クローバー・レイン の商品レビュー
「シロツメクサの頃」 読んでみたいなぁ と 無条件に思わせられてしまった 小説の中の話であるとわかっているのに かなり 本気に思わせられてしまいます 編集者 装丁家 営業担当 書店員 それぞれ きっと モデルが いらっしゃるのでしょうね 改めて 「一冊の本」が 世に誕生してく...
「シロツメクサの頃」 読んでみたいなぁ と 無条件に思わせられてしまった 小説の中の話であるとわかっているのに かなり 本気に思わせられてしまいます 編集者 装丁家 営業担当 書店員 それぞれ きっと モデルが いらっしゃるのでしょうね 改めて 「一冊の本」が 世に誕生してくるまでの 産みの苦しみ を 追体験させてもらいました 「本」って 人類の発明のベストスリーに 入りますよね
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読後、目が潤んで仕方ありませんでした。大手出版社だから売れている作家さんの無難な作品を出せばいい、そんな風潮を一蹴するべく奔走する主人公の姿は泥臭くて素敵です。偶然手にした原稿に心動かされ、自社から刊行したいのに色んな壁がありそして恋もあり。営業と編集がタッグを組んで重版となるの...
読後、目が潤んで仕方ありませんでした。大手出版社だから売れている作家さんの無難な作品を出せばいい、そんな風潮を一蹴するべく奔走する主人公の姿は泥臭くて素敵です。偶然手にした原稿に心動かされ、自社から刊行したいのに色んな壁がありそして恋もあり。営業と編集がタッグを組んで重版となるのですが、他社が文庫化を虎視眈々と狙っていて・・・。シロツメクサの頃、を本当に読んでみたい。登場人物に若干苛立ちも感じましたが読後は爽やかで温かな気持ちのみでした。今まで読んできた大崎さんの本シリーズとは違う温かさを感じました。
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編集者がよい作品に巡り会っても、それを出版するのは簡単ではない。しかし、それをひとつひとつクリアしていき、やっと出版に至る。さらには重版もねらい、最後は文庫にまでするというところまで、考えているものなのですね。そのあたりのストーリーは引き込まれて読みました。 でも、登場人物のふた...
編集者がよい作品に巡り会っても、それを出版するのは簡単ではない。しかし、それをひとつひとつクリアしていき、やっと出版に至る。さらには重版もねらい、最後は文庫にまでするというところまで、考えているものなのですね。そのあたりのストーリーは引き込まれて読みました。 でも、登場人物のふたりの家族について、これは事実は小説より奇なりでしょう。冬実さんはともかく、彰彦も河上も、個々に事情がありすぎて、その必要があったのか疑問です。 最後まで、彰彦と冬実さんのことは気になりましたが、この二人に関しては、家族の偶然のことと、最後の展開に至るまでの安易さに、ちょっと残念な気がしてしまいました。
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久しぶりに読んだ大崎梢さん。 1冊の本ができるまでの苦労、刊行されてからの想いが知れて、本好きとしては身の引き締まる思いだけれど、 主語がぼんやりしているのか、一文節のなかで話が飛ぶからなのか。少し読みにくさを感じた。 最後のことばには、ぐっときました。
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この本を手に取ったのも偶然。でも、この本をたくさんの人に読んでもらいたいと、たくさんの人達が関わった作品。 何気無く読んでいる本に、さまざまな思いが込められているのだなと気づかされた作品でした。
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「プリティが多すぎる」と同じ千石社が舞台 1冊の本が世に出るまでの様々な悲喜交々が浅すぎず深すぎず書かれている 全体的に優しい雰囲気を纏っていて読後は爽やか プリティの佳孝と同じ大学の先輩が工藤だったような… 星川書店の只津もプリティで佳孝とサークル飲みに来ていたはず 個人的に...
「プリティが多すぎる」と同じ千石社が舞台 1冊の本が世に出るまでの様々な悲喜交々が浅すぎず深すぎず書かれている 全体的に優しい雰囲気を纏っていて読後は爽やか プリティの佳孝と同じ大学の先輩が工藤だったような… 星川書店の只津もプリティで佳孝とサークル飲みに来ていたはず 個人的には門井慶喜「天才たちの値段」と乾くるみ「イニシエーション・ラブ」が会話の中で出てきたのは嬉しかった 特に門井慶喜はついこの前読んだばかりだったから
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内容は出版社で働く主人公が、落ち目の作家が書いた作品を本にすると言う変わった内容でした。 本のタイトルからイメージした内容とはずいぶん違いましたが、途中からは一気に読破してしまいました。 自分的にはなかなか良い作品でした。
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あ、しまった。 もしかしたら「プリティが多すぎる」の続編? でも、そのままでも十分楽しめました。 最初の原稿を持ち帰る作家の姿が ずっと引きずっていました。 だから、家永さんを応援しつつも、ちょっとだけひっかかったりして……。 本って面白いだけじゃ本にもならないんですね。 ち...
あ、しまった。 もしかしたら「プリティが多すぎる」の続編? でも、そのままでも十分楽しめました。 最初の原稿を持ち帰る作家の姿が ずっと引きずっていました。 だから、家永さんを応援しつつも、ちょっとだけひっかかったりして……。 本って面白いだけじゃ本にもならないんですね。 ちょっとしたタイミング、ちょっとしたチャンスで 作家の人生って変わっちゃうんだな。 やっといつもの大崎さんらしい元気さが出てきたのは 若王子さんとタッグを組み始めてからぐらい。 でも、本を出す大変さ、または裏事情もわかって 簡単にテンポのいい話を期待しちゃいけない気になってしまった。 柴山さんの新聞のエッセイが結構しみてきた。 私も読んでみたいと思った。 ああ、そんな読者に振り回されて、世に出ない本もいっぱいあるんだろうな。 そんな現実をいっぱい見た後だからこそ、 倉田さんをちゃんと登場させてくれてうれしかった。 冬実となおちゃんのエピソードは すごくよかったけど、ちょっと中途半端に感じてしまって、 そこがちょっと詰め込み過ぎている感じがしました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ジャケ絵の草はらに全然クローバーが生えてないじゃないか。これでは羊頭狗肉?看板に偽りあり?誇大広告?ではないの?? 中身の小説は面白かったです。ラストがきれいにまとまりすぎている気もするけど、小説だからいいんだ。小説はこうでなくちゃね。
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人を悲しませる、苦しませるのは悪意ではなく、過ちであったり誤解であったり。そして、その悲しみ苦しみからも、人は必ず立ち上がることができる…。悪意のある登場人物のいない、ほんわかした読後感の作品。ちょっと爽やかすぎるかも(^^;)。 一冊の、偶然見いだした佳作を、本にして、いかに売...
人を悲しませる、苦しませるのは悪意ではなく、過ちであったり誤解であったり。そして、その悲しみ苦しみからも、人は必ず立ち上がることができる…。悪意のある登場人物のいない、ほんわかした読後感の作品。ちょっと爽やかすぎるかも(^^;)。 一冊の、偶然見いだした佳作を、本にして、いかに売っていくか、若手編集者が奮闘する物語。仕事に夢を抱いている若者、仕事に夢を失いかけている大人、どちらが読んでも楽しめるんじゃないかな。出版に携わりたくなりました(^^)。作者はもと書店員の方ということで、深く納得。本への愛が感じられました。
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