置かれた場所で咲きなさい の商品レビュー

渡辺和子【著】

2013/01/14

シスターも完全に編集サイドにうまいこと転がされたな。というのが読後の第一印象。さすが、G社。

せっかくのシスターの素敵なお言葉が、安っぽい書内のレイアウトのせいで、一気に重みがダウン。

ただ、このシスター、人並みの人生を歩んでいるわけじゃない。

かの２・２６事件の時、父親の体に何十発もの銃弾がぶち込んでいく様子を目の当たりにしていたり、最年少で修道長になったり、鬱病を経験したり。。

だから、彼女の口からこぼれる人生に対する見方とか、思いとか、アドバイスとか、そこらへんの自己啓発本よりうん百倍も信憑性がある。

中でも、

「神は信じるものを拒まない」
「小さな死を神に捧げる」

がお気に入りの一節。

2013/01/07

渡辺和子先生に再会したような一冊。つまづいたり、さみしくなったら思い出したい。そうじゃなくても、定期的に読み返したいな。

2013/01/04

神に祈りたくなった一冊。こんな聖人のようになれるはずがないとか思うけど、とくに筆者の父の話や地下鉄のサマリア人の話には泣きそうになった。たしかに聖人になるのは無理だけど正しく生きよう。

2013/01/01

すごく心に響く言葉が多かった。
中でも一番好きな言葉は、「信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。」
相手の間違えを許せずにイライラしてしまうことが多い私にとってこの言葉との出会いはとても大きい。

2012/12/31

少し立ちどまって、自分の生き方や人への接し方などを考えさせてくれる素敵な一冊。もう一度読み返したくなるだろう。

2012/12/28

わかっていてもできていないことばかり。ため息とうなり声が止まりませんでした。河野進先生の「ぞうきんになりたい」が特に印象的。

困ったときに思い出され／用がすめばすぐに忘れ去られる／ぞうきん／台所のすみに小さくなり／むくいを知らず／朝も夜もよろこんで仕える／ぞうきんになりたい

2012/12/28

格式高い崇高なシスターのお言葉に何度もハハーッとなってしまいます。分かりやすい文章でやる気にさせてくれます。また、こころが軽くなる事もたくさんありました。

2012/12/24

最近周囲が騒がしくて、他人は他人と思いつつも私自身もかなり心を乱されつつ仕事をしている。そんなときに、たまたま立ち寄った本屋で母校の理事長であるシスター渡辺の本を見つけ、思わず手に取ってしまった。

私自身は思春期に彼女たちの教えを叩き込まれれ、刷り込まれているせいもあり、この本が受け入れやすい脳内環境ではあるとは思うが、読み終わった時に私のざわついた心も少し穏やかな気持ちになっていることに気付いた。このタイミングでこの本に出会えたことに感謝。

～迷うことが出来るのも、一つの恵み～

「選択する自由」を与えられたと思って、今後もより良い選択を出来ればいいなと思う。

2012/12/22

置かれた場に不平不満を持ち、他人の出方で幸せになったり不幸せになったりしては、私は環境の奴隷でしかない。人間と生まれたからには、どんなところに置かれても、そこで環境の主人となり自分の花を咲かせよう
変えられないことをいつまでも悩んでいても仕方ありません。前に進むためには、目の前にある現実をしっかりと受け入れ、ではどうするかということに思いを馳せること。
いきどおりながらも　うつくしいわたしであろうよ
哭きながら　哭きながら　うつくしいわたしであろうよ
不機嫌は立派な環境破壊
大切なのは、カルカッタに行くことより、あなたたちの周辺にあるカルカッタに気付いて、そこで喜んで働くこと
迷うことができるのも、一つの恵み
いつ、何が起きるかわからないから、いつも準備をしておく。
信頼は９８％。あとの２％は相手が間違った時の許しのために取っておく。
大切なのは、「人のために進んで何かをする」こと。

2012/12/20

シスターの言葉が身にしみる一冊。

人を100パーセント信頼しないで、98パーセント信頼する。この言葉は本当に深いなと思う。2パーセント疑うのではなく、2パーセント間違っても受け入れるという考え方はとても好きだ。

熟読っていうよりも、何回も何回も読み直したくなるような本。僕自身はキリスト教ではないけれど、ちょっと気持ちが楽になる。自分が迷ったり気持ちが乗らない時にまた読み直したい。