ロスト・シンボル(下) の商品レビュー
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ロバート・ラングドンシリーズ3作目。 話しの展開は普通に面白いのだが、シリーズ物で1作目のインパクトを超えるのは難しいということか。 フリーメイソンやキャサリンの純粋知性科学の薀蓄の件はチンプンカンプンで読んでいて疲れた。 マラークが誰であるのかということは、意外に早く想像がつくのだが、なぜマラークがマラークになってしまったのか、そこに至るまでの彼の心の動きみたいなものがこちらに伝わらない。 また、彼の最期を目にした後のピーターの行動がどうにも腑に落ちない。 と書いていて思ったが、そんなピーターだから息子の心が曲がったのかもな、と、今思ったり。 私の中ではサトウのすさまじい不気味さでもった一冊だ。
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読み終わったけれども なんとなく、すっきりしない マラークの正体については、やっぱり、という感じ サトウ局長が、凄く胡散くさい人物に見えていたけれども 目的がわかれば、まっとうな人物で 好感度はアップした でも、アメリカの組織って 部下の使い方が下手だなぁって思う そういう描...
読み終わったけれども なんとなく、すっきりしない マラークの正体については、やっぱり、という感じ サトウ局長が、凄く胡散くさい人物に見えていたけれども 目的がわかれば、まっとうな人物で 好感度はアップした でも、アメリカの組織って 部下の使い方が下手だなぁって思う そういう描き方をされることが多い 仕事に対しての考え方が違うのだなぁ
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下巻に入ってようやく面白さが増してきた。ワシントンの地図を見ながら、時折Googleを検索しながら、そして聖書を紐解きながら読む。こういった読み方もあるんだとわかった。 「天使と悪魔」を読んだ時は非常にローマへ行きたくなったが、本書でもワシントンに行ってみたくなった。ただ吸引力...
下巻に入ってようやく面白さが増してきた。ワシントンの地図を見ながら、時折Googleを検索しながら、そして聖書を紐解きながら読む。こういった読み方もあるんだとわかった。 「天使と悪魔」を読んだ時は非常にローマへ行きたくなったが、本書でもワシントンに行ってみたくなった。ただ吸引力は欧州には敵わないみたいだ。 マラークの正体がわかり犯行の動機は納得できるものの、そもそも作中の秘宝が命を賭けても守りたいものとは思えない。キャサリンが最後に語る神秘も面白くはあるが腑に落ちない。
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ハラハラドキドキ感がたまらない!この後どうなるんだろう!困った!ひゃあ!今回は犯人が誰だかしっかりわかっているので何となく最後のほうぐだぐだする。
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映画化もされ、世界的なヒットとなった『ダ・ヴィンチ・コード』。 その続編と位置付けられる小説が文庫で発売されていたので、読んでみることにしました。 主人公は、『ダ・ヴィンチ・コード』にも登場したハーヴァード大学教授、ロバード・ラングドン。 彼の元に、恩師でもある友人から、急な講演...
映画化もされ、世界的なヒットとなった『ダ・ヴィンチ・コード』。 その続編と位置付けられる小説が文庫で発売されていたので、読んでみることにしました。 主人公は、『ダ・ヴィンチ・コード』にも登場したハーヴァード大学教授、ロバード・ラングドン。 彼の元に、恩師でもある友人から、急な講演の依頼がきます。 用意されたビジネスジェットで向かった先は、ワシントン。 大勢の聴衆が待つ会場に向かった彼が目にしたのは・・・という始まり。 友人が巻き込まれた事件と、その事件に深く関係する過去の出来事。 これらの難題を、「宗教象徴学」の専門家としての知識を動員して解いていく主人公。 謎を解いてはまた次の謎が登場して、という息をつかせない展開の早さ。 そして謎をとくにつれて明かされてくる、アメリカ建国時の秘密。 この小説の大きな鍵となるのが、世界最大の秘密結社、フリーメイソン。 フリーメイソンがどのように、アメリカ建国に関わったのか、そして現在のアメリカの中でどれだけ、重要なポジションを占める人材がいるのか。 作者なりの解釈だとは認識しますが、巻頭につけられたワシントンの地図を見ながら読んでいくと、実際にあったように想像していしまいます。 キリスト教を中心とした西洋宗教への知識が乏しいために理解しづらい部分、そして約1000ページに渡って次から次に話が展開していくので、最後には疲れてしまったという部分はありましたが、娯楽としても知的好奇心を呼び起こされるという意味でも、多くの人の興味を惹きつける作品だろうなと、感じました。
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久し振りに読んだ ラングドン教授 今作も密度が濃くハラハラさせられたけれど、私には前2作の方があっと驚かされる事が多かったかな それはフリーメイソンについての予備知識が殆どなかったからかもしれないけど… でもやっぱり面白い! 世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあるというこ...
久し振りに読んだ ラングドン教授 今作も密度が濃くハラハラさせられたけれど、私には前2作の方があっと驚かされる事が多かったかな それはフリーメイソンについての予備知識が殆どなかったからかもしれないけど… でもやっぱり面白い! 世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあるということと、謎は意外と身近なところに繋がっているということを感じさせる
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※このレビューにはネタバレを含みます
中巻までは「も…盛り上がらない…何故だ…」と、なかなかページが進まなかったのですが、下巻になって一気に巻き返してくださいました、ブラウン先生!さすがです! 今回の黒幕はダヴィンチコード・天使と悪魔に比べて動機面が非常に理解に苦しみました~。っていうか、そもそも理解できないで正解なんだと思うのですが…。上中巻がハマらなかったのは、彼の自己陶酔も甚だしいモノローグのせいもあったかもしれません。 前者が神への信仰心を希求するあまり「やむなく」事件を起こしたのとは反対に、今回の犯人は自らが至高の存在になるために「喜々として」罪のない人々を次々手にかけたという動機が、読んでて胸がムカついたのです汗。もちろん、信仰心故の犯罪は酌量の余地ありというわけではないのですが…。 閑話休題(^O^)以下、ネタバレ含みます。 タイムリミットが迫る中、フリーメイソンのピラミッドを手掛かりに暗号の謎を解いていくラングドンとキャサリン。この辺りはいつものシリーズと同じ展開ですが、今作でラングドンを襲う試練は既読作に比べて非常にきつい!えげつない!映画化したら盛り上がるハイライトシーン間違いなし!!←← 何と、ラングドン教授、一回死にます(爆)。 最新作・インフェルノが刊行された今となっては、「はいはい仮死状態か何かでしょ…ギリギリのところで間に合うんでしょ…」と、可愛げのない読者は斜に構えて読み進めたのですが、それでもやっぱりドキドキしましたね~! そこからは、目くるめく謎解きが読者をアチラコチラに翻弄します。 特に、手首を切断されるわ、死にかけるわ、かつて母親を殺した男に今度は友人と妹を殺されかけるわで、一番の被害者となってしまったピーター・ソロモンが、ある人物に衝撃的な事実を告げられたあのシーンは、二重の意味で衝撃的でした。 「そう来たか!」という素直な驚きと、「自称ミステリスキーの癖に思いつきもせんかった!」という悔しさ(^O^)たまらん!← 事件解決後、ラングドンとピーターが辿り着いた真実と、ラングドンとキャサリンが見た美しい光景も印象的です。ラングドンシリーズは、最後の真相が明らかになるシーンがすごく美しいですね。でも、やっぱり一番は、ダヴィンチコードのあのラストかな。あれは綺麗だったなあ。
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ダン・ブラウンは、24時間にも満たない長さのストーリーを文庫本3冊の大作に書き込んだ。「ダ・ヴィンチコード」と手法は同じであるが、時間や地理に制約がある本作のほうが緻密にストーリー組んでいる感じが伝わってくる。テーマとしてのフリーメイソンやアメリカ独立宣言当時の史実は、様々なミス...
ダン・ブラウンは、24時間にも満たない長さのストーリーを文庫本3冊の大作に書き込んだ。「ダ・ヴィンチコード」と手法は同じであるが、時間や地理に制約がある本作のほうが緻密にストーリー組んでいる感じが伝わってくる。テーマとしてのフリーメイソンやアメリカ独立宣言当時の史実は、様々なミステリー小説の格好のテーマとなっており、幾冊も不朽の名作を産んでいるが、本作も間違いなく名作の仲間入りとなることを確信する。
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美術についての記述も詳しく書いてあるところが良い。正直、私には難しい説明が多いのだけれど、冒険活劇として面白いので一緒に読んでいて引き込まれる。舞台となっていたワシントンに行ってみたくなってしまう。 予備知識が無くても十分に面白いけれど、ある程度の知識を持ったうえで読んだら、もっ...
美術についての記述も詳しく書いてあるところが良い。正直、私には難しい説明が多いのだけれど、冒険活劇として面白いので一緒に読んでいて引き込まれる。舞台となっていたワシントンに行ってみたくなってしまう。 予備知識が無くても十分に面白いけれど、ある程度の知識を持ったうえで読んだら、もっと引き込まれ、違う感想を持ったのだろう。
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3巻一気に読んでしまったよ。登場するキャラは。ある意味ワンパターンなのだが、Page Turnerと言われるだけあって展開に引き込まれてしまう(^^;; そして、今回はWashington DCに行きたくなる、、、マジックだな(^^;;
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