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トッカン(the 3rd) の商品レビュー

3.9

71件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2012/12/05

「おばけなんてないさ」ってサブタイトルがいい。最初は幽霊騒動でドタバタコメディ・・・って想像してたけど、違った。人は得てして都合の悪いことは、無かったこと・見なかったことにしがち。自分のまわりの人をおばけにしていないか、自分がおばけになっていないか、考えさせられた。   今回、ぐ...

「おばけなんてないさ」ってサブタイトルがいい。最初は幽霊騒動でドタバタコメディ・・・って想像してたけど、違った。人は得てして都合の悪いことは、無かったこと・見なかったことにしがち。自分のまわりの人をおばけにしていないか、自分がおばけになっていないか、考えさせられた。   今回、ぐー子の成長も感じられて頼もしいかぎり。このまま独り立ちして立派な徴収官に・・・?でも特官とのコンビ解消は困ります(笑)続編希望!

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2016/06/13

おばけに会いたい人の悲しさ 28年6月13日2回目読了。落ちをすっかり忘れていたことにびっくり。楽しく読めてしまいました。

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2012/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

トッカンシリーズ第3作。ほんとお仕事小説だと思う。皆、頑張ってるなぁ。私はこんなに働けているだろうか、と思ってしまう。最後が鏡の語りだったのが、ちょっと違和感。また鏡の同級生としてタップンというニューキャラ登場。署長はやっぱ素晴らしい。ほんと大見謝さんちのケースはどうして、と思う。こういう悪い父親に生活保護費が出て、頑張ってる自分たちが滞納を責められるなんて。おじさんの言葉に何も言えなかったぐー子の気持ちはよく分かる。ほんと、私も何も言えない。殺したくなるという家族を誰が責められようか。続編がまだまだありそうで楽しみだ。

Posted byブクログ

2012/11/29

公務員お仕事物語第3弾。 税務署の中でも特に悪質な滞納を扱う特別国税徴収官(略称「トッカン」)の元で働く若手徴収官、「ぐー子」のお仕事物語。 『トッカン―特別国税徴収官―』、『トッカンvs勤労商工会』に続く第3弾。 先日、ドラマ化もされた。 エンタメである一方、税金徴収につい...

公務員お仕事物語第3弾。 税務署の中でも特に悪質な滞納を扱う特別国税徴収官(略称「トッカン」)の元で働く若手徴収官、「ぐー子」のお仕事物語。 『トッカン―特別国税徴収官―』、『トッカンvs勤労商工会』に続く第3弾。 先日、ドラマ化もされた。 エンタメである一方、税金徴収についても学べる一石二鳥シリーズ。前2作は楽しみつつもアラも感じたというところだったが、本作は何だか泣かされてしまった。 キビしい上司(「トッカン」)にしばしば小言を言われては「・・・ぐっ」と詰まってばかりだった「ぐー子」も、それなりにキャリアを積んでずいぶん落ち着いてきた。おばさん読者としては「ぐーちゃん、大人になったねぇ」と声を掛けたくなる。怒濤の勢いだった前作に比べると、涙と鼻水度はかなり低くなっている(そうはいっても机の上を走って脱税業者に飛びかかるなんて熱血シーンもあるのだが)。 公務員として税徴収の職務に励みつつも、「普通の女の子」の感覚も持ち続けている「ぐー子」は、読者と税務を結ぶ狂言廻しとしてちょうどよい役どころといえるだろう。 今回のキーワードはサブタイトルの「おばけ」。 いるのにいないように扱われる。いないはずなのにいる。 そんな存在を巡っての事件が扱われる。 アル中で時折帰ってきては暴れる父に困惑する酒屋一家。 突然失踪した人気上昇中の占い師。 台風で大量に発生した廃棄物処理に絡んだ脱税。 そして鬼上司の悲しい過去。 個人的には、酒屋一家のその後が気に掛かる。世の中、理不尽なことはあるのだな・・・。 舞台の大半は鬼上司の故郷、栃木である。ちょっと旅に出掛けた感を味わえるのもまた楽しいところか。 次が出たら、きっとまた読むな、と思うシリーズである。

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2012/11/28

お仕事小説、トッカンシリーズ第3弾。 ぐー子の成長が垣間見られ、 鏡さんのプライベートも覗けるシリーズ。 占いや、鏡さんの住まいがおばけマンションという噂から 全編にわたって「おばけ」について触れられている。 本来の意味でのおばけ、についてと 精神的なおばけ、について。 職場...

お仕事小説、トッカンシリーズ第3弾。 ぐー子の成長が垣間見られ、 鏡さんのプライベートも覗けるシリーズ。 占いや、鏡さんの住まいがおばけマンションという噂から 全編にわたって「おばけ」について触れられている。 本来の意味でのおばけ、についてと 精神的なおばけ、について。 職場のおばけとは、見ないふりをして そこにいることを感じないようにすること、らしい。 思い当たる節があるので印象的だった。 鏡さんがいわくつき物件ばかりを選ぶ理由が切ない。 次回も期待。

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2012/11/23

現場に出るということは、自分だけでなくそこまで下調べしてくれた人や現場で仕事をしやすいよう手を回してくれる人がいる 周りの人に足を引っ張られることがある分必ずどこかで助けてもらえることもある

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2012/11/13

前作のレビューで「TVドラマ化して欲しい」と書いたら本当にドラマになっちゃったのでうれしかったな。キャスティングもまぁまぁだし。シリーズ第3弾も長編で、いくつかのストーリーが並行して描かれます。ミステリ度も高まって、この先ますます楽しみです。

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2012/11/10

三巻目。 最初はなんという面倒くさい女なのだと呆れていたが、 ぐっと成長していて、読みやすくなった。 もちろん失敗もあるけれども、 そこでへこたれないタフさがいい。 鏡特官が切ないことになっております。 この二人、何とかなるんですかねぇ。 私としては、 このままつかず離れずでも...

三巻目。 最初はなんという面倒くさい女なのだと呆れていたが、 ぐっと成長していて、読みやすくなった。 もちろん失敗もあるけれども、 そこでへこたれないタフさがいい。 鏡特官が切ないことになっております。 この二人、何とかなるんですかねぇ。 私としては、 このままつかず離れずでもいいかなと思いますが。

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2012/11/03

トッカン、第3巻。グー子が鏡からちょっと独立して自分で徴収をするお話。酒屋の滞納、運送屋の滞納、新興宗教のような、占い師の滞納の片付けの活躍編。だいぶ、以前より、ファッションにも気を遣い鏡の嫌みにも対応できるようになり、成長が見られる。 また鏡のふるさと栃木での出来事が最後は全国...

トッカン、第3巻。グー子が鏡からちょっと独立して自分で徴収をするお話。酒屋の滞納、運送屋の滞納、新興宗教のような、占い師の滞納の片付けの活躍編。だいぶ、以前より、ファッションにも気を遣い鏡の嫌みにも対応できるようになり、成長が見られる。 また鏡のふるさと栃木での出来事が最後は全国放送に。グー子の活躍がテレビに放映去れ一躍税務署では有名人に。また鏡の元妻も登場し、グー子の心に微妙な動きも。結構、いろいろな話が2巻同様絡んで非常に面白い! おばけなんかないさ!と言うサブタイトルも結構意味深なタイトルで最後まで読むと自分の心の中にもお化けがいるようで、ちょっと考えさせるところがまた良いね。次が楽しみです。

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2012/12/31

国税徴収官である主人公のぐー子と上司の鏡のコンビが税金滞納者からの取り立てにからむ事件を解決(?)していくシリーズ第3弾。 第1弾では、新人で厳しい姿勢で仕事に臨むことができないぐー子と「死に神」と恐れられるほどの仕事ぶりの鏡との差がとてつもなく大きく、互いを認めながら仕事をす...

国税徴収官である主人公のぐー子と上司の鏡のコンビが税金滞納者からの取り立てにからむ事件を解決(?)していくシリーズ第3弾。 第1弾では、新人で厳しい姿勢で仕事に臨むことができないぐー子と「死に神」と恐れられるほどの仕事ぶりの鏡との差がとてつもなく大きく、互いを認めながら仕事をするということがなかったのを思えば、ぐー子も仕事に慣れ自分で考えて、滞納者に対峙できるようになってきたなぁとその成長を感じた。 相棒の右京さんの向こうを張り(?)、上等なコーヒーを朝から嗜む鏡。朝のトイレ内で行われる女子ミーティング。滞納者の事情を汲むことなくシビアに行われる税の取り立てが話の筋の中心で息苦しくなるところ(実際は当然そうなのだと思うけど)を、軽いタッチで彼らの日常を描くことでクスっと小さく笑える場面もある。 税務に関わる仕事というと硬いイメージがあり仕事に携わる人もそうなのではないかと想像してしまう。とはいえ、その人達にも仕事以外の部分の方がむしろ多く、リアルな生活がある。仕事という切り口で書かれた小説に出てくるヒーローのような主人公もすっきりさせてくれ爽快ではあるが、それとは違った面白さを「トッカン」には感じる。 とはいえ、出来る上司の鏡さん、かなり気になる。

Posted byブクログ