プラチナデータ の商品レビュー
10年以上前?にこの物語が書かれたと考えると脱帽。本当に現実に起こりそうだと感じた。難しいシステムも読者に分かりやすく書かれていて読みやすかった。最後が結構急展開なのが気になったけど、全体的にスピード感があって映像を見ているような感覚になった。 ただスズランちゃんの存在がフワフワ...
10年以上前?にこの物語が書かれたと考えると脱帽。本当に現実に起こりそうだと感じた。難しいシステムも読者に分かりやすく書かれていて読みやすかった。最後が結構急展開なのが気になったけど、全体的にスピード感があって映像を見ているような感覚になった。 ただスズランちゃんの存在がフワフワしすぎて少し話に合ってない感じもした。 管理社会について考えさせられる話。
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後半が一気に進んで、前半の伏線を大量回収。前半がだいぶ丁寧だっただけに、雑な回収に感じてしまった。しかしさすがの東野圭吾で、ドラマを見ているように場面がイメージでき、読む手が止まらなかった。設定も現実でもギリギリあり得えそうな設定で面白かった。
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最後までいろいろなことが分からずに一気に読み進められたが、結末ががっかりという内容だった。面白い考え方ではあるけれど、ありそうでがっかりという感じ。
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最初は非現実的な展開から物語がゆっくりと進んでいく。大きな力、見えざる力には敵わないのか?と思わせておきながら、最後の50ページは急展開とするあたりはいつも通り。 プラチナというほどのデータかな?
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人の情報はDNAに刻まれているが気持ちや人としての温かみは記憶はその人が秘めているものであり、誰にも管理できない。 リュウとスズランは大切なことを神楽に伝えたなぁと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
7階から5階に毎回会いに行っているのは2人だけの秘密で、その為の細工が、水上のいいように使われて。人間は全ての物事をまずは自分のために考えてしまうんだね愚かだね。白いワンピースを着ていたのは、女の子はこうあるべきという姿に囚われすぎていたのかな。でも理想を押し付けないのがいいね、自分の中だけで消化していて、人間の嫌な部分がない。素敵です。
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国民の遺伝子情報を登録し犯人を特定するシステムによる…なんとも難しそうな話しではあったが、そのあたりはさすが東野圭吾さん。サクサク読み進められました。 逃げる容疑者が謎を解明…この構図結構好きです。 多少スッキリとしない読後感ではありましたがハラハラ感満載でした。
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映画も見た事があるけど、全く別の作品を読んでる気持ち悪さなりました。映画も映画で面白かったけど、原作の方好きだなあ。もっと忠実に再現してくれたらよかったのに。 国民の情報を管理する世界になったら、犯罪は減ると思うしそれなりのメリットもあるんだろうけど、絶対プラチナデータは作られる...
映画も見た事があるけど、全く別の作品を読んでる気持ち悪さなりました。映画も映画で面白かったけど、原作の方好きだなあ。もっと忠実に再現してくれたらよかったのに。 国民の情報を管理する世界になったら、犯罪は減ると思うしそれなりのメリットもあるんだろうけど、絶対プラチナデータは作られると思うし、実際どうなんだろうなあ。 神楽の逃亡劇も二重人格の悩ましさもスズランとの出来事も面白かったし、組織に反発する浅間も良かった。神楽と浅間に信頼関係が生まれる過程が好きだったなあ。最後の展開も良かった。
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DNAを使った捜査に対する社会問題の提起と人物描写のバランスが取れた良作だと思います。 警視庁所属組織でDNA捜査システム開発者・神楽と刑事・浅間の二人を主軸に物語が展開していきます。 神楽の人物掘り下げや変化がしつこくなく、分かりやすかったのが好印象でした。最終章に向けてのス...
DNAを使った捜査に対する社会問題の提起と人物描写のバランスが取れた良作だと思います。 警視庁所属組織でDNA捜査システム開発者・神楽と刑事・浅間の二人を主軸に物語が展開していきます。 神楽の人物掘り下げや変化がしつこくなく、分かりやすかったのが好印象でした。最終章に向けてのスペクタクルな展開も一気にページが進んでしまいました。 ただ、ハイデンの調査をしていたからと言って、最後のような詰めの甘さをNF13がやってくれるかは疑問に感じました。 誰にでもお勧めできるミステリ作品です。
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この情報化社会に一石投じるような展開が妙にリアルで、実際に起こりうる話に思えた。 デジタルが流通したこの世界で、人間にとって本当に大事なものは何なのか、自分たちはデジタルに振り回され過ぎているのではないか、そんなことを考えさせられる作品だった。
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