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アーヤと魔女 の商品レビュー

3.6

47件のお客様レビュー

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2012/10/01

この方のお話は、たくさん人が出てきて、混乱するものも多いですが、今回は少なめで、挿絵も多く、絵本感覚で読みました。 お亡くなりになったとは知りませんでした。 ご冥福をお祈りいたします。

Posted byブクログ

2012/09/30

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの遺作。 孤児院で何不自由なく楽しく暮らしていた少女・アーヤは、明らかに怪しい風体の男女二人組に引き取られることになり・・・?というような話。 アーヤは実は魔女の娘で、もらわれた先で魔法を覚えようと目論み、使い魔の猫・トーマスと一緒に色々たくらんで・...

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの遺作。 孤児院で何不自由なく楽しく暮らしていた少女・アーヤは、明らかに怪しい風体の男女二人組に引き取られることになり・・・?というような話。 アーヤは実は魔女の娘で、もらわれた先で魔法を覚えようと目論み、使い魔の猫・トーマスと一緒に色々たくらんで・・・と、いろいろ膨らみそうな展開の割には、アーヤの実の母親のことなど、いくつか未消化の伏線を残したまま終わった。 遺作ということなので、予定していたすべてを込めきれなかったのかもしれない。 たくさんの素晴らしい本をありがとうございました。

Posted byブクログ

2012/09/28

挿絵が日本人で、挿絵の差し込み方が工夫されていて、そしてカラーなのがいい!続きをよみたかったなぁ。 魔女、魔法、家族、など。紹介したい。

Posted byブクログ

2012/09/04

“そこで、女の人のことばをさえぎって、アーヤは言った。 「だいじょうぶ」 だれかをこっちの思いどおりにあやつるには、いちばんはじめがかんじんなのだ。アーヤには、それがよくわかっていた。 「だいじょうぶ。おばさんは、お母さんになりたがってるように見えないな、と思ってたし。じゃ、これ...

“そこで、女の人のことばをさえぎって、アーヤは言った。 「だいじょうぶ」 だれかをこっちの思いどおりにあやつるには、いちばんはじめがかんじんなのだ。アーヤには、それがよくわかっていた。 「だいじょうぶ。おばさんは、お母さんになりたがってるように見えないな、と思ってたし。じゃ、これできまりね。おばさんが、わたしに魔法を教えてくれるかわりに、わたしはここで、おばさんの助手になったげる」 どうやらベラ・ヤーガは、アーヤをおどしつける気まんまんでいたらしく、気を悪くしたように、ふきげんに言った。 「そうかい、じゃあ、きまりだ。さっそく、こっちで働いてもらおう」そして左がわのドアをあけ、アーヤをなかに入らせた。”[P.27] ダイアナさんの遺作。 佐竹さんの沢山の絵が見事にマッチしていて。 アーヤちゃんには魔女の素質があったのだろうな。 将来を考えると末おそろしや。 マンドレークがアーヤじゃなくて、ベラ・ヤーガに怒った場面が好き。 “きのうは、町でいちばん高級なホテルの朝食のメニューをもってきてくれた。アーヤはそれを手にとり、じっくりながめた。 『ベッドにおとどけする朝食セット、くんせいニシンつき』にしようかな、それとも『スクランブルエッグ』?いっそ、両方でも、いいんじゃない? ついでにヨーグルトもたのもうかな、と考えていたとき、アーヤは、ひとつだけ、まだ思いどおりにいかないことがあるのを思い出した。 カスタードが、どうしても、家に遊びにきてくれないのだ。マンドレークのことがこわくて、来る気にならないらしい。 やっぱり『ミックスグリル』にしよう、ときめたあと、アーヤは思った——でも、だいじょうぶ。この新しい家でうまくやったみたいに、カスタードのことも、あやつれるようになるはずだもの……”[P.123]

Posted byブクログ

2012/08/05

(No.12-59) ファンタジー児童書です。 内容紹介を、表紙裏から転載します。 『身よりのない子どもの家で育った女の子アーヤは、ある日魔女の家に引き取られることになった。 魔法を教えてもらえると思ったアーヤは、はじめはよろこんだ。ところが家に閉じ込められて、毎日こきつかわれ...

(No.12-59) ファンタジー児童書です。 内容紹介を、表紙裏から転載します。 『身よりのない子どもの家で育った女の子アーヤは、ある日魔女の家に引き取られることになった。 魔法を教えてもらえると思ったアーヤは、はじめはよろこんだ。ところが家に閉じ込められて、毎日こきつかわれてばかり。 すっかりいやになったアーヤは、魔女の飼っている黒ネコトーマスに助けてもらい、こっそり魔女に立ち向かうための呪文を作ることにした・・・。 ファンタジーの女王ダイアナ・ウィン・ジョーンズの遺作を、豪華なカラー挿絵をたっぷり入れて贈ります。』 ジョーンズさんが亡くなる前にイギリスで出版された最後の本。ジョーンズさんは佐竹美保さんの絵で飾られた日本版の本がとても気に入っていたそうです。きっと今回の佐竹さんの絵がたくさん入った本も、気に入ってくれるだろうな。見て欲しかった・・・。 お話はあまり複雑ではないので、対象としては小学校中学年からだけど低学年でも読めると思います。 あまり毒もなくとんとん拍子にお話が進み、楽しく読み終わる寸前、あらら嬉しいこと!ちょっぴりですが不穏な毒の気配が・・・・。 もしかしてこの続きもジョーンズさんは考えていたのかしら。アーヤのお母さんのこともあるし、充分ありえる。 でも残念だけどこれで終わりなんですね。素敵な本をありがとうございました。

Posted byブクログ

2012/07/30

魔女の家にひきとられ、こきつかわれるアーヤ。 ふつうなら可哀想な子が知恵を絞って…という展開になるのでしょうが、少々ブラックなアーヤは、それほど悲壮感もなく「アーヤvs魔女」(もちろんアーヤ優勢)の戦いへ突入し、アーヤの性格そのままの、違和感のあるラストがまってます。 中学年向け...

魔女の家にひきとられ、こきつかわれるアーヤ。 ふつうなら可哀想な子が知恵を絞って…という展開になるのでしょうが、少々ブラックなアーヤは、それほど悲壮感もなく「アーヤvs魔女」(もちろんアーヤ優勢)の戦いへ突入し、アーヤの性格そのままの、違和感のあるラストがまってます。 中学年向けだと思うけど、好き嫌いはわかれるかなぁ。

Posted byブクログ

2012/07/30

DWJの遺作。きっと、もっと元気だったら、アーヤももっと騒動をおこしたはず。でもちょっと末恐ろしそうなアーヤの行く末は、自分の想像でうめればいいのね。

Posted byブクログ