武器としての交渉思考 の商品レビュー
交渉がタイトルになっているが、説得力があると思う。 学生もしくは新入社員向けだが、体系的で具体例に富み、身近な交渉に関するビジネスマンにも、良書。 無意識に行っている交渉や説得を営業マンだけでなく、家庭生活でも、分かりやすく説明してくれる。
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交渉の入門講座みたいな。 沈黙を恐れない、勝ち負けではない 等、色々と勉強になった。バトナ アンカリングも使える。 自分が交渉でやられてしまっていたテクニックにも気付かされて、あーやられたー!!!といまさら悔しくなったり(笑)
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再読。 交渉術のノウハウ本としては、よくあるハーバード式を下敷きにしており、そこまで新たな発見は得られない。バトナ、ゾーパ、など重要かつ基本的なな概念に集中しての解説は、応用が効きそうで整理して理解しやすいものではある。 重要なのはむしろ、交渉の意義について語った前半部分だと思う...
再読。 交渉術のノウハウ本としては、よくあるハーバード式を下敷きにしており、そこまで新たな発見は得られない。バトナ、ゾーパ、など重要かつ基本的なな概念に集中しての解説は、応用が効きそうで整理して理解しやすいものではある。 重要なのはむしろ、交渉の意義について語った前半部分だと思う。革命を起こすには金が必要で、そのために交渉をしなければならないという著者の主張を、もっともよく実践しているのは、自分の思想的立場と逆の立場の市民運動の人たちだろう。他方、自分が与する陣営にいる多くの人々は、著者の言を全く理解できないだろう。 リベラルの退潮ということをここ数ヶ月考えていて、タイミングよく本書に再会できた。 その後再再読。 旅立たれてしまったなー瀧本せんせ。 一度だけツイッターで絡ませていただきました。 革命や社会改善の夢が頓挫した現代、個人の力をアップさせて群雄割拠の時代を作ろうとした先生の志に時代が追いついた感じ。
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ビジネスで必ず必要なスキルなはずなのにちゃんと学ぶ機会がなかった交渉の技術。本書を読むことで体系的に理解することができた。 主に学生向けに書かれている感があるが、いままで交渉が必要と感じていない方でも読んでおいて損はない。
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交渉をするにはどういう思考をすれば良いのか、が書いてある本。相手の利害を考えろとか、第二案(断られたときの代替案)を持って交渉に臨めとか、アンカリングをするのが大事(要は先に自分が持ってきたい所に錨を降ろせば、その範囲で交渉が望める)とか、こういう事をきちんと意識して交渉すると有...
交渉をするにはどういう思考をすれば良いのか、が書いてある本。相手の利害を考えろとか、第二案(断られたときの代替案)を持って交渉に臨めとか、アンカリングをするのが大事(要は先に自分が持ってきたい所に錨を降ろせば、その範囲で交渉が望める)とか、こういう事をきちんと意識して交渉すると有利な交渉が出来るよな、というのがよく分かる本。 交渉をせずに人生を生きるのはほぼ不可能なので、ならば交渉を上手く使うことが出来れば人生をより良く生きることが出来るよな、と改めて思ったりもした。
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ビジネスでは、様々な人、企業の思惑がぶつかり、「交渉」の必要が生まれる。 このとき、人々は交渉をどのように行っているだろうか。 人が異なれば交渉のスタイルも異なり、一般論はなかなか通用しない。しかし、交渉の要素を著者なりに解体し、一般化した方法論を武器として提供してくれているの...
ビジネスでは、様々な人、企業の思惑がぶつかり、「交渉」の必要が生まれる。 このとき、人々は交渉をどのように行っているだろうか。 人が異なれば交渉のスタイルも異なり、一般論はなかなか通用しない。しかし、交渉の要素を著者なりに解体し、一般化した方法論を武器として提供してくれているのが本書である。 交渉のテーブルに付く前には、相手の立場や情報を分析し、自分と相手の選択肢(本書では BATNA, Best Alternative To Negotiated Agreement) を把握しておくこと。 妥協できる範囲 (ZOPA, Zone Of Possible Agreement) を意識すること。 相手のタイプを分析し、相手に最も合意されやすい言葉を選ぶこと。 どれもアタリマエのことだが、常にこのことを整理して、交渉の方法論を持ち、かつ人にそれを説明できる人は稀有だ。 自分なりに何となく「交渉」の場に臨んでいる人は、自分の交渉術を顧みて、自分に説明してみれば良い。そこで自分の方法に曖昧さやブレが見つかったら、ぜひ本書を通読して補強することをお薦めする。
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著者の京都大学での「交渉の授業」を1冊に凝縮したもの。前著で若い世代に必要な「教養」として示した「決断思考」の次に必要になってくる「教養」として「交渉思考」を提示。中身は交渉術のオーソドックスな内容だが、著者の他の本と同じく、読んでいてすごく「役に立つ感」が得られる。 人を動かす...
著者の京都大学での「交渉の授業」を1冊に凝縮したもの。前著で若い世代に必要な「教養」として示した「決断思考」の次に必要になってくる「教養」として「交渉思考」を提示。中身は交渉術のオーソドックスな内容だが、著者の他の本と同じく、読んでいてすごく「役に立つ感」が得られる。 人を動かすためには相手に「具体的なメリット」を提示するということ、相手の「利害」に焦点を当てるということ、バトナ(相手の提案に合意する以外の選択肢のなかで、いちばん良いもの)という概念、交渉は最初のアンカリングで決まるということなどが交渉において特に重要だと感じた。
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交渉について観念的なところから具体的対処法まで体系的に纏められていて、良い本だと思う。イントゥザフェイスなんかの小手先の交渉術をありがたそうに説明するわけでなく、もっと本質的なところでの交渉について述べられてる。
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武器としての交渉思考 ・交渉;合意を作り出す手段 ・ルールは、合意に基づいて決めなければならない ・媚びるのではなく、将来見込みがある若者として、投資の対象と見なされる必要がある ・大切なのは、ロマンとソロバン ・お金儲けとは、資本主義において、自分たちの事業が人々に支...
武器としての交渉思考 ・交渉;合意を作り出す手段 ・ルールは、合意に基づいて決めなければならない ・媚びるのではなく、将来見込みがある若者として、投資の対象と見なされる必要がある ・大切なのは、ロマンとソロバン ・お金儲けとは、資本主義において、自分たちの事業が人々に支持されているかどうかの大きな指標 ・自分たちの都合ではなく、相手のメリットを考える ・意思決定権 指令→相手 ディベート→第三者 決断→自分 交渉→相手と自分の2人。両者が同じ結論にならなければならない ・複数の選択肢を持ってから臨む→BATNA ・交渉が決裂した時に相手がどうなるかを考える ・自分の本当のバトナは悟られてはいけない ・合意の範囲を決めるゾーパ ・アンカリング、最初の提示条件と譲歩を使いこなせ →無茶ギリギリの条件を最初は提示 →相手が出してくる条件は、まずは一切無視 アンカリング;高い目標、現実的、説明が可能 ・無条件の譲歩はしない。相手にとって価値が高いが、自分にとっては価値が低い条件を譲歩の対象 ・どんなに気まずくても沈黙に耐えろ ・相手が情報を出さないこと自体を取引の道具にする
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・交渉は相手のメリットを考えることからスタート ・そのためには相手を知らなければならない ・交渉では、相手の状況を聞き出す ・自分から譲歩する必要はない
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