月の影 影の海(上) の商品レビュー

小野不由美(著者)

2012/08/11

女子高生の陽子が、突然に地図のない異界へ引き込まれる。
上巻では、ストーリーの骨格が見えず、下巻に期待。
異界の地が現代社会の鏡となり、メッセージ性を帯びた展開になるのだろうか。。。

2012/08/08

現代の少女を主人公にして、現代から異世界トリップ、ファンタジーやミステリー、サスペンス、アクション、政治的要素がうまく融合した素晴らしい作品。一度読み出すと止まらない！

2012/09/19

実は、随分前に読んだ。この『十二国記シリーズ』を熱心に読んでいた時期がある。何年前だったか忘れちゃったけど。

このシリーズ第一作目は、壮大な架空世界での歴史の一部で’序章’という印象が強く、お話の展開事態はあまりテンポのよいものでなはなかったかと思う。が、他では見かけない世界観とディティールの細かく、ハリーポッターを初めて読んだ時に感じた面白さに似ており、引き込まれた。

最近、版元が替わり、新潮文庫から改めて、シリーズ化となって、既に2作刊行させている。

なんと、シリーズ1作目は『魔性の子』になっていた。’序章’として。

序章、初めて、読んみました。が、これって、実際に一番最初に書いた遭難だけど、私はある程度、十二国の世界観がわかってきてから、途中で読んだ方が良いような気がしました。スピンアウト作品的に。

今回、シリーズ復刊で再読して、かなり面白かったし、確認してみれば、10年ほども経っていたので、感想・後読感共に、初めて呼んだときとはかなり異なっていました。再読後の方が、主人公に共感でき、世界も堪能し、陽子の成長がすごく、嬉しく感じましたね。

再読してよかったなぁ。。。

因みにホワイトハート版は何年も前に売ってしまっていました。。。

2012/08/01

初めて読んだのは陽子と同じ高校生の時だった。当時は陽子の気持ちになかなか寄り添ってあげることができなくて、なんだか歯痒い思いをしたけれど、10年経って、陽子のがんばりを認めてあげられるようになってた。
上巻読むのつらかったけど、ちゃんと向き合えたよ！
下巻が楽しみ！！

2012/08/01

主人公は帰りたいの一心で、妖魔との戦いに明け暮れ、瀕死の重傷を負う。そこまでして生きようとしたのに、彼女がこれまで築いてきた人間関係では希薄で、帰るところはどこにもなかった。筆者は、主人公にこれでもかというほど、容赦なく現実を見せつける。すごく重たいストーリーだ。

2012/07/30

謎の男ケイキにより謎の異世界に連れてこられた陽子の苦難の旅を描く上巻。

上巻は予想以上に鬱な展開が続きます。度重なる妖魔の襲撃に裏切りの連続で心身共にぼろぼろになっていく陽子の姿はあまりにも辛い……

しかしもっと辛かったのは異世界での出来事でなく陽子が旅の途中で垣間見る現実世界のある一場面かもしれません。自分にも陽子の生き方が当てはまる様な気がして余計に辛さをかみしめたからかもしれませんが……

書評でも見ていましたがたしかにこれはただのファンタジーではないですね。ほかのファンタジーでもつらい場面は多々ありますが、それはあくまでもそのファンタジーの世界観と関連させて描いていたような気がします。

しかしこの作品は上巻ではまだ妖魔の存在くらいしかファンタジー要素がなく世界観の全容が見えてこないものの、その世界に住む普通の人間たちの暗い部分をこれでもか、と描いていて人の本質や信じることを考えさせられます。

そんな中で陽子のあきらめない心や生への思いを吐露する場面がかっこよくもあり、またなにも信じられなくなる陽子の姿がまた切なくもあり……

陽子が拉致された目的は？　そして彼女の運命は？　とにかく下巻が気になります。

2012/07/29

有名な十二国記、ずっと興味があったんだけど、やっと読み始めた！！

上下巻に分かれた上巻。。。
最初は異国にいきなり放り出されて、パニックになるだけの陽子にちょっと同情しつつもちょっとフラストレーションだったんだけど、、、
いろんな人にひどい目に遭わされながら、ちょっとずつ諦めるみたいに心が閉じていく陽子が不憫すぎて、いたたまれなかった。。。

下巻も楽しみ・・・！！
どうか陽子にちょっとでもいいことがありますように・・・！！

2012/07/29

無理やり異界へ連れ去られる陽子。
親の言うことを良く聞き、同級生の頼みは断れず（長いものに巻かれているけど）、先生の憶えもめでたい高校生。こんな子　いるか？？　が最初の感想。
異世界の人を信じては裏切られ、妖魔に襲われ、それでも生き抜いていく陽子。彼女のどこにこんな強さがあったのか。そしてこの先どうなるのか……　楽しみです。

2012/07/27

十二国記シリーズ第一作、新装版だと第2巻。
壮大なロードファンタジー。
いや、むしろ伝奇小説か。

上巻は通してずっと暗いので、下巻まで頑張って読んでください。

2012/09/15

ホワイトハート時代から何度も読んでいるシリーズの1作目です。
何度も読んでいるのに、毎回辛い思いでいっぱいになります。
主人公の陽子の運命はそれほど過酷で、謎めいていて。
陽子がこれで死んでしまうのか？と思うところで、下巻に続きます。
陽子の安否と謎解明のために？下巻を読むわたしです。

とにかく何度読んでも、色々考えさせられる良作です。