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トッカン(the 3rd) の商品レビュー

3.9

71件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2013/08/28

「トッカン」シリーズも第3弾。すっかりキャラクタも定着して、遊びの部分がだいぶ目立ってきた感じがしました。鏡特官がこのままでは、単なる面白偏屈キャラになりそうな危険が…。 それはともかく今回も、税という制度に向き合って、大きく3つのエピソードが描かれています。どれも面白く、ひとつ...

「トッカン」シリーズも第3弾。すっかりキャラクタも定着して、遊びの部分がだいぶ目立ってきた感じがしました。鏡特官がこのままでは、単なる面白偏屈キャラになりそうな危険が…。 それはともかく今回も、税という制度に向き合って、大きく3つのエピソードが描かれています。どれも面白く、ひとつは事件性の意外さ、ひとつは解決編の突拍子のなさ、そしてもうひとつは正解のない事件であることのやるせなさが残る、とそれぞれで読み味も違っていてなかなか濃い一冊でした。それだけに、多少ごっちゃとしているようですが。 まだシリーズはつづきそうですが、個人的にはあんまり恋愛要素はないほうがいい感じがしますが…けっこう匂わせているので、どうなのかしら??と興味は惹かれます。

Posted byブクログ

2015/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2012年に発行されたミステリマガジン転載の高殿円氏のトッカンの三冊目。今回も国税のことを理解できる良いお話しだった。 鏡さんの周辺の、濃い面々に新メンバーが加わり、さらにおかしな連中になっていく。その癖、いざという時にはかなり頼りになる。重い話題が続く中で、このおかしな連中が出てくると気持ちが軽くなるから、彼らは憎めない。 ただ、今回は「守秘義務」についてやたらと話を絡めてくるため、くどさを感じてしまう。 話の冒頭、タイトルに入る前の導入があり、そこを読んでからようやくタイトルが現れるところがまるで映画のようだった。

Posted byブクログ

2013/07/19

お金の警察とも言われる税務署。 しかし税金滞納者の取り立てをする徴収官は、誰からも嫌われがちな存在―― ぐー子こと鈴宮深樹は、京橋中央税務署で、とくに悪質な滞納を扱う特別国税徴収官(略してトッカン)の鏡雅愛の下で働く若手徴収官。 鬼上司・鏡とのコンビも2年目に入り、ぐー子自身も...

お金の警察とも言われる税務署。 しかし税金滞納者の取り立てをする徴収官は、誰からも嫌われがちな存在―― ぐー子こと鈴宮深樹は、京橋中央税務署で、とくに悪質な滞納を扱う特別国税徴収官(略してトッカン)の鏡雅愛の下で働く若手徴収官。 鬼上司・鏡とのコンビも2年目に入り、ぐー子自身もスキルアップ、鏡の罵詈雑言 人とお金の謎に迫る、話題沸騰の税務署エンターテインメント『トッカン』シリーズ第3弾! 鏡の元嫁も登場し、ぐー子恋愛モード突入か??と思ったけど。 なかったなー。残念。

Posted byブクログ

2013/06/02

一巻に比べると格段に成長した主人公。徴税現場でも大活躍。 鏡の出身地の栃木を舞台に 鏡のプライベートも開示されてきて面白かった。 幼い子を亡くすとほんとうに辛く、ずっとこころに残るのだな。

Posted byブクログ

2013/05/29

面白かった 図書館戦争好きなら恋愛要素はだいぶ薄いけどこっちも好きになるのではなかろうか 特殊仕事モノとしての面もあるけど結構普遍的な職場環境話もあり、普通に深読みしなくても筋を追ってくだけでも楽しい

Posted byブクログ

2013/05/29

1、2はドラマ見たからいいかなーと思って3から読んでみました。 なので、鏡さんのこれまでとか友人関係とか分からなかったところもありましたが楽しく読めました。 ヨナさんのとことか良かったなー

Posted byブクログ

2013/05/23

トッカンシリーズの第三作。 徴収対象が霊感商法業者などおばけや幽霊にまつわる内容だけなのかと思いきや、いろいろな意味でのおばけ・幽霊がテーマになった作品。 国税局員の守秘義務などもわかりやすく述べられており、ぐー子の成長、活躍も楽しく読めた。

Posted byブクログ

2013/05/08

シリーズ3作の中で一番おもしろく読めました。 国税の世界が興味深いのは毎回ですが、今回はどこの世界にもあるような人間関係を描いてたりして、いい感じのストーリーになっています。 主人公のぐー子も成長していて、その点も高感度高かったです。 シリーズされたら、もっと読みたいです。

Posted byブクログ

2013/04/20

+++ お金の警察とも言われる税務署。しかし税金滞納者の取り立てをする徴収官は、誰からも嫌われがちな存在―― ぐー子こと鈴宮深樹は、京橋中央税務署で、とくに悪質な滞納を扱う特別国税徴収官(略してトッカン)の鏡雅愛の下で働く若手徴収官だ。鬼上司・鏡とのコンビも2年目に入り、ぐー子自...

+++ お金の警察とも言われる税務署。しかし税金滞納者の取り立てをする徴収官は、誰からも嫌われがちな存在―― ぐー子こと鈴宮深樹は、京橋中央税務署で、とくに悪質な滞納を扱う特別国税徴収官(略してトッカン)の鏡雅愛の下で働く若手徴収官だ。鬼上司・鏡とのコンビも2年目に入り、ぐー子自身もスキルアップ、鏡の罵詈雑言にもちょっぴり口答えできるようになってきた。だが、調子にのりすぎて鏡の故郷・栃木に対する無知をさらし、鏡の怒りを買ったところ、よりによって栃木への出張命令が。徴税対象の登記が管区内にあれば事業実態が遠方でも管区税務署の仕事だ。つまり、出張してでも状況を調べ、場合によっては差し押さえに赴かねばならない。今回の対象は鹿沼にある運送会社と日光の霊水を使った霊感商法。けれど、思わぬところで鏡の元嫁や地元の同級生などが現われて、波乱含みの旅の予感に……少し成長したぐー子の活躍と、気になる鏡の心の内が明らかに! 人とお金の謎に迫る、話題沸騰の税務署エンターテインメント『トッカン』シリーズ第3弾。 +++ 鏡特官と涼宮が、どうしても有川さんの堂上教官と笠原郁と重なってしまうのだが、この設定は嫌いじゃないので、それはそれこれはこれということで、堂上・笠原甘々コンビのことはなるべく頭から追い出すようにして読む。鏡特官とぐー子はあれほど甘々になれるかどうかもまだ皆目判らないことでもあるし。ぐー子は三作目にしてかなりいろいろな面で学習してきており、鏡特官にやりこめられるばかりではなく、言い返すこともできるようになり、仕事面でも順調に独り立ちできるようになりつつあって――それがいいのか悪いのかはさておき――、彼女の仕事ぶりも愉しみになってきた。鏡の同級生たちのキャラがあまりに独特なのは笑えるが、普段疎遠にしていても何となく奥の奥で繋がっているような心強さを感じられるのがぐっとくる。良いお金と悪いお金のことを考えると、頭の中がグルグルしてしい、大見謝家の場合は堪らない思いもなくはない。次も愉しみなシリーズである。

Posted byブクログ

2013/04/14

安定感抜群ですな。普通、三作目となるとダレるもんですが。 鏡さん、異動なんでしょうか?あの終わり方は。

Posted byブクログ