本化。 明治元年暮れの「赤猫」即ち大火時の囚人一時解放について、司法卿の命で聴き関係者から非公式に聴き取った内容という設定。 最初の証言者は当時首斬り役人で、そ の後も監獄に勤務する男。首を斬る寸前に火事がおきて解き放ちを決めたが3人の囚人が問題となった、と語る。 第2の証言は江戸三美人の一人と言われた夜鷹の元締めで、 「無辜を殺戮して恥じぬ戦争は憎悪せよ。(中略) あらゆる犠牲を顧みず貫徹される戦争はもはや戦争でなく、 それを貫徹せんとする軍人はもはや軍人でない。日々進歩する 軍事科学の中で、今日軍人が最も貴ぶべきは、戦の勝敗では なく戦の道徳であると心得よ。」 「法は民の父母なり」

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2012/10/10

天切り松の様な感じ。江戸~明治設定のため文章が固く説明も多かったが、キップの良さと人間観はさすが浅田次郎さん!

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2012/10/08

大火事により、伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった三人の重罪人は・・・ 三人が主役と思いきや、意外な人物が活躍。 ベタな展開なんだけれど一捻りあり、泣かせる。

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2012/10/06

面白かった!一気に読んじゃった。最初に想像してたより、一歩深い結末だったのね。ちょっとせつないけどね。(2012/10/6 @ハイアットリージェンシー箱根)

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2012/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつものように、独白が始まり物語が始まっていく 豊富な資料を元に個性ある登場人物をありありと浮かびあがらせていく力量に感心させられる 

Posted byブクログ

2012/09/13

俗に赤猫と呼ばれる、大火による囚人の解き放ち。 中でも重罪の三人が過ごしたその時。 人情物で読んでいてすがすがしいが 結末にもうヒトハナあれば文句無し。 【図書館・初読・9/12読了】

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2012/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

浅田次郎さんのたくさんの小説の中で、 わたしは「天切り松」シリーズと似た読後感を持ったかな 義理と人情、そして正義のための自己犠牲の精神、 う〜んとうなりながら読んでいました

Posted byブクログ