1,800円以上の注文で送料無料

クローバー・レイン の商品レビュー

4.2

149件のお客様レビュー

  1. 5つ

    52

  2. 4つ

    57

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/06/05

「私は雨になりたい」と、最近庭を眺めつつ思うことです。本当に梅雨入りしたのだろうか? 本を出版するドキュメントとしてだけでも面白い。

Posted byブクログ

2014/10/19

面白かったです!かなりの傑作だと思います。『プリティが多すぎる』と同じ千石社が舞台ですが、『プリティ』がファッション誌の編集を描いているのに対し、こっちは文芸編集者の話。編集者と作家との関係や、両者の苦労、奮闘ぶりが少し理解できた気がします。『シロツメクサの頃に』を読んでみたくな...

面白かったです!かなりの傑作だと思います。『プリティが多すぎる』と同じ千石社が舞台ですが、『プリティ』がファッション誌の編集を描いているのに対し、こっちは文芸編集者の話。編集者と作家との関係や、両者の苦労、奮闘ぶりが少し理解できた気がします。『シロツメクサの頃に』を読んでみたくなりました。

Posted byブクログ

2013/05/24

文芸編集者のお仕事もの。作家と編集者、編集者と営業の関係が興味深い。こういうの読むと図書館で借りてばかりですまなく思う。

Posted byブクログ

2013/05/19

大手出版社に勤める編集者が一冊の本を出版するため情熱を注ぐ姿が描かれる。今まで苦労なく仕事をしてきた彰彦は、ある日偶然にも心から多くの人に読んでもらいたいと願う原稿に出会う。大手だからこそ出版出来ない悩み。競合の編集者からの挑戦。1つの詩に秘められた想いとは。。うーん。本好きには...

大手出版社に勤める編集者が一冊の本を出版するため情熱を注ぐ姿が描かれる。今まで苦労なく仕事をしてきた彰彦は、ある日偶然にも心から多くの人に読んでもらいたいと願う原稿に出会う。大手だからこそ出版出来ない悩み。競合の編集者からの挑戦。1つの詩に秘められた想いとは。。うーん。本好きにはたまらない一冊。出版までの編集者、書店員の苦労。心に残る人、伝えたい思い。ラストは感動の結末。読書の楽しさも再確認できました。オススメです。是非、読んで下さい!

Posted byブクログ

2013/04/26

とても素敵な作品!オススメされて読みました(^^ゞ 「舟を編む」を読んだ時にも思った事だけど、一冊の本を世に出すって大変だ(--;)文芸編集者や作家のそれぞれの思いや悩み、本を売るための営業マンや書店員の努力が詰まった「シロツメクサの頃」ぜひとも読みたい!編集者の工藤彰彦は苦労し...

とても素敵な作品!オススメされて読みました(^^ゞ 「舟を編む」を読んだ時にも思った事だけど、一冊の本を世に出すって大変だ(--;)文芸編集者や作家のそれぞれの思いや悩み、本を売るための営業マンや書店員の努力が詰まった「シロツメクサの頃」ぜひとも読みたい!編集者の工藤彰彦は苦労しながらも偶然出会った作品を話題作にし、作家のお嬢さんともイイ感じだし、一番読んで欲しい人にも本を読んでもらえたみたいで、本当に良かった(^^)♪途中で何度も作品が他の出版社に渡りませんように!!と願って力が入った(^o^;)

Posted byブクログ

2013/10/25

テレビの情報番組だったか?新聞の読書関連欄だったか?忘れたけれど、書店員さんが推薦していたので読む気になりました。「本屋大賞」だったかな?その選に漏れたけれどもオススメとのことでした。 小説としても面白いけれど、出版界の事情がよく分かります。大手出版社の編集者が主人公ですが、...

テレビの情報番組だったか?新聞の読書関連欄だったか?忘れたけれど、書店員さんが推薦していたので読む気になりました。「本屋大賞」だったかな?その選に漏れたけれどもオススメとのことでした。 小説としても面白いけれど、出版界の事情がよく分かります。大手出版社の編集者が主人公ですが、弱小出版社のやり手編集者も登場。人気作家や売れない作家、販売促進担当の営業マンや書店員も登場。 小説としても、主人公の家族史や同級生の家族史などからみ、結構面白い。 ただ恋愛ストーリーだけはちょっといただけない。いただけない恋愛話をハッピーラストに持ってきたのは、マイナスだったと思った。

Posted byブクログ

2013/04/20

これは、とてもよかったです! 大崎さん、ちょっと変わった‥? 満を持して書かれた感のある、出版社で出したい本を出すために編集者が奮闘する話。 工藤彰彦は29歳。 老舗の出版社・千石社に入社7年、文芸部3年。まずは順調なキャリアを送ってきた。 ベテラン作家の家永の原稿を読ませても...

これは、とてもよかったです! 大崎さん、ちょっと変わった‥? 満を持して書かれた感のある、出版社で出したい本を出すために編集者が奮闘する話。 工藤彰彦は29歳。 老舗の出版社・千石社に入社7年、文芸部3年。まずは順調なキャリアを送ってきた。 ベテラン作家の家永の原稿を読ませてもらい、「シロツメクサの頃」というその小説に惚れ込む。 ところが、既に盛りを過ぎたという評価のある家永はランクが低く、慎重に作品を選ぶ千石社では、会議にすらかけて貰えない。 工藤の熱意で、何とか編集長を動かすことに成功するが‥ ライバル社の相馬出版の国木戸は、うちからなら出せるから譲れと持ちかけてくる。 千石社の営業担当で「王子」とあだ名される人気者・若王子の存在を知り、協力を求めるが‥? 一方、作品中に娘の書いた詩があるのが問題かもしれないと家永。 娘の冬実に掲載の承諾を得るため、会いに行くが断られてしまう。 その詩はやはり作品の核になっている。 工藤は承諾を得ようとするうちに、気まずくなっている父娘の仲も何とかしたくなるのだった。 中盤、すごくいいなーと思いつつ、主人公のキャラがいまいちはっきりしないことぐらいかしらと考えていました。 優等生的なのか、それほどでもない普通の男が成長する話なのか?というあたりが。 実家に帰ったときに「打ち解けない息子」だとは、前半ではまったく気がつかない。(ちらりと伏線はあります) どういう人間なのかは、後半で明らかになっていきます。 大好きだった「なおちゃん」の行方は。 仕事にかける思いや、この作品に入れ込んでいく経過も含めて、重層的に盛り上がっていくのです。 本好きにはこたえられない作品の素晴らしさと本への愛情、かかわる人の熱意や工夫、上手くいかない部分も含めた人間模様の親しみやすさ。 しみじみと満足な読み応えでした。

Posted byブクログ

2013/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カテゴリを選ぶのがホントに難しい1冊だった。 編集者の仕事での奮闘ぶりを中心に据えつつも 家族の物語としても、友情の物語としても、ラブストーリーとしても読める。 纏めていうと、工藤彰彦という29歳の出版社員の成長譚ということになるのかな。 『シロツメクサの頃』を媒介にしてクロスしていく糸は 家族の葛藤や愛情やいろんなものを絡め取りつつ 途中の困難や横槍で千切れそうになりながらも 国木戸さんや営業王子や芝山先生や書店員さん… いろんな人の手を伝って本と一緒に広がっていく。 ただ無尽蔵に散り散りに広がるんじゃなくて そこには確かな温度と繋がりが存在していることが読み取れた。 読了した瞬間から嬉しさがじわじわと湧いてくる不思議な感覚。 今回は図書館で借りて読んだけど、いつか手元に置きたい1冊である。 文庫化されたら間違いなく買う(文芸書で買えよ/爆)。 最終的にはサンフランシスコにいるなおくんにまで繋がったと判る一方で 彰彦くんと冬実さんが結局どうなったのか曖昧にしたままのところが なんとなく放置プレイの体で(爆)堪らない。 井辻くんシリーズではそこでやきもきしたものだが どうやらこの投げっ放し感が特性であり魅力のようなので諦めるしかなさそうだ。 きっとふたりは相思相愛だ。うん。そう思っとこう。

Posted byブクログ

2013/03/16

シロツメクサの頃が読みたくて仕方なくなった。 大崎さんらしい優しい作品作りだった。途中途中苦い所もあって優しいばかりじゃないのも、この人の持ち味。 ミステリーじゃないこともあって、爆発力はないし、何と無くまとまりにかける印象があるけど、穏やかな気持ちになれる話だった。

Posted byブクログ

2013/03/07

知らなかったなぁ・・・ たくさんの本を読んできたけど、本1冊が出来上がるまでにこれほど時間と労力が必要とするなんて。 売れてる作家さんならまだしも、売れていない作家さんが素晴らしい原稿が書けたとしても、それが世に出てくるのには多くの人の並々ならぬ努力が必要としてたこと。 編集者...

知らなかったなぁ・・・ たくさんの本を読んできたけど、本1冊が出来上がるまでにこれほど時間と労力が必要とするなんて。 売れてる作家さんならまだしも、売れていない作家さんが素晴らしい原稿が書けたとしても、それが世に出てくるのには多くの人の並々ならぬ努力が必要としてたこと。 編集者、営業者、書店員の人たちが1冊の本を売り出すのに、こんなにも熱い思いがあるのかぁということを知り、今までの本、これから出会う本の1冊1冊が愛おしく感じるようになった。 そんなことを感じさせてくれる1冊でした。 「シロツメクサの頃」世にでてこないかなぁ・・・ 読みたくて仕方ないんだけど。

Posted byブクログ