百年法(下) の商品レビュー
ほーこういうラストに…二転三転の人の心模様に唸りつつ、いっきに移り変わる世代にとまどいも感じつつ読了。 それでもすごく個人的に、「“ふつう”の人はここまで『とにかく(若いまま)生き延びたい』って思うもんなのか〜…」という疑問もあって、そこまで自分の生について云々、という思考には...
ほーこういうラストに…二転三転の人の心模様に唸りつつ、いっきに移り変わる世代にとまどいも感じつつ読了。 それでもすごく個人的に、「“ふつう”の人はここまで『とにかく(若いまま)生き延びたい』って思うもんなのか〜…」という疑問もあって、そこまで自分の生について云々、という思考には至りませんでした。
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不老不死が実現した社会。 それゆえの問題を孕み、百年法を導入したが… 最後まで面白かった。グイグイどうなるんだろう?って一気読み。 十二国記も、国の支配層は、年をとらなくなる仕組みゆえに、生きることに飽いたりしてしまうが、まさに、年をとるということこそが、人が生きることなのだ、...
不老不死が実現した社会。 それゆえの問題を孕み、百年法を導入したが… 最後まで面白かった。グイグイどうなるんだろう?って一気読み。 十二国記も、国の支配層は、年をとらなくなる仕組みゆえに、生きることに飽いたりしてしまうが、まさに、年をとるということこそが、人が生きることなのだ、という気持ちに。 年をとらない社会って、どうなのだろう?別の問題を介入させることによって、この社会は作り直しが可能になったわけだけど、それがなかったら、どうなってたんだろう? と、思わずにいられない。
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政治、国民、生死、いまの日本の全てを皮肉ってるような感覚。 永遠の0と同じく人間の想いや生死について考えるものがあった。これ映画でやったら20世紀少年??
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上巻はグダグダ感がありイマイチだったけど、下巻はスゴイ!! 最後は鳥肌たった。 内表紙の英文はこれかー!! 展開はありがちだけど、人間関係や心理描写がココロに沁みてくる。
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『手術を受けることにより不老不死が手に入るが、手術を受けた者は 法律により100年後には死ななければならない。』という”百年法”の 世界を描いた壮大なSF小説。 現実的にはそんなことないしな。。と思いつつも、 展開が興味深く、気付いたら惹きこまれていました。 命が永遠だとして...
『手術を受けることにより不老不死が手に入るが、手術を受けた者は 法律により100年後には死ななければならない。』という”百年法”の 世界を描いた壮大なSF小説。 現実的にはそんなことないしな。。と思いつつも、 展開が興味深く、気付いたら惹きこまれていました。 命が永遠だとしても、人は生き続けられるのだろうかとか、 死ぬ時期があらかじめ決まっていても生きていけるかなど、 生きることや死ぬことについて、強く考えさせられる作品。 自分は何のために生きているのかを、問われている気がして、 人生を見つめ直したい気持ちになりました。 上下巻で合計約800ページとなかなかのボリュームですが、 この秋の読書にオススメの1冊です。
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ということで、土日で一気に読んだ。 世代を超えて受け継いでいくものがあるって感じですね。 立花恵にひどいことをしたって所がよくわかんなかった?
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面白い。期待以上に面白かった。 そして、SFの世界だけど絵空物語とも言い切れないリアルさ。 人間が侵してはいけない領域を超えてしまう話。 本当にあってはいけない世界。正直、怖かった。 自分の「死期」を操作され、法律に決められてる世界なんて。。。。 それでも、未来を見据え国の為に...
面白い。期待以上に面白かった。 そして、SFの世界だけど絵空物語とも言い切れないリアルさ。 人間が侵してはいけない領域を超えてしまう話。 本当にあってはいけない世界。正直、怖かった。 自分の「死期」を操作され、法律に決められてる世界なんて。。。。 それでも、未来を見据え国の為にと仕事を全うする人々の姿に胸が熱くなった。 考えながら、自分の思いを描きながら、夢中に読み切った上・下巻でした。
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永遠に美しくって映画あったけど、限りのない人生はつまらないな。老いは嫌でも死ぬことが前提にあるから楽しいことに貪欲に生きていられる。とか色々考えてしまった。最終的に大統領が良い人で日本共和国は救われた。
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壮大な時間軸に多数の登場人物がいるため、もっと突っ込んで欲しかったことと、後半結末が見えてきたことが残念だが、それがあっても面白くて最後まで一気読みしてしまった。自分の命と、大義との葛藤を自分の身に置いて考える機会となった。やはり、死を畏れてはいけない。
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上巻からさらに時代が進み、上巻の伏線の回収とエンンディングへの高揚感がたまらない。物語として非常に良く出来ているし、様々なメッセージがきちんと備わっている希有な小説。唯一にして、最大の落胆は、物語の終わらせ方。御都合主義的で、納得し難い。それまでの設定が細微に渡っていただけに、残...
上巻からさらに時代が進み、上巻の伏線の回収とエンンディングへの高揚感がたまらない。物語として非常に良く出来ているし、様々なメッセージがきちんと備わっている希有な小説。唯一にして、最大の落胆は、物語の終わらせ方。御都合主義的で、納得し難い。それまでの設定が細微に渡っていただけに、残念。
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