月の影 影の海(上) の商品レビュー

小野不由美(著者)

2023/12/03

小学生の頃、NHKのアニメで十二国記を知り、その世界観に夢中になった。原作にもはまって、何回も読み返した。今回久しぶりに読み返して、大体の展開は分かっているのにそれても引き込まれる描写、・ストーリー展開はさすが！

知らない土地に連れていかれたごく普通の女子高生が、裏切り・飢え・殺傷・生命の危機を経験しなければならない極限状態の中で、それでも死んで楽になるのではなく生きて帰りたいんだという陽子の悲痛な思いに胸が張り裂けそうになる。

2023/11/25

ついに読み始めますよ、十二国記シリーズ！
学生の頃、ホワイトハート文庫で読んでいますが、全く覚えていないので、新潮文庫版で読み直します。
陽子どうなるの。
無事に安全なところに行けるのか。
目が離せません。

2023/11/25

ファンタジー作品では一番好きだ。
中学生の時に夢中になって読んで、
これ以降すっかり活字が大好きになった
きっかけの一冊。
作り込まれた世界観、そこに血生臭さ、
人間性、特に一冊目は散りばめられた
謎が解き明かされていくワクワク感も。

どの話も好きだけどやっぱりはじまりは
月の影 影の海なんだよなと
この頃思うようになった。

2023/11/22

ごく普通の優等生陽子の元に、突然、金髪の男ケイキが現れ、『あちら』の世界に連れて行かれる。しかし、その道中ではぐれてしまい、『あちら』の世界で1人になってしまう。ケイキを探し回るも、その世界の住民たちは陽子を捉えようとし、妖魔と呼ばれる猛獣たちは毎晩襲いかかってくる。ケイキに授けられた剣で戦いながら、ケイキを探し回るお話。

『誰も信用できない』ということのストレスがすごい…そして、戦闘シーンがグロテスクすぎて、陽子と一緒に吐きそうになった…

2023/11/12

十二国記シリーズに読むべき順番は無いというものの、新潮文庫版の出版順で読むならば『魔性の子』の次にあたる本書。なるほど〜！はじめこそこの子大丈夫？と心配になるほどスロースターターの陽子だけれど、心配ご無用！先ずは上下巻一気読みする事を覚悟の上時間に余裕を持って読み始めましょう。（再読する自分に向けたアドバイスです）

2023/11/04

発売から時が経過してることもあって、若干の読みづらさを感じてたけど中盤から読み進める手が止まらなかった

最初こそ陽子の発言や態度に甘さを感じてしまったけど、女子高生だと当たり前だな～って思いました。あれもいやこれも嫌！な陽子が生きるために何度も立ち上がり、人に騙されて1人で生き抜く術を身につけ、元の世界で過ごしていた自分と向き合って……
約250ページの中で陽子の成長が止まらなかった
陽子に1秒でも早く休息を与えたくなるレベル

下巻もこの勢いのまま読みます

2023/10/25

厳密に言うと違うんだろうけど、私のアニメの序盤そのままの記憶をまだトレースしてる感じ。
早く楽俊（だっけ？）出て来ないかな。
そもそもアニメだけのキャラかどうかもわからないけど

2023/10/23

読み始めの頃は冒頭の学校や家庭での主人公の生活の描写が小説的というか、どこか典型的な作り物の匂いがして、あくまでも平均的なファンタジー小説の範疇に収まる作品なのかなと感じていました。
とことんまで墜落し続ける主人公に、これは自分が持つファンタジーの定型の流れをただなぞっていく物語ではないのかも知れないと思い始め、そこからはこの小説が一体どんな全貌を抱えた物語なのだろう、と予測できない読書にページを捲る手が加速しました。
上巻ではとことんまで他者の暗部に浸され続け、底の底まで主人公を墜落させることに終始している風に見受けられます。それ程までに丁寧に振った後に、主人公が到達する景色とはどんなものなのか。
そしてそこの奥に見える筆者が描きたかった哲学を見届けたいです。

2023/10/20

すごい世界に手を出してしまった、という感じ。
と言いつつ、この後の数巻もあっという間に読み切ってしまう予感がある。

2023/10/12

面白かった。久々に面白くて徹夜した。
陽子はどうなってしまうの？
猿は陽子の何？
今日は下巻を読みます。