戦後史の正体 の商品レビュー
気分がスッキリした本。尖閣諸島問題ひいては日米安保もTPPと表裏一体であると考えさせられる。プラザ合意から直近のオバマ来日までのさらなる加筆を期待する。
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アメリカとの関係という切り口からみる戦後史。 占領が解かれてからも占領期の体制を続けてきた結果の今を読む。 高校生が読めるように書いたとのことで、易しく読みやすい。 面白いし、違う角度から見るのは大切だけど、これひとつで読むのは危ういかな。 自説を補強する情報だけを選んで乗せて...
アメリカとの関係という切り口からみる戦後史。 占領が解かれてからも占領期の体制を続けてきた結果の今を読む。 高校生が読めるように書いたとのことで、易しく読みやすい。 面白いし、違う角度から見るのは大切だけど、これひとつで読むのは危ういかな。 自説を補強する情報だけを選んで乗せている感じがある。 たとえば憲法の部分。 日本の案は無視されアメリカが出した草案をほぼそのまま飲まされたとある。 日本が出したのがどんな案だったのか、GHQがどうやって草案を作ったのかは書かれない。 「GHQは日本が出した草案を却下し、このままでは天皇が戦犯になると脅しをかけて、アメリカの案を採用させた」 と書くのと、 「日本が出してきた草案は大日本帝国憲法と大差なかった。直させても文言を少し変えただけで埒が明かないので、在野の日本人の案や世界の憲法を参考にしてGHQが草案を作った」 と書くのでは、同じ出来事でもだいぶ印象が変わる。 事実を捻じ曲げるのではなく、自分の解釈を強化する書き方をしている。 だから、同じように事実を重んじる人が別方向から書いた本と比べると、パーツは同じなのに筋が違うから『藪の中』を読んでいる気分。 気分が乗らなかったので、ノロノロ読んでたら期限切れ。 続きを読むつもりは一応ある。
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アメリカの圧力からみた日本国政を描いており、視点がとても新鮮。結局ちゃんと政治をした政治家はアメリカから排除さている。
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孫崎が現役外交官だったころの話には説得力がある。ただし、外交官職を離れ、米ソ二極化時代が終わりを告げたあたりからの分析は、もはや妄想じいさんの戯言レベル。ゾロアスター教的な善悪二元論でしか物事を捉えられないポンコツの本。
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アメリカは怖い。でも自分が思っていたのとは違う実績のある政治家や官僚がたくさんいることが分かったのはよかった。しかし、ここに書かれていることを全て鵜呑みにできない気もするけど、この考え自体「操られてる」証拠かな? 分かりやすく書いてあるけど、いつかまた読み直したほうが更に腑に落...
アメリカは怖い。でも自分が思っていたのとは違う実績のある政治家や官僚がたくさんいることが分かったのはよかった。しかし、ここに書かれていることを全て鵜呑みにできない気もするけど、この考え自体「操られてる」証拠かな? 分かりやすく書いてあるけど、いつかまた読み直したほうが更に腑に落ちるだろう とても興味深く読めました
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陰謀論めいた話ともとれるけど、つい昨年の各国首脳に対する盗聴事件やスノーデン氏の事件などを考えるとアメリカという国がこの本に書かれているような情報戦略で戦後の日本をコントロールしようとしてきたことはあり得る話だと感じる。これまでもまるでマスコミが世論を先導して時代の空気を作ってそ...
陰謀論めいた話ともとれるけど、つい昨年の各国首脳に対する盗聴事件やスノーデン氏の事件などを考えるとアメリカという国がこの本に書かれているような情報戦略で戦後の日本をコントロールしようとしてきたことはあり得る話だと感じる。これまでもまるでマスコミが世論を先導して時代の空気を作ってその通りの選挙結果になるようなことは明らかにあったわけだけど、その背後にこのような意図がうごめいているとしたら・・・まあそんなに信じられない、と言うほどのことでもないように感じてしまうのはあまりよくない感覚だろう。例えば鳩山元首相に対する報道に悪意が感じられたとしたらそれはアメリカの意思を感じたマスコミの誘導だったりするのだろうか。ではすぐに退陣した安倍首相の一回目と今回の世論の安定感の差は何なんだろうとも思うけど。
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太平洋戦争 敗戦後の日本の歩みを、対米関係(=米国からの圧力)という切り口で纏めたもの。 総じて「陰謀論」っぽさが全く無いワケではなく、ちょっと見方の偏った部分もある様に思われるが、それでも大国の外交なんて大体こんなもので、日本は対米外交に於いてはやりたい放題やられているという...
太平洋戦争 敗戦後の日本の歩みを、対米関係(=米国からの圧力)という切り口で纏めたもの。 総じて「陰謀論」っぽさが全く無いワケではなく、ちょっと見方の偏った部分もある様に思われるが、それでも大国の外交なんて大体こんなもので、日本は対米外交に於いてはやりたい放題やられているというのは事実なんだろうなぁというのが感想。 何と言っても書き振りが軽快で、すっごく読みやすい。引き込まれる様に読んでしまいました。 印象に残ったのは、本著で2回くらい引用される元CIA長官のウィリアム・コルビーのフレーズ、「国家は自国を守るためには武力を使うことも許されている。(従って)そこまでいかない裏工作は当然許される」。
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ここで書かれていることは本当のことである。 これを陰謀史観とか言ってる人たちは、アメリカにマインド・コントロールされてる。
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アメリカは対日講和条約の締結するにあたって、日本独立の条件として米軍は望む場所に望む期間、駐留させる権利を確保して行政協定を結ぶ。
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今をときめく(?)孫崎享氏の、「米国からの圧力」をキーワードに戦後史をぶった切る1冊。 これを裏付けるためには、膨大な資料が公開されて、大勢の人々によって分析される必要があるが、秘密保護法をはじめ、世の中はどんどん逆に走っている。
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