百年法(下) の商品レビュー

山田宗樹【著】

2013/09/05

人間の夢の一つである不老不死について。
ここでは不死ではないから、死への憧れみたいなのがピックアップされている。
まぁ確かに生活が保障されていないのに生きるって苦労ばかりで、怖いと思った。
楽しい事ばかり考えて楽に生きれるならいいだろうなー。

2013/09/04

不老不死、、小学生の頃書いた将来の夢。(今は違うけど。)著者の想像力の豊かさに驚いた。登場人物もあり得る人ばかりで本当の人間の真意を書いたのだと思う。上下読むと、時代の流れがあるけど主人公目線だと時代が流れていないと感じる不思議な読後感。夏休みで長編に挑戦して良かったと思う。百年法はぜひみんなに紹介したい。

2013/09/03

国によって国民の生命が玩具にされる。結局それに振り回された展開でした。最後は、やっぱりそうなるしかないよなあ、という感じで、それまでの全ての話が収束していき、ドラマチックでした。重いテーマでありながら、ストーリー運びが巧みで、上下巻ぐいぐい読ませてくれました。生命の尊厳や最適な統治形態、禁断の技術の処し方など、様々なエクスキューズを投げかけてくれた一作。

2013/08/22

ありえない設定に引き付けられ一気に読んだ。この発想が面白い。
エンドレスに生きるとはどういう事だろうと考えた。
老いることもなく生き続けることは喜びの様であって実はそうではない。
生きることに疲れ果ててくる。
自分の人生には終わりがあると思うからこそ、人は生きていけるのかもしれない。
結末は病気と言う物理的なものではなく、精神論であったらとも思うが、そうであったら納得のいく結末などなかったかもしれない。
ありえないと思いつつ、本当に不老不死の時代が来るかもしれない。

2013/08/20

急に面白くなった後半。
国がどうあるべきかとか、行政に携わるってどういう事なのかとか、色々考えさせられた作品でした。
とりあえず、私は不老不死なんて絶対無理！
2013/8/14読了

2013/08/19

とりあえず一気読み。
上巻でイマイチ感が強かった為
下巻にて期待してみたものの
やっぱりイマイチ…。

2013/08/16

百年法が施行され約半世紀。
飽和状態にある日本。

拒否者によって形成されるムラ。
各地で起こるテロ。
増加するSMOCと呼ばれる恐ろしい病。
そして起こったクーデター。

自分の運命を知った人々が、何を思い、どう行動したか。

下巻はすごいスピードで展開し、目が離せない。
第四代独裁官となった彼の言葉は、日本共和国の国民に向けられたものだけど、今の日本にも重ねられると思った。私たちだって様々な犠牲をはらって礎となってくれた先人たちがいるのだから。

悲しいけれど、人か本当に成熟するには、衰えるということも必要なのかもしれない。
衰えるからこそ、譲ることを考えられる。
衰えるからこそ、本当に次の世代のことを考えられるのではないかと。
そんなことを思った一冊でした。

2013/08/15

百年目の "死の強制"を迎えた日本国民の選択と運命はー

下巻は一気に読めました。
永遠に老化せず、死を迎えることもない。そんな夢に踊らされる人々。自然は不老不死どころか、大変な病気を造り出す……
三回目の国民投票、良かった人間捨てたもんじゃない。自分の利益だけでなく後世の人々の利益を考えれたから。
やっぱり年齢と共に老化し、いずれ死を迎える事は正解なんだなぁ！

2013/08/12

人間って捨てたもんじゃないなって思った。その通りだった。下巻 第四部 第三章 19からがやばい。ときどきしたー！

2013/08/02

新千歳空港で読了（92/100）
読み進める手がとまらんっ！上下巻とも読み応えあり。がっやはりSFは苦手気味。