ロング・ロング・アゴー の商品レビュー
短編集。 重松さんの描く世界の人々は一人一人が人間味溢れている。 ちっちゃな喜び、ちっちゃな悲しみ、ちっちゃな苦しみ、 登場人物たちの些細な感情がスッと自分の中にも落ちてくる。 なんて素直な文章なのだろう。 「チャーリー」がお気に入り。
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思い出との再会の物語.「うまくいかない人生」を愛おしく見つめる全6編.6編すべてが面白い.重松さんらしく,日常の一コマが掛け替えのない物語に化けている.古傷を伴う思い出,だけど,そこには,痛みだけではない,何かがある.とっても素敵な一冊でした.
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#読了。短編集。単行本時は「再会」。子供の無邪気さと時には残酷さ。誰しもが経験したことあるような出会いや別れを綴る。最初と最後のみリンクだが、そこはちょっといきすぎのような。
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自分の子供の頃の、少しにがい体験を思い出し、なんともいえない切ない気持ちになった。 特に、「チャーリー」がよかった。 私の子供も、私のようにすこしにがい体験をするのかな。
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部屋の中で読んでいたはずなのに、どこからか風を感じて顔をあげました。 それは、私の過ごした幼少時代、思い出の中から吹いてきたのかもしれません。 今まで思い出したこともなかったような幼かったあの日の出来事が、不思議と思い出されます。 これから先生きていく中で、うまくいく事の方が少な...
部屋の中で読んでいたはずなのに、どこからか風を感じて顔をあげました。 それは、私の過ごした幼少時代、思い出の中から吹いてきたのかもしれません。 今まで思い出したこともなかったような幼かったあの日の出来事が、不思議と思い出されます。 これから先生きていく中で、うまくいく事の方が少ないのだろうし、『割り算の余り』は積もっていく一方なのだろうけど、それすらも自分自身の宝物にして歩んで行きたいです。
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この前所持している本の整理をしていたら、どうも重松さんの本を一番たくさん所持しているらしいことがわかった。てっきり所持数一位は村上龍さんかと思っていたが、いつのまにか逆転していたらしい。 もとはこの本「再会」という題がついていたようだ。めぐり会いと別れが書いてある。今までにも書...
この前所持している本の整理をしていたら、どうも重松さんの本を一番たくさん所持しているらしいことがわかった。てっきり所持数一位は村上龍さんかと思っていたが、いつのまにか逆転していたらしい。 もとはこの本「再会」という題がついていたようだ。めぐり会いと別れが書いてある。今までにも書かれてきたことだけれど、重松節とでもいうのか、そういうものを聞きたくてやはり読んでしまうのだ。
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学生の自分がこれだけ揺さぶられたから子持ちの人とかは相当すごいのだろうなーと。 個人的にはチャーリーの話が好きだった。1番最後は伏線だしすぎかな。
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大人になったことでわかる子供たちの話。 人生はうまくいかない。 自分だけじゃない。 上手くなくても生きていくしかないよね。
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はじかれたように駆けだしたスズちゃん。 友だちの形としては歪だとしても、大好きだった・・・。 スカートをひるがえして走り続ける、彼女は何を思うのか。
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再会がテーマの物語。先生や伯父さん、初恋のひとや幼なじみ。それぞれの想いを抱きながら、再会をする。そういえば、最近再会なんてしてないなってひとにはいい物語かも…。
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