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月の影 影の海(上) の商品レビュー

4.2

485件のお客様レビュー

  1. 5つ

    179

  2. 4つ

    153

  3. 3つ

    89

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2012/07/06

落ち着いて考えたら講談社から新潮社に移籍してるじゃん…。講談社文庫の表紙がアレだったので、この新装版は山田章博の表紙イラストで喜ばしい。 しかし何回同じ話を買わせるんや…。

Posted byブクログ

2021/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 突然主人公の前に現れた景麒。訳も分からず異世界に連れてかれてしまい過酷な運命に身をゆだねられてしまう。  上巻では、連れ去られ、着いた世界では会う人会うヒトに裏切られていく。そして、信じることをやめてしまう主人公・陽子。さらに、もとにいた世界でも、自分には居場所がなかったことを、水禺刀から現れた猿に再確認させられてしまう。いい子であることを演じ続け、それも疲れてしまった。  しかし、下巻に入ってから陽子に、再び希望の光が差し始める。その上がり具合が引き寄せられる。まずは、楽俊。半獣という意味が最後のほうにわかるのが面白かった。また、楽俊の優しによって陽子も人を信じること・優しく接することの意味を教えられる。これは読者にも訴えかけるものがある。  また、物語的にはところどころ、延王との会話等でウケ(?)を狙った会話運びなどがあり、それも読みやすくしている一因であると思った。

Posted byブクログ

2012/07/04

ホワイトハートの月の影 影の海も持ってるけど、正直よくわからなくてレビューも放置(・ω・;) 続編を諦めようとしてた矢先に、新装版が発売 読んだ事のない魔性の子と一緒に購入してしまいました 読んでみたら想像以上に面白くて、新装版の月の影 影の海も読んでみることに‥ 一度読んでい...

ホワイトハートの月の影 影の海も持ってるけど、正直よくわからなくてレビューも放置(・ω・;) 続編を諦めようとしてた矢先に、新装版が発売 読んだ事のない魔性の子と一緒に購入してしまいました 読んでみたら想像以上に面白くて、新装版の月の影 影の海も読んでみることに‥ 一度読んでいるから?か、とても読みやすく、その世界にとっぷり浸かることができました 上は血みどろなイメージ これでもかと言うくらいの絶望 続きが気になります! 一度読んでるけど、気になる!

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2012/07/04

つかみとしては十分なんだが・・・ちと、放浪が長すぎやしないか?すこ~しだけ飽きてきた。後半での展開に向けて、それは必然なんだろうけど。展開が読めないだけに余計に早い先を知りたい。まあ、もう少しだけ耐えて耐えて・・・

Posted byブクログ

2012/07/04

ホワイトハート、講談社文庫と持ってるけど新作の催促を兼ねて購入。 上巻のこのドン底感がたいして厚くない本をすごく重くしている

Posted byブクログ

2012/07/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

突然目の前に現れた金髪の男。 その態度から、きっと異世界に飛ばされた少女が異世界のキーパーソンとなって立身出世する話なのだろうなぁ… と思ったら、上巻ではずーーっと彼女の逃亡劇描写のみ。 暴力的な連行、逃亡、助かったと思ったらの、裏切り、妖魔の追手に襲われる日々。絶望の中、たった一つ自分を裏切らない剣の刀身に映る、光景が、また彼女に諦めろと強要する。 何より彼女、陽子が山の中で出会った水飴商人の母子との会話が辛い。 「――もういい」 最終ページにおいて、彼女が涙も笑い声も何もかも乾ききった状態で吐く思いに、「負けないで」と思いながら読み進めていた私はかなりの衝撃を受けた。 読者は勝手だ。物語とはいえ、ぬくぬくとした状態にいる私が、野たれ死にかかっている彼女に「生きろ」と願う権利はない。彼女が自発的に、「生きる」ことを選ぶのを待つしかないのだと知りながらも、どうか頑張って欲しいと思う。 勝手な言い分をさらに重ねると、彼女の中にいるはずのジョウユウに「何かしてやれないのか」とせっつきたくなり、未だ目の前に現れないケイキには「ったくもう!!何してるんだお前は!!」と平手を食らわせてやりたくなる。 個人的な話をすると、私はよく「失敗しても死なないから」と言い聞かせて、何かに臨んだりする。 しかしこの物語はどうだ。もし私がこの世界に放り投げられたとしたら、配浪の時点で大人しく連行されて、抵抗するとしてもきっと、どこかで殺されてしまっただろう、と思う。 身の安全が保障されない事態とは、現代の日本においてはほとんど経験することがない。 そんな中、この物語は読者である私にかなりの切羽詰った感情を思い起こしてくれる。

Posted byブクログ

2012/07/02

シリーズ全巻持ってるけど、新装版も全巻買いますよー! 続きずっと待ってるよっていう意思表示がそれしかできないので 単に好きなだけなんだけども。表紙も違うしね 月の影影の海なら下巻が好きです。 陽子かっこいいよう。楽俊と友達になりたい 延の二人も好き!皆好き! あー新作待ち遠し...

シリーズ全巻持ってるけど、新装版も全巻買いますよー! 続きずっと待ってるよっていう意思表示がそれしかできないので 単に好きなだけなんだけども。表紙も違うしね 月の影影の海なら下巻が好きです。 陽子かっこいいよう。楽俊と友達になりたい 延の二人も好き!皆好き! あー新作待ち遠しいー!! けど何年も待ったからちょっとぐらいなら余裕です!

Posted byブクログ

2017/11/03

発売されました。新潮社から完全版。背表紙をつなげると絵になる〜。 持っているのに買ってしまったのは、これから書き下ろしも発売されることと、絵師山田章博の新しい挿絵と表紙だから。 ラノベバンザイ! 最初にラノベとして発売されたから、この美しい絵で物語を飾ってくれる。ファンタジー大好...

発売されました。新潮社から完全版。背表紙をつなげると絵になる〜。 持っているのに買ってしまったのは、これから書き下ろしも発売されることと、絵師山田章博の新しい挿絵と表紙だから。 ラノベバンザイ! 最初にラノベとして発売されたから、この美しい絵で物語を飾ってくれる。ファンタジー大好きのわたしとしては、いちばん続巻を待ち焦がれているのがこのシリーズ。やっと。やっとなのね〜。 若い頃に何度も読んだので、今回はさらっと。でもやっぱり面白い。新刊に向けて、復習復習♪ 世界観について、その1 「十二国記」というだけあって、12国在ります。横長の菱形の頂点とその間に位置する8国とその菱形を横長の長方形の紙の上においたときに紙の四隅あたりに位置する4国。あわせて12。 わたしたちの住む世界と異質な世界は、別の「理」によって成り立つ。 わたしたちの世界とは、互いに境界を接している。蝕によって境界が交わり、あちらとこちらが繋がる。そうしたことで人や物が行き来する。人はまれだけれども、皆無ではない。 物語が語られて行くにつれ、「理」がなんなのか、どんな世界か分かってくるので、第1弾はここまで。 ちなみにシリーズを抜き出すと エピソード0『魔性の子』現代の話。泰麒。 エピソード1『月の影 影の海』陽子。慶国。 エピソード2『風の海 迷宮の岸』泰麒。戴国。 エピソード3『東の海神 西の蒼海』小松尚隆。雁国。 エピソード4『風の万里 黎明の空』陽子。慶国。 エピソード5『図南の翼』恭国。 エピソード6『黄昏の岸 暁の天』入り乱れて。 短編集『華胥の幽夢』 本編に入る。 平穏に、でも、ごまかして生きていた陽子は、ある日を境にこの世界へ連れ去られる。 味方も誰もいない(とりついたヤツはいるけど、返事はない)。場所も分からない、行き交う人々は、東洋的だが髪色がおかしく、どこで何をすればよいのかも分からない。 いぶかしんでいるうちに、その国のものにとらえられ、牢に入れられる。県知事の処へ連れて行かれることになる。身支度を調えているときに、気づいた。「髪が赤くなっている」。 それから、陽子は襲われ、襲われ、裏切られ、襲われていく。 これでもか、というくらい、艱難辛苦の連続。 しかし、不思議なことがある。 傷が浅い。首をはね飛ばすような妖魔に相対して、たいした傷にならない。 そんなところで、以下下巻へ続く。 なのだ。謎がほとんど解決されない。たたみかけるように陽子を襲うものたち。 もし、知らない世界にあって、妖魔からは襲われ続け、役人からは追われ続けたとき、ものを盗まずにいられるだろうか。身体を売らず、生きていけるだろうか。人を恨まず、脅さず、信用し、生きていくことなどできるのか。 ぼろぼろになりながら、何日マトモでいられるだろう。 ぬるま湯に浸かったわたしなんかじゃ全く保たないだろうな。 とにかく、少女小説などをそれまでに読むことが多かったので、「異世界に飛ばされれば、都合よく王女様〜」とか、「ヒーローが守ってくれる」などと言ったものが主流で、こんなに苦労する主人公は見たことがない。 それに性格がいいとも言えない。 通っていた高校で、目立たないよう、飛び出さないよう生きてきた。無視されるクラスメイトに巻き込まれないよう、当たり障りのないことをいい、親には黙って従い、自分を出さないヤツ。 罰にしたってあんまりだ。もっと悪いやつだっているだろう。 不思議な妖魔、役に立つ魔法の道具、髪や目の色が鮮やかな人々。見慣れないものたち。 どのように収束していくか、乞う、ご期待、なんだな。

Posted byブクログ

2012/07/01

以前から薦められていながら未読だった本書。 丁度良い機会だったので、入手しましたが、なるほど人気があるのも頷ける。 この上巻では人の弱い部分を徹底的にあぶりだすような話で、読んでいて辛くなる事もあるのだけれど、それがあってストーリーに重厚感が増しているように思います。

Posted byブクログ

2012/07/01

いよいよ新潮文庫からの、リニューアル刊行!新表紙が書店ポスターになっていましたが、目を惹きますね~。 ちなみに、従来からの講談社ホワイトハート文庫版の販売も続くそうです。 6月27日は、3冊同時の刊行でした。 以後、3ヶ月毎?にリニューアル版が刊行され、その後に、新作の短編集と、...

いよいよ新潮文庫からの、リニューアル刊行!新表紙が書店ポスターになっていましたが、目を惹きますね~。 ちなみに、従来からの講談社ホワイトハート文庫版の販売も続くそうです。 6月27日は、3冊同時の刊行でした。 以後、3ヶ月毎?にリニューアル版が刊行され、その後に、新作の短編集と、長編が刊行予定だそうです。ということは、来年の今頃には新作が発表されるんでしょうかね?ほんと~~に首をなが~~~~~くなが~~くしてまっていますので。 内容自体には、変更等は無いように思います。何度も何度も読んで、ほぼ憶えてしまっているので。目新しいといえば、やはり挿絵が書き下ろされていることでしょう。 下巻の、麒麟姿景麒を解放するシーンは、今回もちょっと違った感じの挿絵になっていました。絵が小さい気がするのは、余白の関係かもしれません。 未読の方には、ぜひお勧めする、文句なしの1冊です。

Posted byブクログ