世にも奇妙な人体実験の歴史 の商品レビュー
読んでる途中ですが、医学書とかが高い理由がわかったり、とんでもないコレクターというか変人が世界を救っているんだなと深夜に考えさせられ即買いしました。
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いや面白かった。でも万人受けする本ではないですね。 相当気持ち悪い表現や描写があるし、食事の前には読めないです(笑) でも、この本を手にとる方はそのようなことをある程度覚悟して? 手に取られる方が多いでしょうね。でもその価値はあります。 世界の科学者の好奇心の並々ならぬ強さ、未知のものに対する執念の すさましざをひしひしと感じます。ノーベル賞受賞者やその他有名な 科学者の他に、ものすごい実験結果や成果を残しながらも歴史に埋もれて消えていったたくさんの科学者たちの存在を知ったことはとてもよい 知的経験となったと思います。 このような多くの「命知らず(褒めてます)」のおかげで私たちは現在、 どれほど多くの医学的措置を出来るだけ苦しみ痛み少なく享受出来ていることでしょう。 感謝です。この本を書かれた作者、訳者の方にも。
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医者や科学者の情熱のモノスゴさがもはやドン引きレベル。 それにしてもタイトルだけだとエログロ趣味な眉唾モノに見えなくも無いので、本来のタイトルをサブタイトルとしてくっつけといてほしかった。
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原題は、『煙を吐く耳、悲鳴を上げる歯』という謎めいた題名ですが、内容は、医療関係だけでなく深海、成層圏、長音速など、様々な挑戦の記録でワクワク感の連続です。ただし 中には、食事前後には読まない方がよい内容も含まれています!
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性病、コレラから麻酔薬、放射能、深海への潜水など、自らの身体を犠牲に研究を重ねる科学者のバカすぎる探求欲につい笑ってしまう。死んだりしてるけど。 マッド・サイエンティスト、という語がつい頭に浮かぶ。 淡々と事実を記述しているようで、穏やかなユーモアに満ちた文章のセンスが素敵...
性病、コレラから麻酔薬、放射能、深海への潜水など、自らの身体を犠牲に研究を重ねる科学者のバカすぎる探求欲につい笑ってしまう。死んだりしてるけど。 マッド・サイエンティスト、という語がつい頭に浮かぶ。 淡々と事実を記述しているようで、穏やかなユーモアに満ちた文章のセンスが素敵でした。
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技術や医学の発展のために欠かせないファクターのひとつが人体実験だ。しかし、そこには倫理的な問題が常につきまとう。 そんな倫理的な問題を乗り越えるべく(時には乗り越えることを避けて)、自分自身で実験してしまった特攻野郎たちのエピソード満載の一冊。 著者がイギリス人なせいか、シニ...
技術や医学の発展のために欠かせないファクターのひとつが人体実験だ。しかし、そこには倫理的な問題が常につきまとう。 そんな倫理的な問題を乗り越えるべく(時には乗り越えることを避けて)、自分自身で実験してしまった特攻野郎たちのエピソード満載の一冊。 著者がイギリス人なせいか、シニカルな文章が多く、読みながら何度が噴き出してしまった。 本書で科学や医学のために文字通り身を捧げた人々に思いを馳せるもよし、単に雑学を得るのもよし、オススメである。 本書が気に入ったら、『自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝』、『解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯』もどうぞ。 しかし、「日本ではフグをフゴウと言い間違えてはならない。ふ号(風船爆弾)が出てくるかもしれないから」ってブリティッシュ・ジョークなんですかね? 現在日本人の99.99%はふ号なんて言われても分かりませんが。
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「世にも奇妙な人体実験の歴史」などという、下世話な好奇心をそそるタイトルを見て、怖いものみたさというか、気持ち悪いものみたさというかで読んでみた。 けれど、内容はかなり真剣。 どちらかというと、科学の発展のために自らを犠牲にしてまで尽力した科学者たちの物語。 例えば、ワクチン開...
「世にも奇妙な人体実験の歴史」などという、下世話な好奇心をそそるタイトルを見て、怖いものみたさというか、気持ち悪いものみたさというかで読んでみた。 けれど、内容はかなり真剣。 どちらかというと、科学の発展のために自らを犠牲にしてまで尽力した科学者たちの物語。 例えば、ワクチン開発のためには誰かが試さなければならない、しかし他人を危険にさらすわけにはいかない、といったような。 読んで分かったけれど、試験的なワクチンが無害か、ということを試す勇気よりも、それが効くのかを試す勇気の壮絶さ。試験的ワクチンを接種したあとで、コレラ菌を自らに注射するとか。。。 そういって人類に貢献した様々な科学者たちの偉大なストーリー。 一部を切り取れば、変人とも言える行動ばかりなのだが・・・。 にしても、タイトルとのギャップを感じて、原題を調べてみたら、a celebration ob self-experimenters。なるほど、この原題ならしっくりくる。 時折、いや結構出てくるシニカルなブラックジョークが、真剣な科学ストーリーをうまいこと面白おかしい感じの読み物にしてくれているのだが、茶化しているようで不快に感じる人もあるかもしれない。。。
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トレヴァー・ノートン『世にも奇妙な人体実験の歴史』文藝春秋、読了。本書は科学者たちが自らの危険を顧みず自らの体で実験に挑んだ人体実験史。自分の腕の血管を切開し、カテーテルを挿入したり、モルヒネの程度調査等々驚く話ばかり。「人類のために、事実を究明したい」という気迫が伝わってくる。 ↑ というか、みんなむちゃくちゃしとるけど、自分の体でやることはすごい。
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淋病と梅毒の両方にかかってしまった医師ー性病 実験だけのつもりが中毒者にー麻酔 インチキ薬から夢の新薬までー薬 メインディッシュは野獣の死骸ー食物 サナダムシを飲まされた死刑囚ー寄生虫 伝染病患者の黒ゲロを飲んでみたらー病原菌 炭疽菌をばら撒いた研究者ー未知の病気 人生は短く、放...
淋病と梅毒の両方にかかってしまった医師ー性病 実験だけのつもりが中毒者にー麻酔 インチキ薬から夢の新薬までー薬 メインディッシュは野獣の死骸ー食物 サナダムシを飲まされた死刑囚ー寄生虫 伝染病患者の黒ゲロを飲んでみたらー病原菌 炭疽菌をばら撒いた研究者ー未知の病気 人生は短く、放射能は長いー電磁波とX線 偏食は命取りービタミン ヒルの吸血量は戦争で流れた血よりも多いー血液 自分の心臓にカテーテルを通した医師ー心臓 爆発に身をさらし続けた博士ー爆弾と疥癬 ナチスドイツと闘った科学者たちー毒ガスと潜水艦 プランクトンで命をつないだ漂流者ー漂流 ジョーズに魅せられた男たちーサメ 超高圧へ挑戦し続けた潜水夫ー深海 鳥よりも高く、速く飛べー成層圏と超音速
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ちょっと期待を持ちすぎた。 病気の原因を探るため自らを実験台にしてしまった人たちをユーモア交えて紹介していて、面白いといえば面白い。 ただ、たまに訳文があれなのか元の文があれなのかわからないけど、なんかひっかかるところがあったり、冗長に感じられたり、なんか話が脱線しているようなと...
ちょっと期待を持ちすぎた。 病気の原因を探るため自らを実験台にしてしまった人たちをユーモア交えて紹介していて、面白いといえば面白い。 ただ、たまに訳文があれなのか元の文があれなのかわからないけど、なんかひっかかるところがあったり、冗長に感じられたり、なんか話が脱線しているようなところがあったような。それでちょっと散漫な印象を受けた。 もう少し分量を絞ったらもっと良かったかな。
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