月の影 影の海(上) の商品レビュー

小野不由美(著者)

2022/04/08

これは多くの人が高評価をおしてる理由がわかる、、

ファンタジーだけど内容がしっかりしていて、読んでいるうちに情景も浮かんでくる。挿絵も入っていて面白い！
多くの人が書いているように、この上刊はなぜ陽子がこんなに苦労しなきゃいけない？ってくらい暗いシーンが多いから心が苦しかった。でも読み進める手が止まらん止まらん

たまたま家にシリーズであったのでこれから読み進めようと思う。

2022/03/15

ピア・サポーターズMさんのおすすめ本です。
「平凡な女子高生「中嶋陽子」はある日「ケイキ」と名乗る人物に突然連れ去られ異界で生きていくことになります。
右も左もわからない中、幾度となく窮地に陥り成長していく陽子に胸を打たれます！
精緻に描かれる世界観も魅力ですので、ぜひ読んでみて下さい！」

最新の所在はOPACを確認してください。
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00528875

2022/03/08

段々と梯子が外されていくように、陽子の精神の拠り所がなくなっていくのが悲しい。 その書き方が凄いなって思った
序盤から最後でものすごく成長してるよね こんな成長しなくてもよかったはずなのに

2022/02/23

友人からオススメされて読んでいる。
まだ下巻読んでないのでそれを読んでから評価だけれども、ファンタジーが好きな人はハマる作品だなぁと思う。

2022/02/16

読んでいてずっと苦しくて辛い。生きることの難しさを、読者に否応なしに突きつけてくる。「骨太なストーリー」という言葉がぴったりだ。
人気のシリーズではあるものの、人を選ぶ小説かも知れない。
おそらく自分の読解力が足りないからだと思うが、見慣れない漢字がたくさん出てきて難しく感じ、挿し絵の地図をチェックしながら読んだり戻って読み直したりしたので、読破までにけっこう時間がかかってしまった。

2022/01/13

どんどん陽子が絶望の淵に立たされてゆくさまが、切ない。冒険ものの比較的王道な入り方なんだけど気づいたらのめり込んじゃってる。

2022/07/16

遂に1巻目に入りました。
女子高生に王としての力をどうやってつけていくのか興味があったが、なるほど。ジョウユウをつけたのか。
うまい

2022/01/09

話題のシリーズ、ようやく手に取りました。難しく考えることなく、ファンタジー、フィクションを楽しめる。周囲との摩擦を避けようと、なんでも人に合わせてしまう少女が、異世界に放り込まれ、戦いながら成長していくストーリー。前半はやや苦々しい思いで読むことになるが、それがあるおかげで後半の物語の納得感が増す。このシリーズは楽しみ。

2021/11/16

2021.11.16読了。友人に「ネズミに会うまでヒロインがとにかく不憫」とだけ聞いていた。なるほど予想以上の不憫ぶり。まず誰も何も説明してくれないのである！もしや説明してはいけない理由があると思ったら決してそんな事なかったのである！せめて一言「あなたは王だ」と言われていれば狙われる理由に予測がつく分、精神的にはマシだったかもしれない。訳もわからず着の身着のまま放り出されるわ、姿も変わりアイデンティティも崩壊するわ、変な猿になんやかんや言われるわ、何という理不尽。それでも一切合切をケイキのせいにできる事、言葉が通じる事、回復アイテム、強制だが戦闘力があるのは大いなる救いだ。陽子はおそらく海外経験すらなかったのだろう、何を警戒すべきか分かっておらず、良くしてもらったらすんなり信じてしまう。日本人らしいっちゃらしい。さらに現代っ子の中でも女はおしとやかにと強制されてきた家庭環境だ。戦いなどもってのほかで一層哀れである。まあ状況的にも信じたい気持ちの方が勝るだろうから達姐に裏切られるのは予想がついた。でも決して馬鹿ではないから身なりは男物に変えることができたのは偉い。達姐のこの世界の情報は読者的にもありがたかった。裏切られてなお行く先々での判断基準が達姐に偏ってるあたり未練さと未熟さが表れていたように思う。にしても期間が長い。あっという間に半月も経っている。同じ海客の老人にまで裏切られたのは意外だった。しかし老人には追われる理不尽は無かったが、戦時中にそれこそ着の身着のまま一切の助け無しだ。言葉も通じない。陽子とは別種の相当の苦労があったに違いない。陽子の話を聞いてさぞ悔しかったろう。荷物を盗んだのは腹いせしたかったのかもしれない。ついでに老人の戦時前後の話は校閲大変そうな箇所だなぁと勝手に思っていた。一方陽子は2回の裏切りを経てどんどん逞しくなっていく。女は1人になった時こそ強くなれる気がする。というより執念深いのだ。陽子は帰る事への執念を燃やしていた。しかし彼女の不憫さに拍車をかける存在がいる。蒼い猿だ。弱気の時に畳み掛けるように言葉で精神を抉っていく。よく陽子は生き延びたなぁ。それでも途中出会った母子の良心を利用する事はまだこの時点では出来なかった。用心深さは身についたのに勿体ない。そして貴重な貴重な回復アイテムである球の効力が切れ、絶望のドン底に落ちたところで前半は幕を閉じてしまった！

2021/11/07

主人公が心身ともに削られていく姿が読んでてしんどかった。さながら女版ベルセルクのような鬼気迫る姿が印象的。
下巻に入ったらようやく前向きな展開になってきた。これから読む人には少し辛抱の一冊となることを伝えたい。