みをつくし献立帖 の商品レビュー
今までのシリーズ7冊の巻末レシピがあるから、と思っていたが シリーズ8冊目のような魅力のあるものだった。 料理のレシピと写真、新旧つる家間取り、エッセイ。最後に『貝寄風』書き下ろし小説あり。
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一気読んだ。高田郁の優しくて、誠実なお人柄がよくにじみ出たエッセイとお料理。そして澪と野江の幼いときのエピソードが書かれた短編。もうずっとずっと泣きながら読んだ。「つる家」の間取り図が私が想像してたのと違ったのがちょっとびっくりした。あぁー早く「みをつくし料理帖」の続きが読みたい...
一気読んだ。高田郁の優しくて、誠実なお人柄がよくにじみ出たエッセイとお料理。そして澪と野江の幼いときのエピソードが書かれた短編。もうずっとずっと泣きながら読んだ。「つる家」の間取り図が私が想像してたのと違ったのがちょっとびっくりした。あぁー早く「みをつくし料理帖」の続きが読みたいよーー!
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あの「つる家」の料理が食べられる。 本編巻末にも、もちろんレシピはついているけれど、これはこれ。 料理の写真・レシピと、高田郁さんの作中秘話エッセイ、それから澪と野江の懐かしい大阪での日を描いた短編が収められている。 そこかしこに、高田郁さんの作品に対する真摯な想いが込められた、...
あの「つる家」の料理が食べられる。 本編巻末にも、もちろんレシピはついているけれど、これはこれ。 料理の写真・レシピと、高田郁さんの作中秘話エッセイ、それから澪と野江の懐かしい大阪での日を描いた短編が収められている。 そこかしこに、高田郁さんの作品に対する真摯な想いが込められた、ファンにとっては本当に贅沢な本。 文庫本サイズにしてくださったのは、とある書店員さんの言葉がきっかけだそうだけれど、シリーズと並べて本棚に置けるって、素敵。 そも、1年後まで本編はお預けを食らった後でのこの一冊の発刊は、思いがけないプレゼントをもらったような気持ちにさせてくれる。 辛いけど、料理と、それに添えられた名言に会いに、再び「八朔の雪」から読み直そうか。そんな気にさせてくれた。
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たまたま入った本屋さんで見つけたこの本。え、なにこれ?新作は1年後って言ってたじゃん!と思ってよくよく見れば、献立帖だった。僕は本来、こういった本シリーズに便乗するような企画本はあまり好きではないのだが、ぱらぱらとめくってみたところ、どうやらただのレシピ本ではないようだとわかり、...
たまたま入った本屋さんで見つけたこの本。え、なにこれ?新作は1年後って言ってたじゃん!と思ってよくよく見れば、献立帖だった。僕は本来、こういった本シリーズに便乗するような企画本はあまり好きではないのだが、ぱらぱらとめくってみたところ、どうやらただのレシピ本ではないようだとわかり、すぐさま購入を決めた。買って帰宅し読み始めるまでのわくわくする高揚感は、このシリーズでしか味わえない宝物だ。 そして、やはりただのレシピ本なんかではなかった。名作料理のレシピももちろん載っているのだが、そこにあったのは、みをつくしシリーズの貴重な裏話と、高田さんが小説に込める想いや周囲の方々、また読者たちへの想いを綴った言葉たちであり、それだけでももう感涙だったのに、巻末の「貝寄風」を読んでもう完全にノックアウトでした。お腹を空かしたときに食べる食事がめちゃくちゃおいしいのと同じく、1年後だと思っていたこのシリーズの空気感に、まさか今この時期に出会えると思っていなかった突然のめぐり逢いがゆえに、なおいっそう胸に迫ってきたのではないかと思います。それにしても「貝寄風」には読後の今もまだ動揺がおさまりません。本当にすばらしい作品をありがとう。あなたの言葉は僕の心の中でいつも光となっています。
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レシピだけでなく、みをつくし料理帖にまつわる小噺、澪と野江の大坂での話と盛りだくさんで、種市の言葉を借りると「こいつぁいけねえ、いけねぇよぅ」です。 そして、レシピ集だけれど文庫本というのも嬉しいです。本編と一緒に並べて置けます。
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作中の料理を写真でみると想像してたのよりなお美味しそう。料理好きは溜まりません。お腹もすくし、料理を作りたくなるし、優しい語り口のエッセイ、そしてあの二人の掌編…。一冊で何度も味わえる、これこそみをつくし料理帖の醍醐味でしょう。さてさて、何から作ろうかな…。
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