池上彰と考える、仏教って何ですか? の商品レビュー
仏教は日本人にとって身近な宗教のはずなのに、深く考える機会が一度もなかった。 本書は全く仏教の知識がない自分でも、スラスラ読める非常に分かりやすくて優しい入門書。 昔から続く歴史ある宗教なので、凝り固まっていて容易には理解できない、難しい話が詰まっているのかと思いきや、心のより...
仏教は日本人にとって身近な宗教のはずなのに、深く考える機会が一度もなかった。 本書は全く仏教の知識がない自分でも、スラスラ読める非常に分かりやすくて優しい入門書。 昔から続く歴史ある宗教なので、凝り固まっていて容易には理解できない、難しい話が詰まっているのかと思いきや、心のよりどころや生きる道しるべとなるような、現代人にも響く考えが盛りだくさんだった。 今までは漠然と敬遠していた宗教だが、もっといろんな思想に触れてみたいと興味を持つきっかけになった一冊。
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分かりやすく平易な文面で書かれており、仏教というものの成り立ちや考え方が分かった。半分近くはダライラマ法王との対談に割かれており、源流としてのインド仏教に近いチベット仏教の考えに触れることが出来たが、対談は世俗の政治的な話題や日本仏教のあり方についてが多くなっており、今持ってい...
分かりやすく平易な文面で書かれており、仏教というものの成り立ちや考え方が分かった。半分近くはダライラマ法王との対談に割かれており、源流としてのインド仏教に近いチベット仏教の考えに触れることが出来たが、対談は世俗の政治的な話題や日本仏教のあり方についてが多くなっており、今持っている以上に仏教の知識が深まることはなかった。
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第1章の「仏教ってなんですか?」は仏教入門の内容なので、飛ばして第二章の「ダライ・ラマ14世との対談」と第3章の「仏教で人は救われるのか?」だけを読了。ダライ・ラマ14世もガンディーと同じく非暴力主義なんだなと。
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・ゴータマ・シッダールタは、約2500年前、釈迦国王子として現ネパールのルンビニで生まれる。 ・29歳で出家、苦行の末、仏陀伽耶の娘スジャータに救われ、菩提樹の下35歳で悟りを開き、ブッダ(仏陀)となる。サンスクリッド語で目覚めた者 ・上座部仏教、南伝仏教としてチベットに受け...
・ゴータマ・シッダールタは、約2500年前、釈迦国王子として現ネパールのルンビニで生まれる。 ・29歳で出家、苦行の末、仏陀伽耶の娘スジャータに救われ、菩提樹の下35歳で悟りを開き、ブッダ(仏陀)となる。サンスクリッド語で目覚めた者 ・上座部仏教、南伝仏教としてチベットに受け継がれる。
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長い年月を経て、釈迦の教えも本来の姿とはかなり違った物になっていると思う。 もし釈迦が現代に現れて、今の仏教の教えを聞いたら「そんなつもりで言ったんじゃ無いのになぁ…」と頭を掻くのではないだろうか?!
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外国の方と話していると、自分の宗教について考える機会が増える。 輪廻転生の死の考えは服を着替えるようなものという表現が印象的だった。 煩悩を断ち切るのは無理だけど、お坊さんのお説法を聞いてもっと仏教について勉強したいなと感じた。
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全体的にとてもわかりやすく読みやすかったです。仏教が生まれたいきさつ、ブッダがどんな教えを広めていったのか、からスタートして、日本に渡り現在の形に変化するまでが丁寧にまとめられています。仏教のおもしろさの一端を知ることができました。
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初めての仏教に関する本。とても参考になりました。 池上さんとダライ・ラマ法王の対談の中で法王の言葉から人柄や人間味、そして親近感までも感じることができた。神さまではなく一人の人間。仏教の教えには腑に落ちることのできるものがあった。 科学分野を勉強することが大切。心理学や教養の一部...
初めての仏教に関する本。とても参考になりました。 池上さんとダライ・ラマ法王の対談の中で法王の言葉から人柄や人間味、そして親近感までも感じることができた。神さまではなく一人の人間。仏教の教えには腑に落ちることのできるものがあった。 科学分野を勉強することが大切。心理学や教養の一部。そんな言葉が残ってる。 この本を読む前から、お葬式をする意味、家によって異なる葬式、お墓を建てる意味が疑問だった。というか、良く知らなかった。大好きだった亡くなったじいちゃんをいつでもどんなところからも感謝できる心を大切にしようと思って過ごしてきた。 この本を読んで間違ってなかったんだなと感じた。仏教もっと知りたいな。
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日本の仏教が葬式に特化したゆえんが解った。鎌倉仏教に端を発し、江戸時代の檀家制度で定着したのか。日本の僧侶の戒律が緩い理由も解った。最大の宗派である浄土真宗が淵源なのか。 タムトク・リンポチェとダライ・ラマ14世の法話はありがたいものだった。
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意義のある人生を送れば、死は怖くなくなる。 この言葉がすごく刺さった。死ぬこと以外にも当てはまるのかも。 すぐ身近にある宗教だけど、お寺に行ってもなんの意味も知らなかった。読んでみると面白い。 信仰を強要しない控えめな仏教、だからこそ経済的な発達を求めない人や国にとって大きな存在...
意義のある人生を送れば、死は怖くなくなる。 この言葉がすごく刺さった。死ぬこと以外にも当てはまるのかも。 すぐ身近にある宗教だけど、お寺に行ってもなんの意味も知らなかった。読んでみると面白い。 信仰を強要しない控えめな仏教、だからこそ経済的な発達を求めない人や国にとって大きな存在になっているんだなと思う。
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