神様のカルテ(3) の商品レビュー
いろいろと大変だけど一止は周りの人間に恵まれてるなあ。 行く人来る人それぞれに傷もあるからこそ見守ることにたけた人達には頭が下がる。 私もハルさんのようなパートナーが欲しいなあ。
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久しぶりの神様のカルテ。今回もいろんなことが盛りだくさん。中でも出会い、別れが丁寧に描かれていて、今回もうるってしてしまいました。松本の情緒溢れる季節の描写も巧みで、思わず、長野に行きたくなってしまう・・・
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ここ何年かで最も好きな小説がこのシリーズ。海外在住時に出た3巻を少し遅れてようやく読みました。 地域医療の厳しい現実を背景に、心優しい人々が織りなす、眠れる良心を叩き起こしてくれるストーリー。 全編に流れる漱石や日本文学の香り、個人的にも懐かしき信州の風景もまた魅力的です。 ...
ここ何年かで最も好きな小説がこのシリーズ。海外在住時に出た3巻を少し遅れてようやく読みました。 地域医療の厳しい現実を背景に、心優しい人々が織りなす、眠れる良心を叩き起こしてくれるストーリー。 全編に流れる漱石や日本文学の香り、個人的にも懐かしき信州の風景もまた魅力的です。 市井で自分なりに精一杯生きる。そういう人になりたい。そんな気分にさせてくれる一品です。
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3は、新たにきた女医さんを軸に話が進む。2ほど話に引き込まれなかった。3巻通じて、イチさんの成長譚となっているのは良い
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で借りた本。 シリーズの3作目。 そろそろ登場人物の紹介ページが欲しい。大狸先生だったり、板垣先生だったり、誰が誰だかわからなくなってしまった。記憶力が無さ過ぎかな。 「夏祭り」どうしてもお酒がやめられない横田さんが病院を抜け出して金魚屋さんをする話 「秋時雨」看護師の東西さんと患者として搬送されてきたしんちゃんの話 「冬銀河」新しく来た女医の小幡先生のアルコール患者診察しない疑惑の話 「大晦日」タツ先生の初めての大手術 「宴」タツ先生の手術は診断ミスかどうかの話 「
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『24時間、365日対応』という看板のもと、休みなく働き続ける一止。 医療現場の話ではありますが、 夏目漱石の「草枕」を愛する一止の言葉で語られる物語は、 美しい風景や季節を感じさせる素敵な文章でつづられています。 この世界観が好きです。 本来ならドタバタで終わりそうな場面にも...
『24時間、365日対応』という看板のもと、休みなく働き続ける一止。 医療現場の話ではありますが、 夏目漱石の「草枕」を愛する一止の言葉で語られる物語は、 美しい風景や季節を感じさせる素敵な文章でつづられています。 この世界観が好きです。 本来ならドタバタで終わりそうな場面にも、 優しい穏やかな空気が感じられるのです。 ひたすら医療に励む一止と、それを見守る仲間や、妻の榛名。 すべての人がみんな素敵です。 「草枕」の "あせってはいけません。ただ、牛のように、図々しく進んでいくのが大事です" という名文を心に、進んでいきたいですね!
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ううう・・・ 一止やハルのような人間にはただただ幸せでいて欲しいのに。 物語としてそれだけでは成り立たなくて、ならば読まねば良いとは思うけれど彼らの姿を見ずにはいられない。 これぞ読書の醍醐味。 懸命に生きる彼らに申し訳ないとは思いつつ、これからも生きる糧にさせて頂く。 エピ...
ううう・・・ 一止やハルのような人間にはただただ幸せでいて欲しいのに。 物語としてそれだけでは成り立たなくて、ならば読まねば良いとは思うけれど彼らの姿を見ずにはいられない。 これぞ読書の醍醐味。 懸命に生きる彼らに申し訳ないとは思いつつ、これからも生きる糧にさせて頂く。 エピソード0、期待。
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面白かったです。 これでシリーズ最後になるのかな? ちょっと寂しいです。 もし続くとしても、本庄病院の話ではなくて、個性的なキャラがいないのだろうと思います。 小幡先生の信念に感服。 上下関係なく信念に曲がった人に対しての態度、従いたくなりますな。 それにお世話になった大狸先...
面白かったです。 これでシリーズ最後になるのかな? ちょっと寂しいです。 もし続くとしても、本庄病院の話ではなくて、個性的なキャラがいないのだろうと思います。 小幡先生の信念に感服。 上下関係なく信念に曲がった人に対しての態度、従いたくなりますな。 それにお世話になった大狸先生と最後の盃する場面もシリーズを読み進めていくと味わえる感動ですね。 できれば、1話目から読んでほしい一作です。
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医者の言うことを聞かない患者程救いようのない者はいないとつくづく思うが、それを医者自身が患者のせいにして、肯定してしまうのは如何なものだろうか。やる気さえ出してくれれば成績は上がるのになぁと生徒のせいにする教育者と同じだ。勉強なんて本人のやる気が左右するのは真理なのだが、それを言...
医者の言うことを聞かない患者程救いようのない者はいないとつくづく思うが、それを医者自身が患者のせいにして、肯定してしまうのは如何なものだろうか。やる気さえ出してくれれば成績は上がるのになぁと生徒のせいにする教育者と同じだ。勉強なんて本人のやる気が左右するのは真理なのだが、それを言っては終わりだと思う。講師は生徒に責任を転嫁して、生徒は本気で耳を傾けることなしに授業がつまらないと切り捨てることに生産性はあるのでしょうか。病気に立ち向かう覚悟を持たせる、勉強をやり進める習慣をつけさせるのも含めて一流のプロというものではないでしょうか。もちろん患者が医者に馬車馬の如くもっともっと働けと言うのもおかしい。医療現場が死んでしまう程辛いのは少なくとも分かっている。それがただ分かった気になっているだけということも分かっている。でも、文句言っても変わらない。本気なら議員になって大臣になるしかないのだ。愛のない励ましとなるが、それでもやっぱり、本当に死んでしまいそうの中、死ぬ覚悟で働くしかないのだと思う。もう死ぬぐらい職務を全うしてくれているのは分かる。どうしようもないのだと思う。ならもっと頑張るしかないのだ。もうそれぞれの立場で皆汲々と突き進むしかないと思う。教育も医療もそれぐらいの骨を埋める覚悟を持たないと今は成り立たないし、何も変わらないのかと思う。
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シリーズ第三作。惰性で読んだが、今までで一番面白かったかな。構造的人手不足のなか地域医療に立ち向かう医師の可能性と医療現場の限界を、穏やかな文体で描く。
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