置かれた場所で咲きなさい の商品レビュー

渡辺和子【著】

2021/04/10

「生き方」シリーズ。落ち込んでいるときにこういう本に巡りあうと本当に助かる。神様の巡り合わせなんだろうか。「咲けない日もある。そんな日は下へ下へ根を下ろしましょう」「心の王様のご命令に従う」「心の爽やかさはお金では買えない」「人生にぽっかり空いた穴から、別の人生が見える」「エレベーターの閉ボタンを押さない」「一日の、一生の終わりに残るのは、集めたものではなく、与えたもの」「100％ではなく、98％信頼する。残りの2％は相手が間違った時の赦しのためにとっておく」「人の大きさは、心を乱されたことと同じ」

2021/04/07

置かれたところで咲きなさい
咲くということは、仕方がないと諦めることではありません。それは自分が笑顔で幸せに生き、周囲の人々も幸せにすることによって、神があなたをここにお植えになったのは間違いでなかったと、証明することなのです。

死にたいと思うほどに苦しい時、「苦しいから、もうちょっと生きてみよう」と呟いてください。苦しみの峠にいるとき、そこからは必ず下り坂になります。そして頂点を通り越すときに味わった痛みが、その人を強くするのです。

悩むからこそ人間でいられる。

母の背中を手本に生きる
子供は親や教師のいう通りにはなりませんが、親や教師のする通りにはなる。なってほしい子供の姿を親も教師も自ら示す努力をしなければならない。

文明の利器はたしかに「便利、安楽、スピード」をもたらしたが、その反面、人間から「待つこと、耐えること、静かに考えること」といった習性を奪ってしまったかのように思える

出会いの選択肢が多い昨今では「出会いを育てる」という感覚がなくなってきてしまっているのかもしれない。
いい出会いをするためには自分が苦労して出会いを育てなければならない。

迷うことができるのも、一つの恵み
自身がミャンマーを訪れたとき、ご飯を食べに屋台に出かけた。そこでは小学生ほどの女の子が母と共に食べ物を売っているのを見つけた。その時私は「この女の子は自分の好きなことやしたいと思うことを実現したり、する選択肢もなく生活のためにこの仕事をしているんだ」と感じた。自分たち日本人は多くの人が仕事を選ぶことができる。それはとても幸せなことだと深く考えさせられた旅行のひととき。

何事もネガティブではなくポジティブにとらえる。
こんな失敗をしてしまった⇒これでもう同じ失敗はしないな

2021/03/30

心穏やかになれました。
柔らかい文章で、本当にシスターのお話を聞いているような、心にじんわりと沁みてきます。

2021/03/26

心の栄養となるような、沁み入る言葉で溢れる一冊。著者はクリスチャンだが、宗教の壁を超えて参考にできる考え方が多く書かれている。また、大学学長も歴任しており、管理職としての心構えも記載されており、「まず相手の存在を認める」という考え方からスタートする指導方法は一見の価値あり。

印象的なエピソードを2つ。

①心に穴が開くことをおそれない
　人は誰でも辛いことがあり、心にぽっかり穴が空いてしまうことがある。その穴を直視しまいと塞ぐよりも、その穴を通じて見える新たな世界もある。事実を謙虚に受け止めることも大事。

②あいさつは存在を認める最良の手段
　いつでも誰にでも、分け隔てなくあいさつをする。その習慣が、自分は一人では生きていけず、みんなのおかげで生活ができていけているということの気づきにつながる。

2021/12/28

心が弱っている時
悩んでいる時
人生の節目

本を読んでここまで救われたのは初めてかもしれない。
自分の周りの人にいかに声をかけられてもらっていたかが染みた。
本を読んで初めて泣いた。

【3ポイント】
★くれない族
ねぎらってくれない。分かってくれない。評価してくれない。
咲くということは諦めることではなく、自分が笑顔で幸せに生き、周りを幸せにすること。

★良い出会いは自分が努力して、出会いを育てなければならない。
この人とは会うべくして会ったのだから、この縁を大切に育てていく。

★主体性としての笑顔
相手の出方によって左右されることなく、自分の人生を笑顔で生きていこうとする表れ。
不機嫌は立派な環境破壊。ダイオキシン出してない？

2024/05/10

【信州大学附属図書館の所蔵はこちらです】
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB09339236

2021/03/23

最初に「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を聞いた時、どこか諦めの気持ちを感じ、好きになれず、当時話題になっていた本書を読む気になりませんでした。
年を重ね、本書を手に取ってみると、「咲くということは、仕方がないと諦めることではなく、笑顔で生き、周囲の人々も幸せにすること」であり、日々を幸せに生きるための心構えを教えてくれました。心に響く言葉が多くあり、時々読み返すことになりそうです。

2021/03/22

暇　ではなく　日間　日の当たる間
仕事は大事だが自分自身を失ってはいけない

まず考え、次に感じ、その後に行動する。

出会いを育てる意識
この方と私は会うべくしてあったのだから、このご縁を大事にしよう
出会っただけでは信頼関係を結べない、このご縁を大切にしようという気持ちを育てていく

何もできなくて良い、ただ笑顔でいよう

あなたが大切だ、あなたは宝石だ
そのことを実感させるためには、心に届き、身に染みる愛情が必要

人生に穴が開いた時、その穴が開くまで見えなかったものを、穴から見るという生き方も大切

時間の使い方は、いのちの使い方
待つことで、ゆとりができる

人間の可能性を引き出すのに必要なのは
許容の風土

希望には叶わないものもあるが、大切なのは希望を持ち続けること

毎日が、私の1番若い日

一生の終わりに残るものは、我々が集めたものではなく、我々が与えたものだ

墓に布団はかけられず

迷った時は、プラスとマイナスを書き出し、その重みによって決める

老い
人のために働くよりも、謙虚に人に世話になり、まことのふるさとに行くために。自分をこの世につなぐ鎖をひとつずつ外していくこと。

大事なものは、おもてに出ない

君は君、我は我なり　されど仲良き

100%信頼したらダメ、98%にしなさい。残りの2%は相手が間違えた時の許しのために取っておきなさい。

大切なのは、人のために進んで何かをすること

神様とお約束がしてあるの。フラッシュがたかれるたびに笑顔で応じますから、魂をひとつお救いください。　byマザーテレサ

小さなことに、大きな愛をこめることはできる

相手を生かす、温もりのある言葉を使える自分でいたい

小さな死　わがままを抑えて、他人の喜びとなる生き方をすること、面倒くさがらず笑顔で行うこと、仕返しや口答えを我慢することなど
大きな死のリハーサルとして、小さな死を生きている間にしておくこと

いつまで生きられるか分からない。
だからこそ、心がけて過ごしていきたいことが多く書かれていた。

2021/03/21

高校時代に勧められて読んだ思い出の本。
どんな場所（環境）であろうともその場所で花を咲かせることが大切。

辛いことがたくさんあって前を向きたい時にこの本に出会った言葉を思い出す。

2021/03/06

心に留めておきたい言葉にいくつも出会える。

日々遭遇する小さな苦しみを笑顔で受け止め
祈りの花束にして神に捧げたい。

私たちには偉大なことはできません。しかし、小さなことに大きな愛をこめることはできるのです

言葉ほど恐ろしいものはない。使い方を間違えれば凶器にもなる。言葉を無機質なものにしてはいけない。