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百年法(下) の商品レビュー

4.1

309件のお客様レビュー

  1. 5つ

    100

  2. 4つ

    131

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    2

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2013/01/16

理屈と感情の究極のところの争い。 盛者必衰の理的な儚いラストにぐっときました。 もし自分が不老不死になったら何をしよう? 逆にやりたい事がなくなったらどうするんだろう?、と考えたくなる本。

Posted byブクログ

2013/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上巻の感想でも書きましたが、小説初心者なので作品としての評価はできませんが、かなり面白く空き時間を見つけてはガツガツと読み進めました 一部の雰囲気&勢いと、それ以降は人のエゴというか、あまり美しくない面が多く読み進めるのをためらう感じもあったけど、読みだすとやめられない 設定は架空ながら、現代日本を皮肉っているようにも憂いている世にも思える内容 牛島が倒れるまでは・・・ その後に衝撃がなかったわけではないが、それ以降は順当な感じ? うぅん、順当過ぎな感じでもあるが できることならば話の転換点となる部分の演説が聞きたかったかな、急転換して数年後ってのはチト寂しい

Posted byブクログ

2013/01/05

上巻に比べSF要素がかなり増え、予想もできない超展開になりました。しかし終盤には首相の決断、民衆の決断、個々のエピソードを通じてそれぞれ通る道を通った結末を迎え、リアリティのある物語を読んだ気分で読み終えることができました。 本を閉じてからも考えさせられて心に残るので、是非手元...

上巻に比べSF要素がかなり増え、予想もできない超展開になりました。しかし終盤には首相の決断、民衆の決断、個々のエピソードを通じてそれぞれ通る道を通った結末を迎え、リアリティのある物語を読んだ気分で読み終えることができました。 本を閉じてからも考えさせられて心に残るので、是非手元に置きたい本です。

Posted byブクログ

2013/01/03

いやー面白かった。 上巻を読んでから、下巻の順番が来るまで時間があったから、登場人物を思い出すのが中々だった。 この厚さと、法律の話だから小難しいと躊躇している人がいるならば、思いきって手をのばしてほしい。 ジェノサイドとどっちが? と、聞かれたら私はジェノサイドのほうが奇...

いやー面白かった。 上巻を読んでから、下巻の順番が来るまで時間があったから、登場人物を思い出すのが中々だった。 この厚さと、法律の話だから小難しいと躊躇している人がいるならば、思いきって手をのばしてほしい。 ジェノサイドとどっちが? と、聞かれたら私はジェノサイドのほうが奇想天外でスピード感もあって面白かったけど、それに次ぐ話だった。

Posted byブクログ

2013/02/02

納得のラスト。 「不老不死が手に入るとしたら、どうする?どうなる?」 読み始めたら、まず自分に問い、他人にも問いたくなる。久々のSF小説、とっても楽しく読みました。

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2013/01/01

有限ゆえの命の尊さ VS 不老不死への憧れ 読み始める前は、すごく面白いか、すごくつまらないか、どちらかだろうな、と思っていましたが、想像以上の面白さ。 第二次世界大戦後の、不老術を手に入れた日本の姿が、 パラレルワールド的に描かれます。 「もし日本が共和国になっていたら」「...

有限ゆえの命の尊さ VS 不老不死への憧れ 読み始める前は、すごく面白いか、すごくつまらないか、どちらかだろうな、と思っていましたが、想像以上の面白さ。 第二次世界大戦後の、不老術を手に入れた日本の姿が、 パラレルワールド的に描かれます。 「もし日本が共和国になっていたら」「もし世の中から老いがなくなったら」・・など多くの仮定のもと小説が進行しますが、 「なるほど!そう来たか」 「それはちょっと無理があるんじゃ・・」 と、ひとつひとつの設定に反応しながら楽しむことができました。 まだまだ生きられる不老者達が、死を強制される心理描写がリアル。 胸がしめつけられます。 一方で、百年法が施行されない可能性が出てきたときの、 命におわりがないことへの倦怠感も描かれていて、それはそれでとっても怖い。 人間にとって、永遠の命は手に余るものなのかも。

Posted byブクログ

2012/12/31

すごく面白い長編漫画を読み終わった感じ。SFだからこんなもんかな。 ちょっと期待し過ぎていたのかも。 不老不死が現実のものとなった国で生存期間を制限する法律が施行される。その中での人々の戸惑い、社会の変化、未来の姿を緻密に描いている。 たくさんの人物も登場させながらもそれぞれの心...

すごく面白い長編漫画を読み終わった感じ。SFだからこんなもんかな。 ちょっと期待し過ぎていたのかも。 不老不死が現実のものとなった国で生存期間を制限する法律が施行される。その中での人々の戸惑い、社会の変化、未来の姿を緻密に描いている。 たくさんの人物も登場させながらもそれぞれの心情も細やかに追っているし、よくできたプロットだと思う。 でも・・・、なんだろう。これだけ長い作品を読んだ割には読後感が残らない。SFはあまり読まないから分からないけど、テーマ自体が古臭いのか? 面白いことは面白い。きっと漫画で読んだらもっと面白い。でも小説としてはどうなのか。うーん。

Posted byブクログ

2012/12/28

この世に生を受ければ、最後は必ず終わる…自然の摂理にはさからえないんですよね。永遠の命を手に入れた人が滅んでいくとこらは、そんな風にかんじた。ただ、下巻は、上巻を読みおわったあとの期待感ほどではなかったなぁ

Posted byブクログ

2012/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上巻が国家全体の動きを中心に描かれていたのに対して、 下巻は、個々人の行動・思想を追う部分が多かった。 SF的な要素も上巻より強まった。 不老不死を得ようとも、感情の迸りは永遠ではない。 時に痛手も招く情熱だが、その“時”をリードする世代の 代謝無くして、国もそこに住む人々も前進しない。

Posted byブクログ

2012/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

う~ん、正直期待外れだった。王様のブランチか何かで紹介されていて、ずっと気になっていて読んでみたのだが… 思っていたものと違っていた。 SFというのだろうか?こういう文体というかリアル感がない小説は どうやら好みではないらしい。 設定は面白いしよく出来ていると思ったが、 架空の政治劇のドタバタ話という印象が強かった。 出てくる官僚などもあまり頭が良さそうには思えなかったし。 永遠の若さを手に入れた時、若しくは、生を国から区切られた時、 人間はどうなるのかということを、 政治ではなく、日常の夫婦、家族、恋、育児、仕事などを通して 掘り下げた物が読みたかったんだなあと思った。

Posted byブクログ