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武器としての交渉思考 の商品レビュー

4.2

263件のお客様レビュー

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2015/11/10

教室ディベート連盟の方法には、個人的に今まで触れる機会があった。 だからか、この人の言っていることは、何となくどこかでなじみがあるような感覚がある。 もしかして、錯覚? 誰かに何かを交渉しなければならないとき、どうすべきかが説明されている。 バトナ(相手が提示した条件以外の選択...

教室ディベート連盟の方法には、個人的に今まで触れる機会があった。 だからか、この人の言っていることは、何となくどこかでなじみがあるような感覚がある。 もしかして、錯覚? 誰かに何かを交渉しなければならないとき、どうすべきかが説明されている。 バトナ(相手が提示した条件以外の選択肢)を持つこと、ゾーパ(互いに合意可能な範囲)をコミュニケーションによって割り出すこと、そして、アンカリングを使いこなすことがここで紹介される主な方法だ。 例題で、バトナやゾーパを考えるものについては、私は結構考えられるようだ。 でも、アンカリングが・・・。 相手から提示されたら、すっかり引っかかってしまいそうだし、相手に提示するのも、目が泳いでしまいそう。 自分がうまくできるかはわからないけれど、持って生まれた性格や才能でなくて、努力で交渉力が高められるとすれば、希望が持てそうだ。

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2015/08/30

交渉について、そのマインドセットの基礎を学べる本。 交渉とは、事前の準備で8割決まるものであり、相手の立場に限りなく寄り添い思考しながら望むものであり、相手と自分の双方が同意できるゴール地点を目指す競技である。 この本で学んだマインドセットを活かせるかどうかが読者に与えられた”...

交渉について、そのマインドセットの基礎を学べる本。 交渉とは、事前の準備で8割決まるものであり、相手の立場に限りなく寄り添い思考しながら望むものであり、相手と自分の双方が同意できるゴール地点を目指す競技である。 この本で学んだマインドセットを活かせるかどうかが読者に与えられた”宿題”である。

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2015/06/18

今月の2冊目。今年の31冊目。 『君に友達はいらない』に続き、同じ瀧本氏の本。こちらの方が先。どういう風に相手と交渉し、合意に至らせるのかのハウツー本。自分でもなるほどなーとか、あ、俺ってこういうことやっちゃてるなーとかある。面白かった。今度はペン入れして読みたい。

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2015/06/03

『韓国化する日本〜』の巻末に参考文献としてあがっていた。 交渉するにあたっての基本姿勢、つまり自分が困っているからなんとかして欲しい、ではなくて相手にとってこのままではないほうがいいですよね、こうあったほうがベターですよね、という方向で進めること。 その時にwinwinとかって...

『韓国化する日本〜』の巻末に参考文献としてあがっていた。 交渉するにあたっての基本姿勢、つまり自分が困っているからなんとかして欲しい、ではなくて相手にとってこのままではないほうがいいですよね、こうあったほうがベターですよね、という方向で進めること。 その時にwinwinとかっていうのもちょっと違う。大きなwinと小さなwinがあるのだ、と。 言われてみれば当たり前、YAコーナーに置いときたい本だな。

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2015/05/30

決断思考よりも読みやすかったかもしれません。 交渉についての考え方やテクニックがわかりやすく書かれた本でした。

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2015/05/01

相手側にいかにメリットのある提案ができるか。交渉ではくれぐれもそこを考えるようにすること。交渉というのは結局、情報を集める「だけ」の勝負なのです交渉のポイントは「たくさん聞いて、たくさん提案すること」であると、覚えておくこと。本書は前作「武器としての決断思考」に続いて二者間で行わ...

相手側にいかにメリットのある提案ができるか。交渉ではくれぐれもそこを考えるようにすること。交渉というのは結局、情報を集める「だけ」の勝負なのです交渉のポイントは「たくさん聞いて、たくさん提案すること」であると、覚えておくこと。本書は前作「武器としての決断思考」に続いて二者間で行われる利害調整「交渉」について語られる。著者の言うとおり人間だけが言葉を話し、言葉によって文化を発展させてきたのである人間にとっては「言葉」こそがすべての鍵であり武器だと思う。いかにして言葉を磨くべきか。ますますモチベーションは高まるばかりだ。

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2015/04/16

BATNA Best Alternative to a Negotiated Agreement 相手の提案に合意する以外の選択肢の中で、いちばん良いもの ZOPA Zone Of Possible Agreement 合意が可能になる範囲 Anchoring 最初の条...

BATNA Best Alternative to a Negotiated Agreement 相手の提案に合意する以外の選択肢の中で、いちばん良いもの ZOPA Zone Of Possible Agreement 合意が可能になる範囲 Anchoring 最初の条件提示

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2024/03/31

学生向けに丁寧に説明しようとしているのか、内容がクドくて冗長。交渉の基本的な事は理解できる内容になっているとは思うが、社会人が読むにはちょっと物足りない。 そもそも著者の目的は「連帯」であって、「交渉」は手段でしかない。にもかかわらず、内容的には交渉の一般的な事柄を説明しているだ...

学生向けに丁寧に説明しようとしているのか、内容がクドくて冗長。交渉の基本的な事は理解できる内容になっているとは思うが、社会人が読むにはちょっと物足りない。 そもそも著者の目的は「連帯」であって、「交渉」は手段でしかない。にもかかわらず、内容的には交渉の一般的な事柄を説明しているだけなので、目的と手段の連関性に欠如が感じられる。また著者は「デモ」を否定的に考えているようであるが、他方で「塩の行進」を賞賛したりと矛盾を感じるところもある。

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2015/01/04

瀧本哲史の第二弾。 交渉についての思想やノウハウが広範囲に書かれている。 既知の内容も多かったがそれを新たな角度から言い直してくれたりしているのでやはり勉強になった。 交渉の細かな技術も大切であるが、相手を分析すること、ゴールを明確化すること、ドレスコード(服装以外も含む)、NG...

瀧本哲史の第二弾。 交渉についての思想やノウハウが広範囲に書かれている。 既知の内容も多かったがそれを新たな角度から言い直してくれたりしているのでやはり勉強になった。 交渉の細かな技術も大切であるが、相手を分析すること、ゴールを明確化すること、ドレスコード(服装以外も含む)、NGワードを決めておくことなど参考になった。

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2015/01/03

非常におもしろい。 自分の意思を通すには交渉が必要だということ、 交渉とは相手の要求を考えることだということ、 そして相手のタイプによって 具体的にどうふるまうか、 ということが理路整然と書いてあり、 実践的かつわかりやすい構成となっている。 まず、交渉とは何か、という意識を身に...

非常におもしろい。 自分の意思を通すには交渉が必要だということ、 交渉とは相手の要求を考えることだということ、 そして相手のタイプによって 具体的にどうふるまうか、 ということが理路整然と書いてあり、 実践的かつわかりやすい構成となっている。 まず、交渉とは何か、という意識を身につけるというだけでも、 この本を読む意味はあったと思う。 ただ、社会のなかでは、 実際にはなかなか自分の意思を示せない場面も多く、 簡単にはいかないだろう。 たとえば、ある会社が別の会社と交渉する際には、 まずはこの本でいう「非合理的な人間」だらけの 身内の意思を統一しなければいけない。 大義なども言おうものなら、 叩かれるだけだ。 そんな環境から地道に人を説得して 交渉のテーブルにつかせるだけでも一苦労だ。 そういう意味で、いちばん大切なのは根気、 成果がなかなかでなくても根回しを続けることだと思う。 あと、若い人とポジションのある年長者という 図式を押し出しているが、 自分も含め社会に多くいるのは 「ポジションのない中年、年長者」だろう。 そのあたり、自分のような人間は この本のターゲットにされていないようで ちょっと残念かも(笑)。 内容は十分参考になったけど。

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