月の影 影の海(上) の商品レビュー
誰にでもいい子。八方美人な陽子。 優しくありたかった。 仲良くありたかった。 調和していてほしかった。 平和でありたかった。 そんな願いも第三者、他人から見れば"そんなもん"でしかない。 他人は勝手だ。それぞれの都合を押し付けてくる。 自分がないと、流...
誰にでもいい子。八方美人な陽子。 優しくありたかった。 仲良くありたかった。 調和していてほしかった。 平和でありたかった。 そんな願いも第三者、他人から見れば"そんなもん"でしかない。 他人は勝手だ。それぞれの都合を押し付けてくる。 自分がないと、流されて終わるだけ。 善意で、偽善で、流されてきた。 信じ、喜び、感謝し、裏切られてきた。 そして、変わっていく。 ----そんな始まり。物語の序章。
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ファンタジーは苦手な部類だけど、読みやすくこの世界に入り込めた。しかし上巻は中々悲惨というか苦しい展開すぎやしませんか…。いや、人間なんてそんなものかもしれませんが…。
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読みやすくて面白い。 陽子に良いことは一つもなく疑心暗鬼になっていく。 理不尽な環境の中で少しずつ成長していく様子に目が離せない。がんばれ。
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長編大作ファンタジー小説、十二国記シリーズ 第1作目の上巻。ガールミーツケイキ。 突如、日本の女子高生、中嶋陽子が見知らぬ世界へ連れて行かれ、容赦なくツラい目に遭い続ける。 読者も陽子と共に苦しみながら下巻での救いを信じて歩みを進める、そんな一冊。 エピソード0の「魔性の子」...
長編大作ファンタジー小説、十二国記シリーズ 第1作目の上巻。ガールミーツケイキ。 突如、日本の女子高生、中嶋陽子が見知らぬ世界へ連れて行かれ、容赦なくツラい目に遭い続ける。 読者も陽子と共に苦しみながら下巻での救いを信じて歩みを進める、そんな一冊。 エピソード0の「魔性の子」から読んでいたため、 タイキは?コレってアレのこと?と考えながら読みました。
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最高の面白かった。 ホワイトハートで1999年くらいに読んだと思う。 あのときももちろんむさぼり読んだ、ちゅうか、小野不由美氏の他のラノベ(ゴーストハンターとか)は学生のころに読んでたのに、なぜ、よりによって、このシリーズだけは読んでなかったんや、と、当時思った。 それ以来そ...
最高の面白かった。 ホワイトハートで1999年くらいに読んだと思う。 あのときももちろんむさぼり読んだ、ちゅうか、小野不由美氏の他のラノベ(ゴーストハンターとか)は学生のころに読んでたのに、なぜ、よりによって、このシリーズだけは読んでなかったんや、と、当時思った。 それ以来そのまま。最近(?)新作が出たけど、図書館ではなかなか借りれないやろう、新作を読むときは最初から絶対に読み返そう、と、思ってたのを、この、読書熱が再開してる今にやるか…! と、なった。(長っ)(わかりにくっ) 一番好きなのは陽子ちゃんのこの話やったけれど、四半世紀前に読んだときと同じ感情で読めたからすごいと思った。 普通は、 「あの時はこう感じたけど今ならこう思う」 ってなるやん。 四半世紀どころか数年前の本でも再読したら感触がかわるのに、全く変わらないってある意味すごいなと思った。 わたしの四半世紀の人生なんておよびもしないほどの情熱と感動がこの本にあるんやろうね。
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24.12.15読了 陽子があまりにも悲惨で可哀想だった。 いきなり知らない世界に放り出され、会う人には裏切られ、特に達姐さんが悪い人だったことはすごくショックだった。 タダほど怖いものはないと言うけどまさにその言葉を思いだした。人間の善意には必ず裏があるのではないかと思わされ、...
24.12.15読了 陽子があまりにも悲惨で可哀想だった。 いきなり知らない世界に放り出され、会う人には裏切られ、特に達姐さんが悪い人だったことはすごくショックだった。 タダほど怖いものはないと言うけどまさにその言葉を思いだした。人間の善意には必ず裏があるのではないかと思わされ、この巻を毎日読んでいたら人間不信になりそう。 でも生きるためにみんな必死なんだと思った。そして人が人として生きていくことはこんなに汚いのかと、0巻に引き続き思わされた。 今の日本はインフラも整い、比較的に貧富の差も少なく、治安も良い。だから、人の汚い面が表に出ることは、これでもかなり抑えられていると思うが、もし、そんな安定した生活基盤がなければ、人々は生きるために、他人を欺き、他人を信用することが難しくなり、汚い人間ばかりの醜い世の中が表出するのだろうか。 この時代に日本に生まれたことは、それだけでもすごく幸せなことだ。 また、陽子の担任の先生が言った、誰にとっても良い子は、誰にとっても都合がいいだけで、それ以上ではなかった。という言葉が突き刺さった。 誰にとっても良い子と言うのは裏を返せば,誰にも興味がないということだもんなぁ 自分のことを言われているような気持ちにもなった。所詮人間はみんな自分にとって都合の良い人間をそばに置きたがる。私の周りにいる人たちの、何割が、損得勘定から私を近くに置いているんだろう。 生きるを全力で感じた1作。生きろ陽子!!!
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最悪の詰め合わせって感じ 物語としては1巻の上ということでまだ何もわからない スラスラ読めるし用語も設定も覚えるのが苦にならない程度なので非常に気持ちよく読める 下に期待
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
つら。 最初は、なんでどうでもいい人の言うことはいくらでも聞くのに命を守ってくれる人の言うことを聞かずにいられるのか(目瞑っちゃうのか)、意味が分からん!と思いながら読んでいたけど、だんだんそんなことどうでも良くなって、ただ今は希望が欲しくて下巻へ。
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久しぶりのファンタジー! 最初は主人公が弱々しく感じて少しもどかしかったが、後半は苦しい。 世界と主人公の周りの人間への疑惑などが新たに出てきて読み進めると先が気になってくる。 ネズミが出てくるまで読めとのことなので、次巻が楽しみ。
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ファンタジー苦手の気持ちを少し和らげててくれた本。 当方、とにかくファンタジーが得意ではない。いや、食わず嫌いに近い。 と言うのも、ファンタジーって実世界ではありえない事が起こるわけで、それを文章で表現されてる訳である。つまり、文字からそれを頭に置き換えなきゃいけない訳である。...
ファンタジー苦手の気持ちを少し和らげててくれた本。 当方、とにかくファンタジーが得意ではない。いや、食わず嫌いに近い。 と言うのも、ファンタジーって実世界ではありえない事が起こるわけで、それを文章で表現されてる訳である。つまり、文字からそれを頭に置き換えなきゃいけない訳である。すごく脳みそのカロリーを使ってしんどくなる…と、言うイメージだった。 なので、この本の紹介を受けても今ひとつ触手が伸びなかった。ただ、自分の中で読書ブームがきている今、あえて喰ってみようと言う気になった。 そして、その結果。 「僕、ファンタジーも読める」である。もしかしたら、著者はファンタジーだからこそ、描写が伝わるように丁寧に書いてくれているのかも、と勝手に考えたりした。 しかし…よく考えたら、昔々ファンタジーの申し子と言っても過言ではない「スレイヤーズ」やら「セイバーマリオネット」やら、めちゃくちゃ読んでたのを思い出した(笑) なので、せっかくなので続きは読んでみようと思っている。 さて本の感想と言えば、スピード感あって面白い。次々ページをめくれるし、あえて大事なことは言わずに、「つべこべ言わずに、まずは読め」と言われている感じである。なので、いろいろ我慢しながら読んでいる。どこでいろんな謎が解けてスッキリするのかが楽しみである。
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